「協調性」を英語でどう表現すればよいのか、迷ったことはありませんか?
履歴書や職務経歴書に「私は協調性があります」と書きたい、あるいは面接でしっかり伝えたいと思っても、単純に直訳してしまうと相手に不自然に聞こえるのではないか、と不安に感じる人は多いものです。
特に英語を使うビジネスの場では、言葉のニュアンスや使い分けが評価に直結するため、正しい表現を知っておくことは大切です。
本記事では、「協調性」を表現するための代表的な英単語や、その違いをわかりやすく整理したうえで、履歴書や面接、職場のコミュニケーションといったシーン別で使える実践的なフレーズをご紹介します。
英語を勉強している社会人にとって、キャリアアップや就職・転職活動にも役立つ内容になっていますので、ぜひ最後まで読み進めて、自分に合った表現を身につけてください。
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「協調性」は英語でなんと言う?基本表現とニュアンスの違い
「協調性」と一口に言っても、英語には複数の表現があります。
代表的なのは cooperation、collaboration、coordination です。日本語ではすべて「協力」や「協調」と訳されがちですが、ニュアンスに違いがあります。
- cooperation:相手に協力する姿勢そのものを指します。日常会話やビジネスでも幅広く使われる表現です。
- collaboration:共に作業し、成果を生み出す「共同作業」という意味合いが強い言葉です。クリエイティブな仕事や研究開発などに多く使われます。
- coordination:物事を調整し、秩序を保ちながら進める意味を持ちます。プロジェクト管理やチーム調整の場面で適しています。
また、人材評価や面接では「協調性がある人」を team player や work well with others と表現することが一般的です。単に「協調性がある」と言うよりも「チームに貢献できる姿勢」を強調する言い回しの方が自然に伝わります。
ネイティブが使う「協調性」関連イディオム・定番フレーズ
英語ネイティブは「協調性」を表すとき、単語だけでなくイディオムや定番フレーズを自然に使います。こうした表現は教科書的な英語よりも会話でよく登場し、職場や日常のやり取りをスムーズにします。
例えば「同じ認識を持つ」「力を合わせる」といった意味合いを伝えるフレーズは、協調的な姿勢を端的に表現できます。
これらを身につけることで、単に「協調性があります」と言うのではなく、実際のやり取りで自然に協調的なニュアンスを示すことができます。
以下に代表的なイディオムを一覧で紹介します。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
be on the same page | 認識を共有する、一致している |
pull together | 力を合わせる、一丸となる |
pitch in | 協力して手伝う |
go the extra mile | 協力して一歩多く努力する |
lend a hand | 手を貸す、助ける |
イディオムは直接「協調性」という言葉を使わなくても、相手に「この人は協力的だ」と印象づける効果があります。
特にビジネスやチームワークの場面では頻出するため、フレーズとして覚え、会話やメールで使えるようにしておくと実践的です。
シーン別「協調性」を伝える英語フレーズ集
「協調性」を英語で表現するといっても、使う場面によって適切なフレーズは変わります。
履歴書や職務経歴書では実績と結びつける必要がありますし、面接では協調性をエピソードを交えて示すことが重要です。
さらに、職場で同僚を褒めたり、逆に協調性が不足している相手に指摘したりする場合には、相手に配慮しながら伝える表現が求められます。加えて、ビジネスメールでは依頼や感謝を協調的に伝えることで円滑な関係を築けるでしょう。
ここではシーンごとに活用できる実践的なフレーズをご紹介します。
履歴書・職務経歴書で使える表現例
英文履歴書では「協調性があります」だけでは不十分で、採用担当者は具体的な成果やエピソードを求めています。そのため、単なる抽象的な形容詞よりも、行動や結果とセットで書くことが大切です。
プロジェクト成功やチーム貢献といった文脈に協調性を落とし込むことで、より信頼性のあるアピールになります。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
Demonstrated strong collaboration skills by leading cross-functional projects. | 部門横断プロジェクトをリードし、強い協調性を発揮した。 |
Recognized as a reliable team player contributing to successful product launches. | 信頼できるチームプレーヤーとして認められ、製品の成功に貢献した。 |
Effectively coordinated with multiple departments to achieve deadlines. | 複数部門と効果的に調整し、期限を達成した。 |
面接で協調性をアピールするフレーズ例
面接での協調性アピールは、経験に基づいた具体的なエピソードが重要です。
抽象的な「協調性があります」よりも、環境作りや調整力など、自分の行動を明確に示すことで説得力が増します。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
I always strive to create a supportive environment where colleagues feel comfortable sharing their ideas. | 同僚が安心して意見を共有できる環境を作るよう常に努めています。 |
In my previous role, I coordinated with multiple departments to ensure smooth project delivery. | 前職では複数部門と調整し、プロジェクトが円滑に進むようにしました。 |
I value teamwork and actively look for ways to support my colleagues. | チームワークを大切にし、同僚を支える方法を常に探しています。 |
上司・同僚を褒めるときの協調性フレーズ
相手の協調性を褒めるときは、行動やチームへの影響に注目すると効果的です。
単なる「いい人」という評価ではなく、チーム効率や雰囲気改善に結びつけて伝えると相手も納得しやすく、モチベーションが高まります。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
She is highly cooperative and always willing to help others. | 彼女は非常に協力的で、常に他者を助けようとします。 |
He shows excellent teamwork and contributes positively to the group. | 彼は優れたチームワークを示し、グループに前向きな貢献をしています。 |
Their coordination skills make the entire team more efficient. | 彼らの調整力により、チーム全体がより効率的になっています。 |
協調性が足りない人にやんわり指摘する英語表現
否定的に伝えるのではなく、「一緒に改善しましょう」という前向きなトーンを意識するのがポイントです。
やんわりとした表現を使うことで相手を傷つけず、自然に改善の方向へ導くことができます。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
I think we could benefit from more open communication within the team. | チーム内でもっとオープンなコミュニケーションがあると良いと思います。 |
It would be great if we could align more closely on this project. | このプロジェクトで、よりしっかり意見を同じ方向に向けると良いですね。 |
Let’s try to coordinate more so everyone is on the same page. | 全員が同じ認識を持てるよう、もっと調整していきましょう。 |
ビジネスメールで協調的に依頼・感謝を伝える例文
ビジネスメールでは、依頼を柔らかく表現し、感謝の一言を添えるだけで協調的な印象が高まります。
国際的な職場では特に、直接的な命令形よりもこうした協調的な言い回しが円滑な関係づくりに役立ちます。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
I would appreciate your support in finalizing this report. | この報告書を仕上げるにあたり、ご協力いただけると幸いです。 |
Thank you for your cooperation in meeting the deadline. | 期限遵守にご協力いただきありがとうございます。 |
I look forward to working closely with you on this project. | このプロジェクトで一緒に取り組めるのを楽しみにしています。 |
単語やフレーズを「使える英語」にするために必要なこと
「協調性」を示す英語表現をたくさん覚えても、実際の会話で使いこなせなければ意味がありません。特にネイティブや海外の同僚との会話では、自分が話す力以上に「相手の発言を理解できるか」が重要です。
なぜなら、協調性とは相互のやり取りを通じて発揮されるものであり、聞き取れなければ適切に対応できないからです。
ここでは「聞き取りの課題」「リスニングを鍛える学習法」「社会人が効率よく伸ばすためのおすすめアプリ」という流れで解説します。
フレーズを覚えても「聞き取れなければ」会話にならない問題
多くの学習者が陥るのは、「フレーズを知っているのに会話で使えない」という悩みです。原因の1つは、英語の音が文字通りに発音されないことにあります。
リエゾン(音のつながり)や弱形(音の脱落)によって、知っているはずの単語が聞き取れなくなるのです。
例えば work with others が「ワークウィズアザーズ」ではなく「ワークウィザァザーズ」のように聞こえる場合、知識だけでは対応できません。
協調性を表すフレーズを学んでも、相手の言葉を理解できなければ会話は成立せず、実際の現場では「協調的に振る舞えない」結果になってしまいます。

リスニング力を高める学習法「シャドーイング」とは?
リスニング力を伸ばす効果的な方法として注目されているのが「シャドーイング」です。これは、流れてくる音声をほとんど同時に声に出して繰り返すトレーニングで、発音とリスニングの両方を鍛えられます。
特徴は「文字に頼らず耳で聞いた音をそのまま再現する」ことにあります。これにより、音声変化に強くなり、実際の会話スピードでも聞き取れる力が身につくのです。
社会人学習者にとって、限られた時間で効率的にリスニング力を伸ばす方法として非常に有効であり、英語教育の現場でも効果が認められています。
なお、シャドーイングの詳しいやり方については以下の記事を参考にしてください。

社会人におすすめの学習サービス「シャドテン」
シャドーイングを独学で続けるのは難しく、「自分の発音やリズムが正しいのか分からない」と挫折してしまう人も少なくありません。
そこで役立つのが シャドテン です。
シャドテンはシャドーイング特化型のアプリで、プロが毎日添削してくれるのが最大の特徴です。音声変化を中心に「良かった点」「改善点」を具体的にフィードバックしてくれるため、弱点が明確になり効率的に伸ばせます。
さらに、アメリカ・イギリスを含む4つのアクセントに対応し、1000以上の教材が揃っています。
ABリピートや速度調整、スクリプト表示の切り替えなど、継続しやすい機能も充実していて、社会人が忙しい中でも実力を上げられる環境が整っているのも魅力の1つです。
「協調性」について英語で表現しつつ、相手の発言を確実に理解できる力を磨くなら、シャドテンは大きな味方になるでしょう。
まとめ|協調性を英語で表現できる+聞き取れる力が最強
協調性を英語で伝える方法は一つではなく、cooperation、collaboration、coordination のように状況に応じて使い分ける必要があります。
履歴書や面接では、抽象的に「協調性があります」と言うよりも、具体的な行動や成果を示すことで説得力が増します。また、職場での褒め言葉ややんわりとした指摘、メールでの依頼や感謝など、シーンに応じた協調性フレーズを知っておくと実践的です。
ただし、フレーズを覚えるだけでは実際の会話で十分に活かせません。相手の英語を聞き取れなければ、いくら表現を知っていても会話は成立しないからです。
だからこそ「協調性を英語で表現する力」と「聞き取れる力」の両方を伸ばすことが不可欠です。そのための学習法として有効なのがシャドーイングであり、継続的に取り組むことでリスニング力を高められます。
「協調性を英語で表現できるようになりたい」「実際の会話で聞き取れる力をつけたい」と思う方は、ぜひ一度「シャドテン」を体験してみてください。
プロの添削を受けながら学べる環境は、独学では得られない大きな成長を実感できるはずです。
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