海外通販や出張のホテル予約、国際的な書類記入などで欠かせないのが「英語での住所の書き方」です。しかし、日本語と英語では住所の並び順が異なり、
- 「どこから書けばいいの?」「丁目や番地はどう書くの?」
と迷う人も多いのではないでしょうか。
実際、住所を英語で正しく書けないと、海外通販の商品が届かない、書類が返送されるなどのトラブルにつながることもあります。またビジネスの場では「住所を英語で伝えられない」ことが、意外なミスコミュニケーションの原因になることもあるのです。
この記事を読めば、
- 英語で住所を書く正しいルール
- アメリカ式とイギリス式の違い
- 自分の住所を英語で自然に説明するコツ
などをわかりやすく解説します。
英語の住所を正しく書けるようになりたい、伝えられるようになりたい方は、ぜひご一読ください。
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英語で住所を書くときの基本ルール
英語で住所を書くときの最大のポイントは、「順番の違い」と「略語の使い方」です。
日本語の感覚のまま書いてしまうと、海外では意味が伝わらない場合があります。ここでは、まずその基本ルールを押さえましょう。
日本語と英語の住所表記の違い
日本語の住所は「大きい順 → 小さい順」で書きます。つまり、都道府県から始まり、区、市、町、番地、建物名と細かくなっていきます。
一方、多くの英語圏ではその逆です。「小さい順 → 大きい順」で書くのが基本になります。
例:
東京都新宿区西新宿1-1-1 →
1-1-1 Nishi-Shinjuku, Shinjuku-ku, Tokyo, Japan
つまり、「建物や番地 → 地域 → 都道府県(州) → 国」という並びになります。
この順番を理解しておくだけで、ほとんどの英語圏の住所を書くことができます。
住所の基本構成と順番
英語の住所は、下記のような構成で書くのが一般的です。
番地(House number, Street name)
市区町村(City, Ward, Town)
都道府県・州(Prefecture, State, Province)
郵便番号(Postal/ZIP Code)
国名(Country)
たとえば東京都新宿区の例なら、
1-1-1 Nishi-Shinjuku, Shinjuku-ku, Tokyo 160-0023, Japan
となります。
数字や地名を間違えると荷物が届かない原因になるため、カンマの位置にも注意しましょう。
都道府県・市区町村の英語表記例
日本の地名を英語で書く際は、「都・道・府・県」を適切に置き換えます。
| 日本語 | 英語表記 |
|---|---|
| 東京都 | Tokyo Metropolis |
| 大阪府 | Osaka Prefecture |
| 京都市 | Kyoto City |
| 北海道 | Hokkaido |
また、「区」は Ward、「町・村」は Town または Village と書くこともできますが、一般的に送付物用の住所では日本語読みそのままで大丈夫です。
例えば「港区」は Minato-ku、「目黒区」は Meguro-ku のように表記します。逆に観光案内や地名説明などで意訳するときには、WardやTownを上手くつかいましょう。
例えば「Shinjuku Ward, Tokyo(東京の新宿区)」と書くと、「新宿」がどの単位のものなのか相手に伝わりやすくなります。
海外通販や書類で使える英語住所の書き方例
海外通販サイトやホテル予約などでは、英語住所を入力する場面が頻繁にあります。
ここでは「日本から海外へ送る」「海外から日本へ送ってもらう」それぞれのケースを具体的に解説します。
日本から海外へ送る場合
国際郵便や書類の送付など、日本から海外に発送する際は「英語で宛先を記入」します。
例:
Mr. John Smith
123 Main Street, Apt 4B
New York, NY 10001
U.S.A.
このように、「名前 → 番地・建物名 → 市区町村 → 州・郵便番号 → 国名」の順で記入します。
また、海外の住所には「丁目」や「番地」という概念がないため、省略して書きましょう。
海外から日本へ送る場合
海外通販や国際便など、海外から日本に送ってもらう場合は次のように書きます。
例:
Mr. Taro Tanaka
1-2-3 Roppongi, Minato-ku
Tokyo 106-0032
Japan
このとき、「Japan」を最後に書くことがとても重要です。なぜなら、国際郵便では最後の単語を見て国を判別しているためです。
ここを間違えると、配送遅延や返送の原因になります。
通販サイト・ホテル予約サイトでの入力欄の意味
海外のフォームでは「Address Line 1」「Address Line 2」「City」「State」「ZIP」などの項目があります。
それぞれの意味を理解しておくと入力ミスを防げます。
| 項目 | 意味 | 記入例 |
|---|---|---|
| Address Line 1 | 番地・通り名 | 1-2-3 Roppongi |
| Address Line 2 | 建物名・部屋番号 | Roppongi Hills 501 |
| City | 市区町村 | Minato-ku |
| State | 都道府県 | Tokyo |
| ZIP / Postal Code | 郵便番号 | 106-0032 |
シーン別に見る英語住所の書き方・使い方
住所は郵送や通販だけでなく、ビジネスメールや履歴書にも使います。
シーンごとの正しい書き方を押さえておくと、信頼感のある印象を与えられます。
履歴書・ビジネスメールでの住所表記
履歴書や契約書などの正式な文書では、略語を避けて書くのが基本です。
例:1-1-1 Marunouchi, Chiyoda-ku, Tokyo 100-0005, Japan
また、会社の住所を記載する場合は、
Company Inc., 1-1-1 Marunouchi, Chiyoda-ku, Tokyo
のように、会社名を先頭に置くと自然です。
アパート・マンションの表記方法
部屋番号や建物名は次のように書きます。
| 日本語 | 英語表記 |
|---|---|
| 101号室 | Room 101 または #101 |
| ○○マンション | ○○ Mansion → ※英語では “Apartment” を使用 |
| △△ビル | △△ Building |
例:Room 305, Sakura Apartment, 2-2-2 Shibuya, Shibuya-ku, Tokyo 150-0002, Japan
「Mansion」は英語では「豪邸」を意味するため、注意が必要です。
国や地域で異なる住所表記(アメリカ式・イギリス式)
英語圏でも国によって住所表記のルールが異なります。どちらの形式を使うかは、宛先の国のルールに合わせるのが基本です。
目的地の形式に合わせることがスムーズな配達につながります。
アメリカ式
アメリカ式の住所は、番地 → 通り名 → 市 → 州 → 郵便番号 の順に書きます。
都市名のあとに「州の略称(CA=California など)」を入れるのが特徴です。
例:123 Main Street, Los Angeles, CA 90001, U.S.A.
“Street(通り)”“Avenue(通り)”“Boulevard(大通り)”など、通りの種類を省略せずに書くのが一般的です。
また、州名を略称で書くのがビジネス文書や郵便での標準形式となります。アメリカでは住所が非常に細かく管理されているため、郵便番号(ZIP Code)も必ず記載しましょう。
イギリス式
イギリス式の住所は、部屋番号 → 建物名 → 通り名 → 市 → 郡 → 郵便番号 の順で書きます。
アメリカに比べて建物名などが重視されるのが特徴です。
例:Flat 5, 10 Baker Street, London W1U 3AA, U.K.
“Flat” はアパートの部屋番号を表し、“County(郡)”が入ることもあります。郵便番号(Postcode)は地域を細かく区分しており、ロンドン中心部などでは住所を特定する重要な情報になります。
正式な書類では、「London W1U 3AA」のように大文字で書くのが一般的です。
英語住所を正しく伝えるためには
上記の英語住所の書き方をおさえれば、多くの場面で適切に住所が書けるようになります。一方で実生活の場面では、口頭で相手の住所を言われたり、自分の住所を教えたりする場面も少なくありません。
つまり英語の住所は書けるだけでは不十分で、相手に伝えることができて初めて「使いこなせる」状態になるのです。
住所を口頭で伝える・言われるケース
英語の住所は、メールや書類だけでなく、口頭で伝えたり聞いたりする場面でもよく登場します。
たとえば、空港でスーツケースが届かなかったとき(ロストバゲージ)。係員や電話口で滞在先のホテル住所を伝える必要がありますが、慣れない英語でスムーズに言うのは意外と難しいものです。
また、ホテルでタクシーを呼んでもらうときや、デリバリーの配達員に行き先を説明するときなども、住所を英語で伝える機会です。通り名や数字をうまく発音できないと、思いがけず誤解が生まれてしまうこともあります。
一方で、相手から住所を言われるケースも多くあります。たとえば、取引先から “Please come to 27th Avenue near Central Park.” と言われたのに “17th” と聞き間違えたら、全く別の場所へ向かってしまうでしょう。
このように、住所は「書く」だけでなく「聞く・話す」場面が多々あるのです。
相手の言っていることを理解するリスニング力が必須
口頭で住所をやり取りする場面では、相手が何を求めているのかを正確に理解する力が欠かせません。
ただ単に単語を聞き取るだけでなく、「文脈を通して意味を把握する」リスニング力が求められます。
たとえば、空港で係員が
“Could you tell me the address where you’re staying, including any landmarks nearby?”
(滞在先の住所と、近くの目印も教えてください)
と言ってきたとします。ここで “landmarks(目印)” を聞き逃してしまうと、ホテルの名前しか伝えられず、手続きが進まないこともあります。
また、ビジネスの場では、相手の住所を聞き取って書類に記入することもあるでしょう。相手が “suite 204” と言ったのを “street 204” と聞き違えれば、宛先がまったく異なってしまいます。
このようなミスを防ぐには、音のつながりや省略(リエゾン・リダクション) に慣れ、聞こえた音を瞬時に意味として結びつける力が必要です。
リスニング力が高ければ、相手の話を正確に理解できるだけでなく、聞き返す回数も減り、スムーズで信頼感のあるやり取りができます。

リスニング力を鍛えるならシャドーイングが最短ルート
前述の通り、英語でのやり取りをスムーズに行うためには、リスニング力の強化が欠かせません。聞き取れなければ、相手の言葉を正しく理解することも、自分の意見を的確に返すこともできないからです。
このリスニング力を効率的に伸ばすトレーニングとして注目されているのが、「シャドーイング」です。
ここでは、シャドーイングの概要と、その効果を順に見ていきましょう。
シャドーイングとは?
シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら、1〜2語遅れて声に出してまねるトレーニング法です。スクリプト(文字原稿)を見ずに行うことで、耳から入る音を単語・フレーズとしてとらえる力=音声知覚が鍛えられます。
この練習は、単にリスニングだけでなく副次的にスピーキングにも効果的です。
実際の会話に近いテンポで英語を聞き取り、再現することで、発音・イントネーション・リズム感も同時に身につきます。
シャドーイングで得られる主な効果
◆ 音声知覚の向上
英語の音の連結(リエゾン)や省略(リダクション)を意識しながら声に出すことで、聞こえた音を単語やフレーズとして瞬時に捉える力が身につきます。
例えば「ラナウェイ」と聞こえた音を、“run” と “away” の2語として即座に認識できるようになるのです。この「音 → 単語 → 意味」という変換がスムーズになることで、英語を音として理解できる感覚が養われます。
◆ リスニング力全体の底上げ
音声知覚が高まると、英語の意味理解に余裕が生まれます。つまり、「聞いた瞬間に単語を認識し、そのまま意味を理解する」という流れが格段に速くなるのです。音を聞いてから意味を理解するまでのプロセスが短縮されるため、日常会話やビジネス英会話など、スピード感のあるやり取りにも対応できるようになります。
◆ スピーキング力の向上
聞き取る力が上がると、相手の意図を素早く理解できるようになるため、返答を組み立てる余裕が生まれます。これにより、「とっさに言葉が出てこない」「Yes/Noでしか返せない」といった状態から脱却できます。リスニングが安定すれば、自然と自分の考えを英語で整理し、落ち着いて発話できるようになるのです。
◆ 発音とリズム感の改善
ネイティブの音声を正確に模倣する過程で、英語特有のリズムや抑揚を体に染み込ませることができます。その結果、発音の滑らかさやイントネーションが改善し、より自然で伝わりやすい英語に近づきます。単語単位ではなく「音の流れ」で英語を捉えられるようになる点も、シャドーイングの大きな魅力です。
まとめ|英語住所の書き方を理解し伝えられるようになろう
英語住所は、「小さい順に書く」「略語を正しく使う」「国名を最後に書く」といった基本ルールさえ押さえれば、誰でも書けるようになります。
ただし、実際のやり取りでスムーズに伝えたいなら、リスニング力の向上が欠かせません。英語の住所を正しく「聞ける・言える」ようになることが、真のコミュニケーション力につながります。
その力を育てる最短ルートが、シャドーイング特化型アプリ「シャドテン」です。
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教材は1,000以上、アメリカ・イギリスといった4つのアクセントに対応しており、英語学習の目的やレベルに合った教材でトレーニングできるのもポイントです。さらにAB再生、速度調整、スクリプトの表示切り替えといった学習機能も充実しており、ストレスなくシャドーイングトレーニングが実施できます。
- 「シャドーイングを続けたいけど、正しくできているかわからない」
- 「数字や地名が聞き取れず、聞き返してしまう」
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