英語で「もちろん」と言いたいとき、つい “of course” ばかり使っていませんか?
“of course”は便利な表現ではありますが、実は「もちろん」にあたる英語は一つではなく、状況やフォーマル度によってさまざまに言い換えることができます。
相手の発言を正しく理解して、適切な「もちろん」を返せるようになれば、英語でのコミュニケーションは格段にスムーズになりますよ。
この記事を読めば
- 「もちろん」を表す基本表現
- 会話・メール・プレゼンなど場面別の使い分け
- 「もちろん」の英語表現を使いこなす方法
などがわかります。
“of course”一辺倒から卒業し、豊かな表現力を身につけたい方は、ぜひご一読ください。
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英語で「もちろん」を表す基本表現
「もちろん」に該当する英語表現は複数あり、場面やニュアンスによって使い分けが必要です。
まずは代表的な表現を押さえ、感覚的にどの場面で使えるのかを理解しておきましょう。
「Of course」の意味と使い方
“Of course” は最もよく知られた「もちろん」の表現です。相手からの依頼に「もちろん」と答えたり、前提として当然だと言いたいときに使えます。
例:
A: Can you send me the report by tomorrow?
(明日までにレポートを私へ送ってもらえますか。)
B: Of course.
(もちろんです)
注意したいのは、文脈によっては「当然でしょ」という少し上から目線に響くことがある点です。特に接客などの場面では、以下のような柔らかい言い方と併用すると安心です。
例:
- Of course, I’d be happy to.
(もちろんです、喜んで対応いたします。)- Of course, I appreciate your consideration.
(もちろんです、ご配慮に感謝いたします。)
「Sure」「OK」など会話でよく使うカジュアル表現
カジュアルな会話では “Sure” “OK” “Yeah, no problem” などが頻繁に使われます。特に “Sure” は柔らかく自然で、日常会話での承諾には最適です。
例:
A: Can you join us for lunch?
(私たちと一緒にランチに行きませんか?)
B: Sure!
(もちろん!)
親しい相手やラフな場面で使いましょう。フォーマルなメールや会議では避けるのが無難です。
「Absolutely」「Certainly」などフォーマル・丁寧な表現
ビジネスやフォーマルなやり取りでは “Absolutely” や “Certainly” が便利です。確信を持って「もちろんです」と伝える丁寧な言い方です。
例:
A: May I ask you a few questions?
(いくつか質問をしてもいいですか。)
B: Certainly.
(もちろんどうぞ)
語調がしっかりしているため、ビジネスメールにも適しています。
「Naturally」「Indeed」など上級表現
少し上級者向けですが、“Naturally” や “Indeed” も「もちろん」「当然」の意味を持ちます。論理的な説明やプレゼンなどで使うと、説得力が増します。
例:
- Naturally, we considered the risks.
(当然、リスクは考慮しました)- Indeed, this result was expected.
(もちろん、この結果は予想していました)
“Naturally” は 「当然〜だ」という客観的な前提を述べるときに使います。
Indeed” は直前の内容を強調・裏付けするときに使うのが基本です。フォーマルな場面で使うと自然ですよ。
場面別で使い分ける「もちろん」英語フレーズ
同じ「もちろん」でも、場面によってふさわしい言い回しは変わります。ここでは実務でよくある場面ごとに自然な表現を紹介します。
会話で即答するとき(承諾・同意)
ちょっとしたお願いや誘いに答えるときは、テンポよく返すことが大切です。相手の言葉を繰り返さず自然なスピードで「もちろん」と返せると、英語らしい会話の流れになります。
カジュアルな場面では、やや軽めのトーンで伝えるのが自然です。
- Of course.(もちろん)
- Sure.(もちろん/いいよ)
- Absolutely.(もちろん/まったくその通り)
いずれも「いいよ」「もちろん」と軽やかに同意するニュアンスです。声のトーンを明るくすることで、さらに自然に聞こえます。
ビジネスメールで丁寧に伝えるとき
ビジネスメールでは、カジュアルな表現は避け、ややフォーマルで丁寧な言い回しを選びましょう。
単に「もちろん」と答えるだけでなく、「喜んで対応します」と添えることで、丁寧さと誠実さが伝わります。
- Certainly.(もちろんです)
- I’d be happy to.(もちろんです/喜んで対応いたします)
- I’ll be glad to.(もちろんです/喜んでお手伝いします)
感情を込めつつ、落ち着いた印象を与えられるため、社外メールや上司への返信などでよく使われます。
プレゼン・会議で前置きとして使うとき
説明や意見を述べる前に「もちろん」と付け足すことで、自信と説得力を演出できます。「言うまでもなく〜」「当然ながら〜」といったニュアンスで、論理的な展開にスムーズにつなげられます。
- Of course, as I mentioned earlier, …(もちろん、先ほど述べたように…)
- Naturally, this leads to…(当然ながら、これは〜という結果につながります)
論理展開のつなぎとして便利で、聞き手に安心感を与える効果もあります。
「もちろん〜するつもりです」「もちろん〜できます」と伝えるとき
自分の意思や能力を伝えるときに「もちろん」と添えると、前向きで協力的な印象になります。
相手の依頼や期待に応える姿勢を示すことで、信頼感も高まります。
- Of course, I will.(もちろん、そのつもりです)
- I can certainly do that.(もちろん、それができます)
- I’ll be happy to help.(もちろん、お手伝いします)
依頼や提案への返答として使うと、積極的な態度が伝わりやすくなります。
「もちろんですとも」と強調したいとき
熱意や強い肯定を込めたいときは、やや感情的な表現を使いましょう。
以下の表現を使うことで相手に「間違いなくそうだ」と強く伝えることができる他、会話の勢いをつける効果もあります。
- Absolutely!(もちろんですとも!)
- Definitely!(もちろん!絶対に!)
- Of course I will!(もちろんやります!)
ただしビジネスでは多用すると大げさに聞こえるので、適度に使いましょう。プレゼンでの強調や、チームメンバーへの励ましに向いています。
「もちろんですが…」と逆接を述べるとき
一旦肯定した上で、条件や制限を付けるときに便利です。
相手の意見を尊重しつつ、異なる意見や注意点をやわらかく伝えたいときに使います。
- Of course, but…(もちろんですが…)
- Sure, however…(もちろんですが、しかし…)
やや柔らかく反対意見を述べたいときに使え、会議や交渉の場で重宝します。
「もちろんではない」「当然〜ではない」と否定する
「必ずしも〜とは限らない」「当たり前ではない」と言いたいときに使う表現です。
強い否定ではなく、慎重なニュアンスを含むため、議論や交渉でよく使われます。
- Not necessarily.(必ずしもそうとは限りません)
- It’s not always the case.(いつもそうとは限りません)
一部例外があることを示したり、意見の幅を広げるときに便利です。
「もちろん〜だと思っていた」と過去形で言う
過去に「当然そうだと思っていた」という気持ちを伝える表現です。事後報告や反省の文脈など、振り返りを述べるときによく使われます。
- I thought so, of course.(もちろん、そう思っていました)
- I naturally assumed that.(もちろん、そのように考えていました)
過去形になることで、「今は違うと分かった」という含みを持たせることもできます。
「もちろんのことながら」「言うまでもなく」と述べる
「前提として当然」と強調したいときの表現です。
新しい情報というよりは、誰もが理解している事実を念押しするイメージです。報告書やプレゼン資料など、やや硬い文脈でよく使われます。
- It goes without saying that…(〜は言うまでもありません)
- Needless to say, …(言うまでもなく〜です)
聞き手に「これは前提だ」と伝えたうえで、本題に入るときに効果的です。
「もちろん」を避けたほうがよい場面
「もちろん」という言葉は便利ですが、使いどころを誤ると逆効果になることもあります。例えば依頼を断るときに Of course not と言うと、冷たく突き放す印象を与える恐れがあります。
また、相手の勘違いを指摘する際に Of course と言うと、「そんなの当たり前だ」と皮肉っぽく響いてしまうこともあります。
さらに、安易に「もちろん」と答えると、実現が難しい依頼まで安請け合いしてしまい、あとで信頼を損ねる可能性もあるのです。
こうした場面では、I’m afraid I can’t(申し訳ありませんができません)や Actually, it’s a bit different(実は少し違うんです)など、柔らかく丁寧に説明する表現を選ぶよう心がけましょう。
正しく使い分けるには「リスニング力」が必要
「もちろん」を使い分けるには、相手の意図を正確に聞き取る力が欠かせません。
相手がカジュアルに話しているのか、フォーマルな場なのかを判断できないと、表現の選び方を誤ってしまうからです。ここからはリスニング力の重要性とリスニング力向上の方法を解説します。
相手の意図を理解できないと正しい「もちろん」が選べない
そもそも相手の言っていることを理解できなければ、「もちろん」と返答することができません。また大まかな意味がわかってもニュアンスが理解できなければ、適切な「もちろん」の英語表現を選ぶことも不可能です。
例えば相手が丁寧な口調で依頼しているのに、軽い “Sure” と返すと、そっけない印象を与えてしまうことがあります。逆にカジュアルな会話に “Certainly” と返すと、堅苦しく距離を感じさせてしまうでしょう。
相手の言葉をきちんと聞き取り、状況や感情をくみ取る力があることで、適切な「もちろん」が選べるようになります。
つまり正しく「もちろん」の英語表現を使い分けるには、リスニング力が必要不可欠なのです。
リスニング力を鍛えるなら「シャドーイング」がおすすめ
リスニング力を高めるには、シャドーイングが非常に効果的です。
シャドーイングは英語音声を1〜2語遅れて声に出して追いかける学習法で、音を単語やフレーズとして捉える「音声知覚」が鍛えられます。例えば「ラナウェイ」という音が聞こえたとき、音声知覚が自動化されていると、即座に「run」と「away」の2語だと認識できるようになるのです。
また音声知覚が鍛えられることで意味理解にも余裕が生まれます。
「ラナウェイ」→「run」と「away」→「逃げる」という音から意味を理解するまでのプロセスがスムーズになり、結果としてリスニング力が向上するのです。
さらに音源の完全再現を繰り返す中で、英語特有の音やリズムといったものに慣れることができ、スピーキングにもポジティブな効果があります。
加えて、シャドーイング前にスクリプトをチェックし単語や文法の意味を調べてから取り組むことで、文法力や単語力といった英語の基礎力も底上げできるのもシャドーイングのメリットです。

「シャドテン」で英語の「もちろん」を使いこなそう
英語で「もちろん」を自然に使い分けるためには、まず相手の言葉を正確に聞き取るリスニング力が欠かせません。そのリスニング力を効率的に伸ばしたいなら、シャドーイングに特化したアプリ「シャドテン」がおすすめです。
シャドテン最大の特徴はプロが毎日あなたの音声を添削してくれる点です。
英語特有の音声変化・発音・イントネーションなどをプロが丁寧にフィードバックしてくれるので、自分では気づきにくい弱点も的確に修正できます。
さらに、4つのアクセント・1000以上の教材が用意されており、興味のある題材でトレーニングできるのも魅力です。AB再生・スピード調整・スクリプト表示切り替えなど、シャドーイングしやすい機能も充実しています。
「英語で自然に“もちろん”と言いたい」「相手のニュアンスを正しく聞き取って対応したい」と思う方は、まずシャドテンでリスニング力を鍛えてみてください。
確かな聞き取り力が、あなたの「もちろん」をもっと自然で洗練されたものにしてくれます。
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