英語で仕事をしているとき、「この場合の『期間』って英語でなんて言えばいいんだろう…」と悩んだ経験はありませんか?
会議やプレゼン、ビジネスメールなどで「この期間」「どのくらいの期間」「期間中は〜」といった言い回しは頻出します。しかしいざ英語で表現しようとすると period? term? duration? と迷ってしまう方も多いはずです。
この記事を読めば
- 「期間」を表す英語の基本単語
- シーン別「期間」の英語表現の使い分け
- 「期間」に関する文法や前置詞のポイント
- 正しく「期間」の英語表現を使い分ける方法
などがわかりますよ。
自信を持って期間に関する英語表現を使いこなせるようになりたい方は、ぜひご一読ください。
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英語で「期間」を表す基本単語
英語で「期間」を表すとき、まず押さえておきたいのが基本的な単語の意味とニュアンスです。
それぞれ少しずつ使いどころが異なるため、しっかり理解しておきましょう。英語で「期間」を表す基本単語を紹介します。
「period」|一定の連続した期間
period は、連続したある一定の時間を表すもっとも一般的な単語です。学業・歴史・ビジネス・契約など幅広い文脈で使えます。
例:
The project will be completed within a three-month period.
(このプロジェクトは3か月の期間内に完了する予定です)
期間全体をひとまとまりとして扱いたいときに便利です。
「term」|区切られた区間・学期・契約期間
term は、明確に区切られた区間を指し、特に学期・任期・契約期間などに使われます。「期間」というより「任期」「区切り」といったニュアンスが強いのが特徴です。
例:
He served a four-year term as president.
(彼は4年間の任期で社長を務めました)
ビジネスシーンでは「契約期間」「支払い期限」などでよく登場します。
「duration」|何かが続くあいだ
duration は、「何かが続いているあいだ」「持続時間」という意味です。ややフォーマルな響きがあり、会議・調査・イベントなどに使われます。
例:
Please remain seated for the duration of the meeting.
(会議の間は着席したままでいてください)
時間の「長さ」そのものを伝えるときに適しています。
「time」や「span」などその他の表現
他にも、「期間」を意味する単語として time や span があります。
time は最も汎用的で、「どのくらいの時間・期間」という感覚的な表現に向いています。
span は「一定の長さにわたる期間」という意味で、やや書き言葉的・フォーマルです。
例:
over a long span of time
(長い期間にわたって)
シーン別に使い分ける「期間」の英語表現
同じ「期間」でも、文脈によって使う単語や前置詞は異なります。
ここではシーンごとの代表的な表現を見ていきましょう。
「〜の期間中」を表す表現(during / in / over)
「会議の期間中」「夏の間」などは during / in / over を使います。
例;
- during the meeting
(会議の期間中)- in the summer
(夏の間)- over the holiday season
(休暇期間中)
in は季節・月などの比較的長い期間に、during は特定のイベント中に使うことが多いです。
「〜にわたって」を表す表現(for / throughout / over)
「5年間にわたって」「数か月間ずっと」は for / throughout / over を使います。
例:
- for five years
(5年間)- throughout the year
(1年を通して)- over the past few months
(ここ数か月にわたって)
for + 期間 は最も一般的で、継続期間をシンプルに伝えられます。
「〜の期間限定」を表す表現(limited period / for a limited time)
キャンペーンや割引など「期間限定」は for a limited time が定番です。
例:
This offer is available for a limited time only.
(このオファーは期間限定です)
ビジネス文書では a limited period としても使われます。
「〜の期間を延長する・短縮する・終了する」を表す表現(extend / shorten / expire)
期間の長さを変えたり、終了を伝えたりするときは次の動詞を使います。
例:
- extend the contract period
(契約期間を延長する)- shorten the training period
(研修期間を短縮する)- The warranty will expire next month.
(保証期間は来月で終了します)
ビジネスでは頻出する表現なので、セットで覚えておくと便利です。
特定の「期間」に関する英語表現
ビジネスシーンでは、特定の種類の「期間」を英語で表現する必要があります。
代表的なものを押さえておきましょう。
「契約期間」 contract period / term of contract
例:
The contract period is one year.(契約期間は1年間です)
term of contract とも言えますが、よりフォーマルな文書向きです。
「保証期間」 warranty period
例:
The product comes with a one-year warranty period.(この製品には1年間の保証期間がついています)
under warranty(保証期間内)という形でもよく使われます。
「有効期間」 validity period
例:
The validity period of this ticket is three months.(このチケットの有効期間は3か月です)
クーポン・パスポート・ライセンスなどで頻出します。
「試用期間」 probationary period
例:
New employees are subject to a three-month probationary period.(新入社員は3か月の試用期間があります)
trial period という表現もありますが、ソフトウェアなど製品に使われることが多いです。
「期間」に関連する文法・前置詞の使い方
「期間」表現を正しく使うには、文法や前置詞にも注意が必要です。
「期間」に関連する文法・前置詞の使い方を確認しましょう。
「期間」を表す前置詞(for / during / over / throughout)の違い
まずは頻出のfor / during / over / throughoutの4つを見ていきます。
for + 期間:〜のあいだ(継続)
ある状態・行動がどれくらいの期間続くかを示します。
期間は数で表されることが多いです。
例:
- I stayed in London for three weeks.
(私は3週間ロンドンに滞在しました)- She has been studying English for two years.
(彼女は2年間英語を勉強しています)
【ポイント】期間の長さに焦点を当てるようにする。
during + 名詞:〜の間(特定イベント)
あるイベント・期間の中のある時点を示します。名詞(イベントや時期)とセットで使います。
例:
- I met many new people during the conference.
(会議の期間中に多くの新しい人と出会いました)- He fell asleep during the movie.
(彼は映画の最中に寝てしまいました)
【ポイント】イベントや出来事の中で起きたことに焦点を当てる。例えば期間の長さについて話す「3日間ずっと」は for three days で、during three days とは言わない。
over + 期間:〜にわたって
ある期間全体を通じて断続的に起きることを示します。
forより少し幅広いイメージです。
例:
- Sales increased steadily over the past few months.
(この数か月にわたって売上が着実に伸びました)- We discussed the issue several times over the weekend.
(週末に何度かその問題について話し合いました)
【ポイント】期間全体にかけて断続的に起きること。
throughout + 期間:〜のあいだずっと
期間の始まりから終わりまでずっと継続していることを強調します。
例:
- It rained throughout the day.
(一日中ずっと雨が降っていました)- She remained positive throughout her career.
(彼女はキャリアを通してずっと前向きでした)
【ポイント】期間の最初から最後までずっと続いていることを強調。
「期間名詞」の可算・不可算と単数・複数の扱い方
period / term は可算名詞なので a period や several terms のように数えられます。
一方、time / duration は基本的に不可算で、複数形にはしません。
例:私はその会社で2つの任期を務めました。
〇 I served two terms at the company.
✕ I served two times at the company.例:そのイベントの所要時間は約2時間です。
〇 The duration of the event is about two hours.
✕ The durations of the event is about two hours.
「期間」を修飾する際の英語語順・冠詞ルール
「3か月の期間」は a three-month period のように複合形容詞+名詞で表します。
three months period と複数形にしない点に注意しましょう。
例:私たちは3か月の期間このプロジェクトに取り組みました。
〇 We worked on this project for a three-month period.
✕ We worked on this project for three months period.
ビジネスで使う「期間」の英語表現例
ここでは、実際にビジネスで使える「期間」表現の例を紹介します。
日付や数字を入れ替えれば、そのまま使えるものばかりです。しっかりとおさえ、スムーズなコミュニケーションへとつなげましょう。
メールで「期間」を伝える英文例
- We will conduct the training over a two-week period.
(研修は2週間にわたって実施します)- The submission period ends on September 30.
(提出期間は9月30日に終了します)
履歴書・職務経歴書で「勤務期間」を書く例
- Worked at ABC Corp. from 2018 to 2022
(2018年から2022年までABC社に勤務)- Employment period: April 2019 – March 2024
(勤務期間:2019年4月〜2024年3月)
スケジュール・予定表で「実施期間」「開催期間」を書く例
- Implementation period: January to March
(実施期間:1月〜3月)- The exhibition will be held during the first week of May.
(展示会は5月第1週に開催されます)
会話で「どれくらいの期間?」と自然に聞く・答える例
◆How long will the project take?
(プロジェクトはどれくらいかかりますか?)
→ It will take about six months.
(約6か月かかります)◆For how long have you been working here?
(ここでどれくらい働いていますか?)
→ I’ve been working here for three years.
(3年間働いています)
「期間」の英語表現を正しく使い分ける方法
「期間」を表す単語や表現を知っていても、相手が話している内容を理解できなければ正しく使い分けることはできません。
ここでは正しい使い分けにリスニング力が重要な理由と、効果的なトレーニング方法を紹介します。
正しい「期間」の表現を選ぶ:リスニング力の重要性
例えば相手が「試用期間は3か月だけど、契約期間は1年」と説明していたとします。
もし probationary period と contract term を聞き分けられなければ、誤った情報をもとに提案してしまうかもしれません。さらに、こちらが期間を提案する立場でも、状況を正しく理解できていなければ正しい「期間」の単語は選べません。
例えば本来は短期の対策を求められているのに、長期的な strategy や long-term plan を提案してしまえば、相手を混乱させたり、信頼を損なう可能性もあります。
聞き取りの段階で齟齬があれば、どれだけ語彙を知っていても適切な表現は選べません。
そのため、「期間」表現を正確に使い分けるには、まず相手の意図を的確に把握できるリスニング力が欠かせないのです。
リスニング力向上にはシャドーイングが効果的
前述の通り、「期間」に関する英語表現を覚えていても、相手の説明や要望を正しく理解するリスニング力がなければ適切に対応できません。
シャドーイングを英語学習に取り入れて、リスニング力を効率的に伸ばしていきましょう。
【シャドーイングとは】
英語音声を1~2語遅れて影のように追いかけながら発話するトレーニング方法です。
【シャドーイングの効果】
シャドーイングを続けることで、音を単語やフレーズとしてひとかたまりで捉える「音声知覚」が鍛えられます。
その結果、相手の発言を正しく聞き取ることができ会話のキャッチボールが成立します。
さらに、スクリプトを確認しながら練習することで語彙や文法の理解も深まり、英語の基礎力そのものを強化できるのもシャドーイングのメリットです。加えて音源の再現を繰り返す中で、英語特有の音の連結やリズムに慣れることもでき、スピーキング力にも良い影響が及びます。
シャドーイングの正しいやり方や注意点については以下の記事で詳しく解説しているので、リスニング力・会話力を上げたい方はぜひあわせてご覧ください。

まとめ|シャドテンで「期間」表現を自在に使いこなそう
ビジネスシーンでは、「期間」を正確に伝えることが信頼構築にも直結します。ただし、状況や文脈に応じて適切な単語を選ぶには、相手の話を正しく聞き取るリスニング力が不可欠です。
そのリスニング力を効率的に高めたいなら、シャドーイング特化型アプリシャドテンがおすすめです。
シャドテンでは、プロが英語特有の音声変化を中心に毎日添削してくれ、良かった点と改善点を丁寧にフィードバックしてくれます。教材は4つのアクセント・1000以上と豊富で、AB再生・スピード調整・スクリプトの表示切り替えなど、シャドーイングに最適化された機能も充実。
自分では気づきにくい発音やリズムの癖をプロの目で直してもらえるため、確実に「聞ける耳」を育てられます。聞き取れなかった単語やフレーズをその場で見直せるので、「なんとなく聞いている」状態から脱却できるのも魅力です。
毎日少しずつ取り組むことで、期間表現を含む複雑な会話でも正確に聞き取れる力が自然と身につきます。
英語で「期間」表現を自在に使いこなせるようになりたい方は、ぜひシャドテンで本格的なトレーニングを始めてみてください。
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