ビジネスの現場では「ご確認ください」と相手に依頼する場面が頻繁にあります。
メールのやりとり、会議の後のフォロー、資料を送るときなど、日本語では自然に使えるこの表現ですが、いざ英語にしようとすると “Please check” でいいのか、それとも “Please confirm” を使うべきなのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事を読めば
- 「確認してください」の英語表現
- シーン別「確認してください」の使用例
- 「確認してください」の英語表現を適切に使いこなす方法
などがわかりますよ。
状況に合った適切な「確認してください」を英語で使いこなせるようになりたい方は、ぜひご一読ください。
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「確認してください」を英語で伝える基本
「確認してください」を英語にするとき、まず知っておきたいのが “Please check” と “Please confirm” の違いです。
さらに “review” や “verify” など、場面に応じて適切な動詞を選べるようになると、表現の幅が大きく広がります。ここでは基本的なフレーズの意味と使い分けを整理していきましょう。
Please check と Please confirm の違い
“Please check” は「目を通して問題がないか見てください」というニュアンスです。誤字脱字の確認や資料内容の確認など、軽めの依頼に適しています。
例:Please check the attached document.
(添付資料をご確認ください。)
一方 “Please confirm” は「確認した上で承認してください」「事実として間違いないか確かめてください」という意味合いが強く、会議日程や契約条件などの確定事項に用いるのが一般的です。
例:Please confirm your attendance at the meeting tomorrow.
(明日の会議に出席できるかご確認ください。)
同じ「確認してください」でも、依頼の重みが違うため、状況によって使い分けが必要です。
review / verify など他の言い換え表現とのニュアンス比較
“review” は「精査する」というニュアンスがあり、レポートや企画書にしっかり目を通してほしいときに適しています。
例:Please review the proposal before the meeting.
(会議前に企画書をご確認ください。)
“verify” は「真偽を確かめる」という意味で、データや情報が正しいかどうかを確認する場面で使われます。
例:Please verify the accuracy of the financial data.
(財務データの正確性をご確認ください。)
このように動詞ごとにニュアンスが異なるため、依頼内容に合わせて動詞を選ぶことがポイントです。
フォーマル度に応じた使い分けのポイント
取引先や上司などフォーマルな相手には “Could you please confirm…?” のように丁寧な表現が無難です。
例:Could you please confirm the delivery date?
(納品日をご確認いただけますか。)
社内チャットであれば “Please check” で十分です。
例:Please check the updated file.
(更新済みのファイルを確認してください。)
相手との距離感や文脈を考慮して、フォーマル度を調整しましょう。
ビジネスメールでの「確認してください」表現
ビジネスメールでは、丁寧さと明確さが求められます。相手に依頼を理解してもらい適切に対応してもらうために、表現を工夫しましょう。
ここではメールで使える「確認してください」の言い方を紹介します。
上司・顧客に失礼なく伝える丁寧なフレーズ
例:
- “Could you please confirm the schedule?”
(スケジュールをご確認いただけますか。)- “I would appreciate it if you could review the attached document.”
(添付資料をご確認いただけますと幸いです。)
といった表現は、相手に配慮しつつ依頼する丁寧な言い方です。
特に顧客や目上の相手には “I would appreciate it if…” が柔らかく聞こえるためおすすめです。
添付資料やファイルを確認してもらうときの表現
例:
- “Please find the attached file and review it.”
(添付ファイルをご確認ください。)- “I would be grateful if you could check the attached document.”
(添付資料をご確認いただければ幸いです。)
のように「添付」を明示すると親切です。
単に “Please check the file.” よりも具体的な依頼になります。
英語メールの件名に「確認してください」と入れる方法
件名にシンプルに以下のように書くのが一般的です。
- Subject: For your review(件名:ご確認用)
- Subject: Please confirm(件名:ご確認ください)
件名は短く簡潔にするのが鉄則で、冗長に書くよりも要点だけを示した方が相手がすぐに対応しやすくなります。
締め切りや期限を添えて伝える言い方
例:
- “Please confirm by Friday, September 20.”
(9月20日(金)までにご確認ください。)- “I would appreciate it if you could review this by the end of the week.”
(今週末までにご確認いただけると幸いです。)
といった形で期限を添えると、依頼の緊急度が伝わりやすくなります。ビジネスでは「いつまでに」が明示されている方が親切です。
会話・チャットで使える「確認してください」表現
メールほどフォーマルではないチャットや会話では、簡潔でカジュアルな表現が好まれます。
ここでは日常のやりとりや社内チャットで自然に使える言い方を見ていきます。
カジュアルに「確認して」と言いたいとき
例:
- “Can you check this?”
(これ確認してくれる?)- “Mind taking a look at this?”
(これちょっと見てもらえる?)
といった短いフレーズで十分です。親しい同僚とのやりとりなら、あまり形式ばらずに依頼する方が自然です。
複数人に一斉に依頼するときの言い方
例:“Everyone, please check the document before tomorrow’s meeting.”
(みなさん、明日の会議までに資料を確認してください。)
のように “everyone” を加えるだけで複数人への依頼になります。チャットツールで全員に呼びかけるときに便利です。
略式表現(短い・チャット向けフレーズ)
例:
- “Pls check”
(確認して。)- “FYI, please confirm”
(参考までに、ご確認ください。)
チャットではこのような省略形も多く使われます。略式表現はカジュアルですが、顧客相手には避けた方が無難です。
相手にアクションを促すフレーズ
ただ「確認してください」と伝えるだけではなく、その後の行動を促すことも重要です。
返答を求めたり、確認後の対応をお願いする際に役立つ表現を紹介します。
「確認済みであることを知らせてください」と依頼する方法
例:“Please confirm once you have reviewed the document.”
(資料を確認したらご連絡ください。)
“once” は「〜したらすぐに」「〜したタイミングで」という時間的な条件を加えます。
confirmのあとに“once” をつけることで、相手に「確認が終わったらすぐに知らせてほしい」という明確な行動のタイミングを伝えられるのがポイントです。
「確認後に返事をください」と伝えるフレーズ
例:
- “Please check and get back to me.”
(確認してから返事をください。)- “Let me know once you’ve confirmed.”
(確認が終わったら知らせてください。)
返事が必要なときは “get back to me” を添えるのが効果的です。
「確認でき次第ご連絡ください」の自然な表現
例:
- “Please contact me as soon as you confirm.”
(確認でき次第ご連絡ください。)- “As soon as you review this, kindly let me know.”
(ご確認いただけましたら、すぐにお知らせください。)
緊急性を伝えるなら “as soon as” を入れるとスピード感が出ます。
自分が返答するときに使える表現
依頼される側になったときも、適切に返答できるとスムーズです。
「確認中です」「確認します」といった返事を英語で言えるようにしておきましょう。
「確認中です」「確認します」と言う場合
例:
- “I’m checking it now.”
(今確認しています。)- “I’ll confirm and get back to you.”
(確認してからご連絡します。)
進行中であることや、今後対応することを明確に伝えられます。
ネイティブがよく使う自然な返答フレーズ
例:
- “Got it, I’ll take a look.”
(了解です、確認してみます。)- “Sure, I’ll review it and let you know.”
(もちろんです、確認してからお知らせします。)
堅苦しくない自然な返事として、日常会話でよく使われます。
「確認してください」を使いこなすために必要な力
「確認してください」の英語表現を知っているだけで、十分に使いこなせるわけではありません。
相手が何を確認してほしいのかを正しく理解する力がなければ、誤った返答や対応につながります。ここではリスニング力の重要性を解説します。
なぜリスニング力が欠かせないのか
「確認してください」という表現を知っていても、相手の言っていることを理解できなければ会話は成立しません。
相手の言っていることが理解できなければ、そもそも何を確認すれば良いのかを把握できず、フレーズを使いこなす以前の問題になってしまうのです。
つまり「確認してください」を使いこなすには、状況や相手の言っていることを適切に理解するリスニング力が欠かせません。
リスニング力を劇的に伸ばすシャドーイング
前述した通り、「確認してください」の英語表現を使いこなすための土台となるのはリスニング力です。
英語学習にシャドーイングを取り入れ、リスニング力を効果的に向上させましょう。
【シャドーイングの効果】
①音声知覚が自動化しリスニング力が向上する
シャドーイングは、聞いた音の1~2語後を影のように追いながら声に出すトレーニングです。音と単語・フレーズのつながりを意識しながら発話することで英語の音を聞いた瞬間に単語として認識できるようになります。その結果意味理解に余裕が生まれ、リスニングが格段にやりやすくなります。
②発音が良くなる
シャドーイングでは「聞こえた音をそのまま真似る」ことが求められるため、英語特有の発音・リズム・イントネーションに自然と慣れることができます。
③単語や文法の知識がつく
シャドーイングの効果を最大化するには、音声だけでなくスクリプト(台本)を事前に確認することが大切です。この準備段階で知らない語彙や文法を調べて理解することで、知識として身についていきます。

まとめ:シャドテンで「確認してください」の英語表現を使いこなそう
「確認してください」は英語で一言に訳せるわけではなく、シーンや相手に応じて “check”“confirm”“review”“verify” などを使い分ける必要があります。
さらに正しく使いこなせるかは、状況や相手の言っていることを理解できるリスニング力が必要です。適切な表現を学ぶと同時に、日々の学習にシャドーイングを取り入れ、リスニングを鍛えていきましょう。
「シャドテン」でシャドーイングの効果を最大化させよう
シャドーイングの効果を最大化させるのが、シャドーイングに特化したアプリ「シャドテン」です。
シャドテンでは、英語特有の音声変化を中心にプロが毎日添削してくれるため、自分では気づきにくい弱点を改善できます。さらに、教材は1000以上、アメリカ・イギリスなど4つのアクセントに対応。AB再生やスピード調整、スクリプト表示切替といった機能も充実しており、学習を無理なく継続できます。
単なる聞き流しではなく、プロのフィードバックを受けながら実践的にリスニング力を高められるのがシャドテンの大きな魅力です。
英語での依頼表現をスムーズに理解し、即座に対応できる力を身につけたい方は、ぜひ一度シャドテンを試してみてください。
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