会話やメール、プレゼンなどで「金額」を英語で伝えたいとき、どの単語を使えばいいのか迷ったことはありませんか?
“price”“cost”“amount” など似た言葉が多く、場面によって使い分けが必要なため、正しく使いこなすのは意外と難しい表現です。
この記事を読めば
- 「金額」を表す基本的な英語表現と使い分け
- ビジネス・日常・プレゼンなどシーン別の金額フレーズ
- 金額表現を正確に聞き取るリスニング力の鍛え方
がわかります。
自信を持って英語で金額を伝えたい方や、ビジネスの場でスムーズに金額交渉をしたい方は、ぜひご一読ください。
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「金額」は英語でどう言う?基本表現と使い分け
日常会話からビジネスメールまで、「金額」を英語で表す機会は多いです。
しかし実際には、“price”“cost”“amount”など似た単語が並び、どれを使えば正しいのか迷ってしまう方も多いはずです。
ここではまず、基本となる英単語とその使い分けを整理してみましょう。
“price” “cost” “amount” “fee” “charge” の違い
英語で「金額」を表すには、文脈に合った単語を選ぶことが大切です。
それぞれの意味と使い方を理解しておきましょう。
◆price:商品やサービスの販売価格。
例:The price of this laptop is $1,200.
(このノートPCの価格は1,200ドルです)
◆cost:製造・仕入れ・経費などの「費用」。
例:The cost of production is rising.
(製造コストが上がっている)
◆amount:合計や総額など、数量をともなう金額全般。
例:The total amount is $500.
(合計金額は500ドルです)
◆fee:サービスや手続きに対する料金。
例:There’s an additional service fee.
(追加のサービス料があります)
◆charge:請求や課金に使われる表現。
例:We’ll charge you for delivery.
(配送料を請求します)
それぞれのニュアンスを理解すると、ビジネスメールや会話で「しっくりくる」表現が自然に選べるようになります。
「金額を表す」その他の便利な英単語
「金額」に関連する語はこれ以外にも多くあります。
- rate(料金率・単価)
- total(合計)
- estimate(見積もり)
- payment(支払い)
- expense(経費)
例えば「交通費の金額を確認したい」と言いたい場合は “Please check the travel expenses.” が自然です。
シーンに合わせて使い分けられるよう、これらの単語も押さえておきましょう。
シーン別:「金額」に関する英語表現と例文集
「金額」という言葉は、メールでも会話でも頻出です。
ここでは、ビジネス・日常・プレゼンなど、シーン別に使える実用的な表現を紹介します。状況に合わせて言い換えられるようになれば、英語でのやり取りが格段にスムーズになります。
ビジネスメール・書類で使える金額表現
ビジネスメールでは、丁寧かつ正確な表現が求められます。
例えば次のようなフレーズは社内外のメールで非常によく使われるので、ぜひ覚えておきましょう。
- Please confirm the amount.
(金額をご確認ください)- The amount has been corrected.
(金額を修正しました)- Could you send me the quote?
(お見積もりを送っていただけますか)
また、「金額に誤りがありました」は “There was an error in the amount.” と表現できます。
やりとりが多いシーンだからこそ、正確で自然な言い方を覚えておきたいですね。
見積もり・請求に関する金額フレーズ
取引先とのやり取りでは、見積書・請求書の金額に関する表現も重要です。
- The total amount is $3,000 including tax.
(税込で合計3,000ドルです)- The price does not include shipping.
(送料は含まれていません)- Please find the invoice attached.
(請求書を添付いたします)
金額の伝え方を誤ると、トラブルのもとになりかねません。
フォーマルな英文メールの中で、正確に伝える練習をしておきましょう。
会話で使える「金額」フレーズ
海外出張や旅行では、日常的に金額を尋ねる場面が訪れます。
- How much is it?
(いくらですか?)- Is that the final price?
(それが最終価格ですか?)- Does the price include tax?
(税込みですか?)
これらの表現は一見シンプルですが、イントネーションや速さによって聞き取りづらくなることもあります。
リスニングに慣れておくことが大切です。
プレゼン・会議で使える金額関連表現
ビジネス会議では、売上・コスト・予算など金額を説明する機会が多くあります。
- The amount has increased by 10%.
(金額が10%上がりました)- This chart shows the change in total expenses.
(このグラフは費用の推移を示しています)- The total revenue reached one million dollars.
(総売上は100万ドルに達しました)
数字をスムーズに英語で伝えられるようになると、発表全体の説得力も高まります。
金額交渉の時に使える表現
ビジネスの現場では、価格や契約金額の交渉も避けて通れません。
丁寧かつ効果的に「値下げしてほしい」「もう少し検討してほしい」と伝えるには、相手の立場を尊重しながら交渉する英語表現を身につけることが大切です。
提案や依頼のとき
- Could you offer us a better price?
(もう少し良い価格を提示していただけますか?)- Is there any room for negotiation?
(交渉の余地はありますか?)- We were hoping for a lower quote.
(もう少し低い見積もりを期待していました)
相手を圧迫する言い方ではなく、「希望を伝える」トーンがポイントです。
「値下げしてもらえませんか?」を直訳するより、条件交渉の一部として自然に聞こえる表現を選びましょう。
合意・譲歩のとき
- That sounds fair. Let’s go with that.
(それで妥当ですね。その条件で進めましょう)- We can agree on that price.
(その金額で合意できます)- Let’s split the difference.
(中間を取って折り合いましょう)
交渉は「勝ち負け」ではなく、「双方が納得できる落としどころ」を探すプロセスです。
英語での交渉に慣れていないと、相手の表現を聞き逃してチャンスを逃すこともあります。金額交渉こそ、リスニング力が試される場面です。
相手の意図やトーンを正確に理解する力を磨くことが、スムーズな合意への近道になります。
国や文化で異なる「金額」の言い方
「金額」に関する言い方は国や文化によっても異なります。
同じ英語圏でも、アメリカとイギリスでは通貨スラングや単位表現に違いがあるもの。
相手の文化を理解して使い分けることが、自然なコミュニケーションにつながります。
アメリカ英語のカジュアルな言い方
アメリカでは、日常会話で金額をカジュアルに言うスラングが多く使われます。
◆buck:ドル
例:It costs 50 bucks.
(50ドルです)
◆grand:千ドル
例:He earns 60 grand a year.
(彼の年収は6万ドルです)
フォーマルな場では使いませんが、映画やネイティブ同士の会話ではよく登場します。
リスニングの際に「聞き慣れない単語が出てきた」と感じたら、こうしたスラングの可能性もあります。
イギリスでよく使う言い方
イギリスでは、次のような表現が一般的です。
◆quid(ポンド)
例:It’s 20 quid.
(20ポンドです)
◆a tenner(10ポンド紙幣)
例:By any chance you have a tenner on you?
(10ポンド紙幣持ってたりしない?)
ビジネスでは使わないものの、日常会話では非常に自然です。
英語ニュースやドラマを通して耳を慣らしておくとよいでしょう。
通貨記号と単位の書き方
金額を英語で書く際は、通貨記号と数字の位置にも注意が必要です。
$1,000 / ¥10,000 / £500 のように記号は前に置きます。
また、カンマとピリオドの位置にも要注意です。日本では「1,000.00」と書きますが、国によっては「1.000,00」と表記されることもあります。
グローバルな資料作成では特に意識しておきましょう。
金額表現を「聞き取れる」ようになるために
英語の金額表現は、聞き取れるようになるまでに時間がかかることがあります。
数字や通貨単位が早口で発音されるため、知っている単語でも理解できないケースが多いのです。
ここでは、聞き取りを妨げる要因とその克服法を紹介します。
ネイティブの金額表現が聞き取りづらい理由
英語では数字と単位がつながって発音されることが多く、特にリエゾン(音の連結)やリダクション(音の脱落)が起きやすいです。
例:
- “a hundred and fifty” は「アハンドゥレンフィフティ」のように聞こえる
- “fifteen fifty”(15.50ドル)は「フィフティンフィフティ」と紛らわしい
- 通貨単位を省略して「fifty」とだけ言うケースもある
また4桁ごとに数える単位が変わる日本語と違い、英語は3桁ごとです。※
そのため英語で数字を聞いても、直感的に金額をイメージしづらいことも多いのも、金額が聞き取りづらい要因になっています。
※日本語では 10,000:1万、100,000,000:1億、1,000,000,000,000:1兆、のように、4桁ごとに「万 → 億 → 兆」と数える単位が変わる。
英語では 1,000:one thousand、1,000,000:one million、1,000,000,000:one billion のように、カンマの位置=3桁ごとに「thousand → million → billion」と単位が変わる。

リスニング力を伸ばすには「音声知覚」がカギ
英語を聞き取るには、「聞こえた音を単語として瞬時に認識する力=音声知覚」を鍛える必要があります。
この力が弱いと、頭の中で意味を理解する前に音が流れてしまい、結果的に聞き取れません。
例えば「ラナウェイ」という音が聞こえたとき、音声知覚の力が高ければ、即座に「run」と「away」の2語から成り立つと認識できます。結果として意味理解に余裕がうまれ、「ラナウェイ」→「run」と「away」→「逃げる」という音を聞いてから意味を理解するまでのプロセスがスムーズになるのです。
逆に音声知覚が弱ければ、「ラナウェイってなんだ?」でとまってしまい、意味理解が難しくなります。
次の文章に集中することもできなくなり、ますます音が聞き取れなくなる悪循環に陥いるのです。音声知覚を鍛え、音から即座に単語やフレーズをイメージできるようにすることが、リスニング力向上のカギです。
リスニング力向上には「シャドーイング」がおすすめ
前述の通り、英語で金額をスムーズに聞き取れるようになるには、相手の話を「音」として正確に捉える力が欠かせません。
シャドーイングを英語学習に取り入れ、リスニング力を向上させましょう。
【シャドーイングとは】
聞こえた英語音声の1~2語後を、影のように追いかけながら発話するトレーニング。
【シャドーイングの効果】
◆ 音声知覚の向上
リエゾン(音の連結)やリダクション(音の脱落)に慣れることで、“fifteen fifty”(15ドル50セント)や“a hundred and five”(105ドル)など、数字を含む金額表現の聞き間違いを防げるようになります。聞こえた音を単語やフレーズとして瞬時に認識できるようになり、音声知覚が飛躍的に向上します。
◆ リスニング力の底上げ
音声知覚が高まることで意味理解に余裕が生まれ、金額を含む英文も「音 → 意味」へと自然に変換できるようになります。「数字を聞いても頭に残らない」という悩みが解消され、プレゼンや会議での金額説明もスムーズに理解できるようになります。
◆ スピーキング力の向上
金額を理解できるようになると、見積もりや価格交渉の場でも余裕をもって対応できます。相手の提示金額や条件を正確に聞き取り、的確に返答できるようになるため、結果的に自分の主張もスムーズに英語で伝えられるようになります。
◆ 発音・リズム感の改善
シャドーイングを通して、英語特有のリズム・イントネーション・強弱の感覚が身につきます。金額を伝えるときの「数字の区切り方」や「アクセントの置き方」も自然に身につき、聞き取りやすく、伝わりやすい英語が話せるようになります。
このようにシャドーイングは、
「聞く → 理解する → 返す」という一連の流れを強化し、ビジネスの現場で金額表現を正確に“聞けて話せる”力を育ててくれます。
金額のやり取りで混乱せず、堂々と英語で対応できるようになるための最短トレーニングです。

まとめ:シャドテンで金額表現を使いこなせるようになろう
金額表現を自在に使いこなせるようになることは、ビジネスシーンでスムーズに交渉するときなどに大きな助けとなります。
相手の提示金額を正確に理解し自信を持ってやり取りできれば、ビジネスコミュニケーションの質は格段に上がります。
そのために欠かせないのが、前述したシャドーイングでのリスニング力の強化です。
シャドテンでシャドーイングの効果を最大化させよう
シャドーイングを継続的に効果的に行うには、プロのサポートがある環境が理想的です。
そこでおすすめなのが、シャドーイング特化型アプリ「シャドテン」です。シャドテンでは、英語特有の音声変化をプロが毎日添削し、自分では気づきにくい弱点を具体的にフィードバックしてくれます。
教材は1000以上、アメリカ・イギリスなど4つのアクセントを網羅しており、自身の英語学習の目的やレベルにぴったりとあった教材でシャドーイングが実施できるのもポイントです。
さらにAB再生・スピード調整・スクリプト表示切り替えなど、学習を効率化する機能も充実しています。
「金額を英語で聞き取れるようになりたい」「自信を持って英語で取引をしたい」――そんな方こそ、シャドテンで耳からの理解力を磨いてみてください。
正確に「聞ける」ようになったとき、あなたの英語は確実にワンランク上がります。
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