- 英語で“企画”って何て言えばいいんだろう…
海外の同僚と話しているとき、そんなふうに言葉に詰まった経験はありませんか?
日本語では「企画」と一言で済みますが、英語では状況やニュアンスによって複数の単語を使い分ける必要があります。たとえば「plan」「project」「proposal」などはどれも「企画」と訳されますが、それぞれ微妙に意味が異なります。
この記事では、ビジネスシーンでよく使う「企画」の英語表現や関連語、使い分けのコツを紹介します。
さらに、企画内容を英語で説明する際に役立つフレーズ、場面別の例文も解説しますので、企画に関する英語力を総合的に伸ばしたい方はぜひ参考にしてください。
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英語で「企画」を表す基本表現
英語で「企画」に相当する単語は複数あります。
ここではビジネスで特によく使われる4つの代表的な表現や、「企画」の関連単語・熟語を紹介します。それぞれの意味や使い分け方を理解し、場面に合った言い回しをできるようにしておきましょう。
「plan」「project」「proposal」「initiative」の違いと使い分け
「企画」を表す代表的な英単語は以下の4つです。
- plan
- project
- proposal
- initiative
どれも日本語では「企画」と一括りにされがちですが、それぞれの単語が持つ意味やニュアンスには違いがあります。
plan(計画)
何かを実行するための「計画」や「案」を意味します。まだ実行されていない段階で使われることが多いです。
例:We are making a plan for the next campaign.
(次のキャンペーンの企画を立てています)
project(プロジェクト)
ある目的に向かって組織的に行う「企画・事業」を指します。チームや予算が関わる規模の大きいものに使われる傾向があります。
例:She is leading a new project to develop a product.
(彼女は新商品の企画プロジェクトを率いています)
proposal(提案)
企画書や提案書など、他者に承認を求める「企画案」に使われます。まだ承認されていない段階です。
例:We submitted a proposal for the new event.
(新しいイベントの企画案を提出しました)
initiative(主導的取り組み)
企業や部署が率先して行う「新規の取り組み」に使われます。革新的・先導的なニュアンスがあります。
例:This initiative aims to improve customer experience.
(この企画は顧客体験の向上を目的としています)
4つの単語の使い分けのコツ
「企画」にあたる英語表現は複数ありますが、それぞれの役割をイメージすると使い分けがしやすくなります。
例えばplan は設計図のような「計画段階の構想」、project は実際に動かす「実行体」、proposal は承認を得るために提出する「企画書」、initiative は会社や部署が打ち出す「戦略的な取り組み」を表します。
迷ったときは、「これは承認が必要な文書か」「専任チームを組んで実行する内容か」という観点で考えると、自然にふさわしい単語を選び分けられます。
ビジネスでよく使う「企画」の関連単語・熟語一覧
英語で企画に関わる話をするときは、「plan」「project」などの単語だけでなく、周辺の関連語も知っておくと便利です。
特に海外の会議やメールでは、企画そのものだけでなく「企画会議」や「企画部門」「企画段階」などの言い回しも頻出します。下記に代表的な表現をまとめました。
日本語 | 英語 | 用法 |
---|---|---|
企画案 | proposal | 提案書・企画書として提出する案 |
企画会議 | planning meeting | 新規企画を練ったり既存案を検討する会議 |
企画段階 | planning stage | 実行前に計画を練っている初期フェーズ |
企画部門 | planning department | 企業内で企画や戦略立案を担う部署 |
商品企画 | product planning | 新商品のアイデアや仕様を考案する企画 |
たとえば「I’ll join the planning meeting(企画会議に参加します)」や「This idea is still in the planning stage(この案はまだ企画段階です)」のように使えます。
単語だけでなく、その使われる文脈やフェーズも意識して覚えておくと、ビジネスの会話でスムーズに対応できるようになります。
「企画を立てる・練る・実行する」を英語で言う表現
企画を動詞で表す場合は、以下のような言い回しが自然です。
文脈に合わせて動詞を使い分けると、表現に幅が出ます。
企画を立てる:make a plan / develop a plan
- We need to make a plan for the next campaign.
(次のキャンペーンの企画を立てる必要があります)- Our team is developing a plan for the new product.
(私たちのチームは新商品の企画を立案中です)
企画を練る:refine the plan / elaborate the idea
- Let’s refine the plan before presenting it to the client.
(クライアントに提案する前に企画を練り直しましょう)- She is elaborating the idea to make it more practical.
(彼女はそのアイデアをより実現可能にするために練っています)
企画を実行する:implement the plan / carry out the project
- We will implement the plan starting next month.
(来月からその企画を実行する予定です)- They successfully carried out the project on schedule.
(彼らはその企画を予定通りに実行しました)
develop や elaborate は、「内容を深める」「詳細化する」という意味があるため、「練る」段階に最も適しています。
企画内容を英語で説明するための表現集
実際に企画を英語で説明するとなると、「意図」「背景」「目的」「評価」など多様な観点から話す必要があります。
ここではプレゼンや会議でそのまま使える便利なフレーズを紹介します。
「企画意図」「コンセプト」を英語で伝えるフレーズ
企画を紹介する際は、まず「なぜその企画を行うのか」という意図やコンセプトを明確に示すことが大切です。
冒頭で狙いや方向性を伝えることで、聞き手も企画の全体像を理解しやすくなります。
◆The concept of this plan is to…(この企画のコンセプトは〜です)
The concept of this plan is to increase brand awareness among younger audiences.
(この企画のコンセプトは若年層へのブランド認知を高めることです)
◆Our main idea is to…(私たちの主な狙いは〜です)
Our main idea is to improve customer loyalty through a membership program.
(私たちの主な狙いは、会員制度によって顧客ロイヤルティを向上させることです)
◆This project is designed to…(この企画は〜することを目的に設計されています)
This project is designed to support remote workers with better tools.
(この企画はリモートワーカーをより良いツールで支援することを目的に設計されています)
「企画背景」「狙い」「目的」を英語で伝えるフレーズ
次に企画を立ち上げる背景や狙いを説明します。問題意識や市場環境を共有することで、企画の必要性に説得力が増します。
◆This plan was created in response to…(〜に対応するために作られました)
This plan was created in response to declining user engagement.
(この企画はユーザーのエンゲージメント低下に対応するために作られました)
◆We aim to solve the following issue…(次の課題を解決することを目的としています)
We aim to solve the following issue: low conversion rates on our website.
(私たちは次の課題を解決することを目的としています:自社サイトの低いコンバージョン率)
◆Our goal is to achieve…(私たちの目標は〜を達成することです)
Our goal is to achieve a 20% increase in sales by the end of the year.
(私たちの目標は、年末までに売上を20%増加させることです)
「企画案」「たたき台」を英語で提示するフレーズ
会議や打ち合わせでは、完成形ではなくたたき台レベルの企画を提示することも多いでしょう。
その際は暫定的なものであることを明確に伝えるのがポイントです。
◆Here is a draft proposal for…(〜に関するたたき台をご用意しました)
Here is a draft proposal for the upcoming product launch.
(次期商品の発売に関するたたき台をご用意しました)
◆This is a preliminary plan…(これは暫定的な企画案です)
This is a preliminary plan for our next marketing campaign.
(これは次のマーケティングキャンペーンに向けた暫定的な企画案です)
◆We would like to present our proposal on…(〜についての企画案をご説明します)
We would like to present our proposal on the new loyalty program.
(新しいロイヤルティプログラムに関する企画案をご説明します)
「この企画は実現可能か」など評価する表現
企画を進める前に、コストやリスクを含めた実現可能性を評価することも重要です。承認を得るためには、実行が可能かどうかを客観的に示す必要があります。
- We need to evaluate its feasibility.
(実現可能性を評価する必要があります)- Is this project financially viable?
(この企画は経済的に実行可能でしょうか)- We should assess the potential risks.
(潜在的なリスクを評価すべきです)
これらは単体で会話中に使われることが多く、「まずは実行可能か検討しよう」という場面で自然に登場します。
場面別・役割別の「企画」関連英語表現
英語で「企画」と話す場面は、提案や会議、進捗報告などさまざまです。
ここではシーンごとに役立つフレーズや単語を紹介します。
海外の同僚に企画を提案するときの英語表現
海外の同僚に新しい企画を提案する際は、相手が初めて聞く内容であることが多いため、丁寧かつ明確な言い回しが求められます。
- I’d like to propose a new plan for improving our onboarding process.
(従業員のオンボーディングプロセスを改善するための新しい企画を提案したいです)
提案後にフィードバックを求めることで、建設的な議論にもつなげやすくなります。
- Could you review our proposal and give feedback?
(企画案を確認してフィードバックをいただけますか)
企画会議に参加する際に役立つ英会話フレーズ
企画会議では、企画内容の共有や意見交換、意思決定が頻繁に行われます。
議論を円滑に進めるために、発言や提案を促す表現を覚えておくと安心です。
- Let’s discuss the details of the project.
(企画の詳細について話し合いましょう)- Do you have any suggestions to improve this plan?
(この企画を改善するための提案はありますか)- We need to finalize the plan by next week.
(来週までに企画を確定させる必要があります)
「企画担当者」「企画部門」など役職・部署名の英語表現
グローバルな環境で働く場合、企画に関わる役職や部署を英語で伝える場面も少なくありません。
役職・部署名を正しく使えると、会議やメールで誰がどの業務を担当しているかを明確に伝えられます。
- 企画担当者:planning manager / project planner
- 企画チーム:planning team
- 企画部門:planning department
部署名は Department of Planning のように表現しても問題ありません。
「マーケティング企画」「商品企画」「イベント企画」など分野別の英語表現
企画業務は分野ごとに使われる英語表現が異なるため、正しく使い分けることが大切です。
分野名を組み合わせるだけでも伝わりますが、文脈によってはより具体的な単語を選ぶと自然です。
- マーケティング企画:marketing plan
- 商品企画:product planning
- イベント企画:event planning
- 広報企画:public relations plan
また、marketing initiative や new product development project など、状況に応じて表現を変えるとより自然です。
企画の進捗や成果を英語で報告する表現
進行中の企画について報告する際は、進捗状況や成果を簡潔に伝える表現が求められます。
定例会議やメールでよく使われるので、定番の言い回しを覚えておくと便利です。
- The project is on track.
(企画は順調に進んでいます)- We have completed the first phase.
(第1段階を完了しました)- The plan achieved great results.
(企画は大きな成果を上げました)
これらは短くても意味が伝わりやすいため、報告やプレゼン資料にもそのまま活用できます。
企画を通すには英会話力が必要
どれだけ企画に関する英語表現を学んでも、また素晴らしい企画を立てても、英語でうまく相手に伝えられなければ承認は得られません。
ここでは企画を通すために欠かせない英会話力について解説します。
プレゼンで求められるスピーキング力
企画をプレゼンする際は、構成力や説得力のあるスピーキング力が求められます。
単に台本を読むのではなく、ジェスチャーや声の抑揚も駆使して、自分のアイデアを「魅力的に」伝えることが重要です。短く的確に要点をまとめる練習も欠かせません。
プレゼンでは内容そのものだけでなく「どう伝えるか」も評価されるため、相手の心を動かすためにはスピーキング力が不可欠なのです。
質疑応答で必要なリスニング力
企画会議やプレゼン後には、必ず質疑応答があります。
ここでは即座に相手の質問を聞き取り、正確に答える力が求められます。英語の聞き取りに不安があると、質問の意図を取り違えたり、的外れな返答をしたりしてしまうリスクが上がってしまうからです。
つまり質疑応答を的確にこなすためには、相手の発言を正しく理解するリスニング力が不可欠なのです。
企画を成功に導くために英語リスニング力を鍛える重要性
企画を成功に導くためには、特にリスニング力向上に集中して取り組みましょう。英語で企画を進めるには、会議やプレゼンなどあらゆる場面でリスニング力が基盤になるからです。
相手の意図を正しく理解できれば、提案や交渉もスムーズに進みます。つまり、リスニング力の強化は企画を成功させるための最重要ステップなのです。
もちろん英会話力全体はどれも大切ですが、プレゼンで求められるスピーキング力は、事前に台本を準備して練習することで克服しやすい要素です。一方で、質疑応答はその場で予想外の質問に対応しなければならず、事前に想定質問を用意しても限界があります。
そもそも相手の質問を聞き取れなければ、適切な回答をすべきかどうかすら判断できません。
だからこそ、企画を英語で成功させるには、何よりもまずリスニング力を鍛えることが不可欠なのです。
「シャドテン」でリスニング力を伸ばして企画英語に自信をつけよう
前述の通り、英語での企画をうまく実現させるには特にリスニング力が重要です。
シャドーイングを英語学習に取り入れ、リスニング力を効率的に向上させましょう。
リスニング力向上には「シャドーイング」がおすすめ
【シャドーイングとは】
英語音声を1〜2語遅れて影のように追いかけながら発話するトレーニング方法
【シャドーイングの効果】
シャドーイングを継続することで、音を単語やフレーズとしてまとまりで捉える「音声知覚」が鍛えられます。その結果、相手の言っていることがスムーズに理解できるようになり、自分が発言をする際にも余裕が生まれます。
また、スクリプトを確認しながら練習することで語彙・文法の理解も深まり、英語の基礎力全般を底上げできるのもシャドーイングのメリットです。
さらに英語特有の音の連結やリズムを繰り返し再現することで、会議やプレゼンで必要なスピーキング力の向上にもつながります。
シャドテンで効率的にリスニング力を強化しよう
シャドーイングの効果をさらに向上させるのが、シャドーイングに特化したアプリ「シャドテン」です。シャドテンには以下のような特徴があり、企画会議や企画提案時に必要なリスニング力を最短で身につけることができます。
◆ プロによる毎日の添削
英語特有の音声変化やイントネーションなどをプロが毎日添削。録音を送るだけで改善点が明確になり、独学では気づきにくい弱点を短期間で修正できます。
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◆ シャドーイングを支える便利機能
AB再生・スピード調整・スクリプト表示切り替えなどの機能を駆使すれば、苦手なフレーズや表現も集中的に練習できます。
自信を持って企画を提案したい方や、ビジネスシーンで通じるリスニング力を最短で身につけたい方は、ぜひシャドテンを試してみてください。
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