- 英語の会議で、聞き取りが速すぎて要点を逃してしまった
- 会議冒頭の挨拶の一言が出ずに固まる
そんな経験はありませんか。
本記事では、英語の会議において場面別にすぐ使える定型フレーズをご紹介します。次の会議で「最初の一言が出る」「相手の意図がすっと分かる」を目指す実践ガイドです。
準備をしっかりと行い、次の英語会議に向けて自信を積み上げていきましょう。
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はじめに:英語会議で抱える3つの悩み
英語会議でつまずきやすいのは、最初のあいさつが決まらないこと、相手の発言が聞き取りにくく発言の機会を逃すこと、文字で覚えたフレーズが音になると分からなくなることの3つです。
ここでは、それぞれの原因を簡潔に整理し、今すぐ試せる対処法と練習のコツを順に紹介します。
まずは冒頭の一言から整えていきましょう。
会議の冒頭でうまく挨拶できない
第一声は場の空気を決めます。日本語の丁寧表現を直訳すると前置きが長くなり、参加者の集中が散りがちです。
会議の冒頭の鍵となるのが「短く明るく」、そして会議の目的へ自然に話題を変えることです。また、使い回せる定型を数個用意しておくと、緊張しても言葉が出やすく、立ち上がりが安定します。
質問や意見が聞き取れず発言に戸惑う
内容が拾えないと、言いたいことがあっても声が出ません。英語の速さだけでなく、省略や言い換えなどが「聞こえない」原因として挙げられます。
聞き取れない場合は、流れを止めずに軽く聞き返したり、要点を自分の言葉で確かめたりしましょう。
今どこを話しているのかをこまめに確認できれば、自信を持って合いの手を入れたり、質問で議論を前に進めたりできるようになります。
フレーズは知っていても音声変化で意味がつかめない
テキストで覚えた表現も、会議のスピードで話されると別物に聞こえることがあります。単語がつながったり弱くなったりして、細かい部分が聞き取れず、会話全体の理解が追いにくくなるからです。
対策としておすすめなのは、綴りではなく実際の英語のリズムを体で覚えることです。
シャドーイングなどで英語の音を口で再現する練習を取り入れると、会話の理解の速さが一段上がります。

シーン別|今すぐ使える英語会議フレーズ
英語会議ではテンポが重要です。長い文を用意するよりも、状況に合う短いフレーズを用意するのが役立ちます。
ここでは、英語会議で使いやすいフレーズを場面別に厳選してご紹介します。
まずは、各項目から2〜3個を選び、声に出して覚えるようにしましょう。発話の立ち上がりが速くなり、聞き手の負担も下がります。
会議の冒頭で自然に挨拶するフレーズ
会議の冒頭には、自然な挨拶のフレーズを使いましょう。参加者の音声状態や接続確認を添えると、オンラインでも滑らかに始められます。
定型を用意しておけば、緊張しても口が動きます。ここで勢いを作り、そのまま本題へ入っていきましょう。
以下は、会議の冒頭に使える挨拶のフレーズをまとめました。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
Good morning/afternoon, everyone. | 皆さん、おはようございます/こんにちは。 |
Thanks for joining today. | 本日はご参加ありがとうございます。 |
Shall we get started? | そろそろ始めましょうか。 |
Can you all hear me okay? | 音声は問題なく聞こえますか。 |
Let me set the context. | 背景を簡単に共有します。 |
Here’s how we’ll run today. | 本日の進め方をお伝えします。 |
Any quick updates before we begin? | 始める前に簡単なアップデートはありますか。 |
自己紹介を簡潔に行うフレーズ
自己紹介は、「所属・役割・目的」を言うことができれば問題ありません。呼び名を先に決め、会議での責務を一言で示すと、その後の発言がしやすくなります。
長い経歴は不要です。
相手の理解を助けるため、担当領域や今日のゴールに直結する情報に絞りましょう。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
I’m ___ from ___. | ___の___と申します。 |
I lead/handle ___. | ___を担当しています。 |
I’ll be facilitating today. | 本日の進行を務めます。 |
Please call me ___. | ___と呼んでください。 |
I’m here to decide on ___. | 今日は___の決定のために来ています。 |
I’ll keep us on time. | 時間管理を担当します。 |
Happy to connect with you all. | 皆さんとご一緒できて光栄です。 |
自信を持って意見を述べるフレーズ
主張は「立場→結論→根拠」の順で短く伝えましょう。強弱を調整できる言い回しを持つと、場の熱量に合わせて話の内容に踏み込むことができます。
また、数値や顧客視点を添えると説得力が増すので、積極的に入れてみましょう。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
In my view, … | 私の考えでは… |
I’m confident that … | …だと確信しています。 |
The data suggests … | データは…を示しています。 |
From a customer standpoint, … | 顧客の立場から見ると… |
It seems reasonable that … | …は妥当だと思います。 |
Unless I’m missing something, … | もし見落としがなければ… |
My recommendation is to … | 私の提案は…です。 |
同意をスマートに示すフレーズ
相手の意見に賛成するときは、単なる“Yes”で終わらせず、相手の論点に積み上げると議論が進みます。
全体の合意を取るときは、反対の有無を短く確認して前へ進めましょう。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
Agreed. | 賛成です。 |
I couldn’t agree more. | 全くその通りです。 |
That aligns with our findings. | それは当社の知見と一致します。 |
To build on that, … | それに付け加えると… |
One more point is … | もう一点は…です。 |
Any strong objections? | 強い反対はありますか。 |
Sounds good to me. | 私は問題ないです。 |
反対意見を丁寧に伝えるフレーズ
否定は対立を生まないよう、丁寧に伝えるのがベターです。相手の視点を認めた上で、懸念と代替案をセットで出すと建設的な意見となります。
感情語は避け、リスクやコストといった客観軸で語るように意識しましょう。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
I see your point; however, … | お考えは分かりますが、… |
I have a slightly different take. | 少し異なる見方があります。 |
I’m concerned about … | …が懸念です。 |
Instead, could we … ? | 代わりに…はどうでしょう。 |
What if we tried … ? | …を試すのはどうですか。 |
The trade-off is … | トレードオフは…です。 |
I suggest we revisit this later. | これは後ほど再検討しましょう。 |
相手の発言を聞き返すフレーズ
意味の取り違えを防ぐため、理解を確認すると安心です。聞き返しは遠慮なく、しかし礼儀正しく行いましょう。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
Could you say that again? | もう一度おっしゃっていただけますか。 |
Did you mean ___ ? | ___という意味でしょうか。 |
I missed the last part. | 最後の部分を聞き逃しました。 |
You were cutting out. | 音声が途切れていました。 |
Would you mind speaking up? | もう少し大きな声でお願いできますか。 |
So, if I understood correctly, … | 私の理解が正しければ… |
Let me confirm: you said … | 確認させてください。あなたは…と言いましたね。 |
例やデータを提示して説得するフレーズ
主張には、根拠を合わせて伝える必要があります。例やデータを掲示することで信頼感が上がります。
後で共有する旨を添えれば話を遮ることなく会議を進められるため、すぐに出せない場合のフレーズも用意しておくと良いでしょう。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
For example, … | 例えば…です。 |
According to last quarter’s data, … | 直近四半期のデータによれば… |
Our survey indicates … | 当社調査では…が示されています。 |
Compared with last year, … | 昨年と比べると… |
Versus competitors, … | 競合と比べると… |
I can share the file after the call. | 会議後に資料を共有します。 |
The numbers back this up. | 数字がこれを裏づけています。 |
資料や画面を共有するフレーズ
遠隔では操作案内もコミュニケーションの1つとなります。資料や画面の見え方の確認、ページ指定、リンク共有までを手早く行いましょう。
相手の負担を下げるだけで、議論の質が上がります。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
I’ll share my screen now. | これから画面を共有します。 |
Please let me know if it’s not visible. | 見えない場合は教えてください。 |
Could you go to slide 10? | スライド10へ移動していただけますか。 |
Zoom in a bit here. | ここを少し拡大してください。 |
I’ll drop the link in the chat. | チャットにリンクを貼ります。 |
Let me highlight this part. | この部分を強調します。 |
I’ll send the deck afterward. | 後ほど資料を送付します。 |
決定事項を明確に確認するフレーズ
会議の終盤には、決定事項を確認するようにしましょう。曖昧さを残さない言い切りが大切です。
議事録化をその場で宣言し、合意の取りこぼしを防ぐのも良いでしょう。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
So the decision is: … | 決定事項は…です。 |
Action items: ___ will ___ by ___. | 施策:___が___を___までに行います。 |
Let’s lock this in. | これで確定としましょう。 |
Any objections? | 異議はありますか。 |
I’ll summarize in an email. | 要点をメールでまとめます。 |
Please confirm ownership. | 担当を確認してください。 |
We’re all aligned. | 認識は一致しています。 |
次回会議の日程を調整するフレーズ
会議の最後には、解散前に次回の日程を押さえておきましょう。確定しない場合は締切を決め、メールで決めるようにするのがポイントです。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
Shall we reconvene next Tuesday? | 次の火曜に再集合しませんか。 |
Does the same time work? | 同じ時間で大丈夫ですか。 |
I’ll propose a few slots. | いくつか候補をお送りします。 |
I’ll send a calendar invite. | カレンダー招待を送ります。 |
Let’s finalize over email by EOD. | 本日中にメールで確定しましょう。 |
Please hold for 30 minutes for this. | 30分確保をお願いします。 |
オンライン会議ならではの便利フレーズ
オンライン会議であれば、音声やチャットの使い方、入退室の案内など、遠隔ならではの障害を先回りで解消しておきましょう。
小さな配慮が全体の生産性を大きく変えます。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
You’re on mute. | ミュートになっています。 |
There’s an echo on your mic. | マイクが反響しています。 |
Let’s use the chat for side questions. | 付随質問はチャットでお願いします。 |
Please raise your hand to jump in. | 発言時は挙手機能を使ってください。 |
We’ll wait one more minute. | もう1分だけお待ちします。 |
Recording has started. | 録画を開始しました。 |
フレーズを知っていても聞き取れない理由
テキストで覚えた表現が会議で聞き取れない主因は、英語特有の音声変化にあります。単語同士が連結し、機能語が弱くなり、音が脱落するため、見て覚えたフレーズと耳で届く音が一致しません。
ここでは、その仕組みを整理し、聞こえ方を変える練習としてシャドーイングを紹介します。
会議フレーズとの相性の良さも合わせて解説しますので、ぜひ参考にしてください。
音声変化(リンキング・弱形・脱落)が起きるワケ
英語は単語を一語ずつ区切らず、息の流れの中で発音します。
母音と子音がつながるリンキング、toやforなどが短く弱くなる弱形、語末子音が落ちる脱落が重なると、表記と音がずれてしまうのです。
例えばwant toがワナのように縮まり、join usがジョイナスのように聞こえます。仕組みを知れば、音の連なりを恐れず要点に集中できるでしょう。
聞き取りを底上げする「シャドーイング」とは
シャドーイングは、聞こえてきた音声の直後を影のように追って声に出す英語学習法です。
シャドーイングを続けることで、want toがワナ、join usがジョイナスのように聞こえるというような英語特有の音声変化に慣れることができます。
なお、シャドーイングは以下の手順に沿って行ってください。
- 音声を聞き、内容がどのくらい理解できるかを確認する
- スクリプトと音声を照らし合わせ、内容と発音を確認する
- オーバーラッピング(音声に合わせてスクリプトを音読する)を5回程度行う
- 必要に応じてマンブリング(スクリプトを見ずに小声で音声を追いかける)を1〜3回程度行う
- シャドーイングを20回以上行う
- 録音と振り返りを行う
2日目以降は上記の⑤と⑥を繰り返し、シャドーイングは30回以上を目安に行ってください。
シャドーイングの詳しいやり方については以下の記事でも具体的に解説していますので、ぜひ参考にしてください。

まとめ
英語会議で結果を出す鍵は、使いやすい定型を持ち、音声変化に耐える耳を育てることです。本記事の内容を参考に、会議で使い回せる短いフレーズをストックしておきましょう。
並行して、シャドーイングを継続して英語特有の音声変化に慣れるのも有効的です。
そこでおすすめなのが、シャドーイング特化型アプリ「シャドテン」です。
シャドテンを使えば、英語のプロが毎日あなたのシャドーイング音声を添削してくれるため、自分では気づけないような音の間違いにも気づけるようになり、結果として効率的な学習ができるようになります。
1,000もの教材が用意されているため、自分の英語レベルや目的に合わせてシャドーイングの練習ができるのも魅力の1つです。
ぜひこの機会にシャドテンを利用して、次の英語会議の準備をしませんか。
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