英語面接の本番で「すみません、今の質問が聞き取れませんでした……」と何度も口をつぐむ――そんな悪夢が頭をよぎることはありませんか?
母語では瞬時に切り返せても、英語だと発音のクセやスピードが壁となり沈黙してしまいがちです。
本記事では、面接官の英語がわからない瞬間を乗り切るコツを徹底解説します。
聞き返しに役立つフレーズから、リスニング力を底上げするためのおすすめの学習法についてもご紹介しますので、英語面接対策の参考にしてください。
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はじめに|英語面接で「わからない」はなぜ起こる?
英語面接で質問が聞き取れない原因は、英語自体の難しさと本番の緊張が重なって起こる負荷の大きさです。特に速い話し方、聞き慣れないアクセント、専門用語の3つが壁になりやすいでしょう。
ここではまずこれらの壁について整理します。自分の弱点が明確になれば、優先して鍛えるポイントが見え、限られた準備期間でも成果を上げやすくなります。
聞こえない理由を知ることは、漠然とした不安を具体的な課題へ落とし込む第一歩です。そのうえで適切な聞き返し表現や耳慣らし練習を選べば、本番でも落ち着いて対応できるでしょう。
よくある3つの原因(早口・アクセント・専門用語)
英語面接の聞き取りの第1の壁は、速さです。ネイティブの話速は1分150語を超えことも多く、慣れていないと処理が追いつきません。
次に、地域や国で異なるアクセントです。母音の長さや子音のつながりが変わり、知っている単語も別物に聞こえる場合があります。
最後が専門用語や略語です。意味が取れない単語が1つ混ざるだけで文脈が切れ、焦りが増幅します。
3つが同時に来れば理解度は一気に低下してしまうため、まずはリスニング力を向上させるための学習や専門用語の習得が欠かせません。
「聞き返し=マイナス評価」は誤解?採用担当者の本音
多くの受験者は聞き返すと評価が下がると考えがちですが、採用側が重視するのは正確な理解と適切な返答です。あいまいなまま答えて外れるほうが大きな減点になります。
笑顔を保ち、“Could you repeat that, please?” など丁寧な定型句で確認すれば、協調性と慎重さを印象付けることができるでしょう。
1〜2回の聞き返しならマイナスにはならないことがほとんどなので、必要なときは遠慮せず確認しましょう。
その場で慌てない!英語面接「わからない時」の対処5ステップ
英語面接で質問を聞き逃した瞬間こそ、落ち着いて手順を踏むかどうかが合否を左右します。
ここでは「呼吸で平常心を取り戻す」「丁寧に聞き返す」「数秒を稼ぐ」「意図を確認する」「回答を再構築する」という5つの流れをご紹介します。
順番どおりに試せば、パニックに陥らずに会話の主導権を取り戻しやすくなるでしょう。
Step1:落ち着くための呼吸法
表情が曇ると不安が相手にも伝わり評価を下げかねません。
そこで目線をそらさず穏やかな笑顔を保ち、4秒で息を吸い、6秒で吐く腹式呼吸に意識を向けます。心拍数が下がり聴覚がクリアになるため、次の行動を選ぶ余裕が生まれるでしょう。
姿勢を正し肩を開くだけで声も出やすくなり、自信がにじみ出ます。
Step2:丁寧に聞き返す定番フレーズ12選
聞き返す際は礼儀正しさと簡潔さが鍵です。
「I’m sorry, could you repeat that, please?」や「Would you mind speaking a little slower?」など、速度調整を依頼する表現も含めていくつか覚えておくと安心できます。
以下に定番フレーズを12個まとめましたので、参考にしてください。
英語フレーズ | 日本語の意味 | 使いどころ |
---|---|---|
I’m sorry, could you repeat that, please? | すみません、もう一度お願いできますか。 | 基本の聞き返し |
Pardon me, I didn’t catch that. | 失礼ですが、聞き取れませんでした。 | 音が途切れたとき |
Would you mind speaking a little slower? | もう少しゆっくり話していただけますか。 | 話速が速いとき |
Could you say that again a bit more clearly? | もう少しはっきりおっしゃっていただけますか。 | 発音が聞き取りづらいとき |
I’m not sure I understood your question. Could you clarify it? | ご質問を理解できていないかもしれません。ご説明いただけますか。 | 意図があいまいなとき |
If I heard you right, you’re asking about ___, correct? | もし正しく聞こえていれば、___についてお尋ねでしょうか。 | 自分の理解を確認 |
Could you please rephrase the question? | 別の言い方でお聞きいただけますか。 | 表現が難しいとき |
Sorry, there was some background noise. Could you repeat that? | 背景音でよく聞こえませんでした。もう一度お願いできますか。 | オンライン面接でノイズが入ったとき |
May I confirm what you mean by ___? | ___の意味を確認してもよろしいでしょうか。 | 専門用語が出たとき |
Could you give me an example of what you mean? | 具体例をいただけますか。 | 抽象的すぎる質問に対して |
Just to be sure, are you referring to ___? | 念のため、___のことをおっしゃっていますか。 | 複数の解釈があるとき |
Could you possibly repeat the last part? | 最後の部分をもう一度お願いできますか。 | 後半だけ聞き逃したとき |
語尾を柔らかいトーンで上げると協調性が伝わり、逆質問のような印象も与えません。
練習時に声に出し、滑らかさを確かめておくと本番で詰まりにくくなります。
Step3:時間を稼ぐブリッジフレーズ5選
即答が難しい時、沈黙してしまうと焦りが増幅します。
そこで「That’s an interesting question.」や「Let me think for a moment.」などのつなぎ言葉を使い、数秒の整理時間を確保しましょう。
つなぎ言葉は、以下の表を参考にしてください。
英語フレーズ | 日本語の意味 | 効果 |
---|---|---|
That’s an interesting question. | 興味深いご質問ですね。 | 前向きに時間を確保 |
Let me think for a moment. | 少し考えさせてください。 | 数秒の整理時間 |
I’d like to take a second to gather my thoughts. | 考えをまとめる時間をいただけますか。 | 落ち着きを演出 |
I’m glad you asked that. | その質問をいただけてうれしいです。 | ポジティブな姿勢を示す |
That’s a great point—allow me a brief pause to reflect. | 素晴らしいポイントです。少し考える時間をください。 | 相手を褒めつつ時間を稼ぐ |
上記の5つを覚えておけば、組み合わせでバリエーションが生まれます。
Step4:質問の意図を確認するパラフレーズ術
聞き取った単語だけでは質問の核心がつかめないときは、自分の理解を一文で言い換え、相手に確認します。
「If I understand correctly, you’d like to know about our cost-saving project, right?」のように要点を拾い、最後に right? や correct? を添えると自然な確認表現になります。
要約は長くても15秒ほどに収めるとテンポを崩しません。練習ではニュース記事を読み、内容を15語以内にまとめるトレーニングを行うと即興力が鍛えられ、本番でも言葉が詰まりにくくなります。
また主語を変えずに動詞や名詞を置き換えると、相手は聞き返しをされていると感じにくいためおすすめです。
Step5:回答を構築し直すリフレーミング例
質問の意味がはっきりしたら、答えをまるごと組み直します。STAR法(Situation-Task-Action-Result)に当てはめると、論点が散らばりません。
最初に背景を1文で示し、目的と自分の行動を具体的に述べ、最後を成果の数字で締めると説得力が増します。
例えば「売上低迷(S)→改善計画の策定(T)→新施策を実行(A)→前年比120%達成(R)」のようにフレームに沿って短く切ると面接官も理解しやすいです。
接続詞を意識して文をつなげば英語も滑らかになり、聞き返しを挟んでも流れを取り戻せます。
事前準備で「わからない」を最小化する3つのコツ
英語面接で聞き返しを減らす最短ルートは、本番前に想定できる「わからない」を一つずつ潰しておくことです。
ここでは、
①想定質問を暗唱する
②業界語彙を集中学習する
③通信トラブルに備える
という3つをご紹介します。
採用担当者は滑らかな英語以上に論点を外さない正確さを評価します。あらかじめ弱点をカバーしておけば心理的余裕が生まれ、表情にも自信がでてくるでしょう。
①想定質問と回答テンプレを暗唱する
面接でほぼ必ず聞かれる「自己紹介」「転職理由」「成功体験」などを20問ほど選び、各答えを150語前後で作って丸暗記します。
暗記しておくと本番で考える時間が減り、リスニングに集中できるでしょう。
また、スマホで自分の声を録音してイントネーションや間の取り方まで練習すると、緊張しても自動的に口が動くので安心です。
業界・職種別キーワード&略語リストを作る
応募先の仕事で日常的に使われる単語や略語を10~20個ピックアップし、意味と例文を表にまとめておきます。
例えば、 IT 業界なら「API」「SaaS」、財務なら「ROI」「EBITDA」などです。前日にサッと見返すだけでも耳が単語を拾いやすくなり、質問の意図を取り違えにくくなります。
ニュース記事で実際の用例を探すと記憶に定着しやすいのでおすすめです。
オンライン面接トラブル対策チェックリスト
ネット面接では音が途切れたり雑音が入ったりしがちです。
前日に「①マイクとスピーカーの音量 ②通信速度 ③ライトとカメラ位置 ④予備のデバイス ⑤通知オフ」を順番に確認しましょう。
実際に面接用の URL へ接続し、相手の声がはっきり聞こえるかテストするとさらに安心です。
リスニング力を底上げする学習法|シャドーイングが最適な理由
英語面接で最も大きな壁になるのは「速さについていけない」「音がつながって聞こえる」といったリスニングの課題です。
音を耳と口で同時に追いかけるシャドーイングは、この壁をまとめて崩せる数少ないトレーニングです。ここではディクテーションとの違い、そしてシャドーイングの正しいやり方、そしておすすめのシャドーイングアプリをご紹介します。
まずは理論を理解し、「なぜこれが効くのか」を腑に落としてから練習を始めましょう。
シャドーイングとは?ディクテーションとの違い
シャドーイングは、流れてくる英語を少し遅れて声に出す練習です。「聞く」と「発音する」を同時に行うため、脳内処理が一気に活性化します。
対してディクテーションは「聞いて書き取る」作業が中心で、アウトプットが文字に限定されます。前者は口を動かす分だけ音声変化を体感でき、発音とリズムが体に染み込む点が大きな違いです。
結果としてリスニング速度が自然に上がり、面接官の早口にもついていける耳が育ちます。
シャドーイングの正しいやり方
シャドーイングを間違ったやり方で継続しても、なかなか効果は実感できないでしょう。
以下の正しい手順で継続してみてください。
- 音声を聞き、内容がどのくらい理解できるかを確認する
- スクリプトと音声を照らし合わせ、内容と発音を確認する
- オーバーラッピング(音声に合わせてスクリプトを音読する)を5回程度行う
- 必要に応じてマンブリング(スクリプトを見ずに小声で音声を追いかける)を1〜3回程度行う
- シャドーイングを20回以上行う
- 録音と振り返りを行う
2日目以降は、上記の⑤と⑥を繰り返しましょう。なお、2日目以降のシャドーイングは30回以上を目安に行ってください。
シャドーイングの具体的なやり方や教材選びについては、以下の記事も参考にしてください。

おすすめのシャドーイングアプリ
シャドーイングを始めようと思っても、「独学では難しい…」と一歩をなかなか踏み出せない人も多いでしょう。
そこでおすすめなのが、シャドーイング特化型アプリ「シャドテン」です。
シャドテンを使えば、シャドーイング音声を英語のプロに毎日添削してもらえるため、独学で行うよりもより効果の高いシャドーイング学習が可能になります。
また、シャドテンにはビジネスやTOEIC対策など幅広い教材が選べるため、自分の目的やレベルに合わせた学習ができるのも魅力の1つです。
7日間の無料体験もあるため、ぜひこの機会にシャドテンを試してみてください。
まとめ|聞き取れない不安を解消し、英語面接を突破しよう
英語面接で質問が聞き取れない主因は、速さ・アクセント・専門用語への慣れ不足と緊張です。
本記事で紹介した5つの対処ステップと3つの事前準備を押さえ、シャドーイングで耳を鍛えれば、聞き返しは恐怖ではなく武器になります。
毎日数十分のシャドーイング練習なら忙しい転職活動中でも続けやすく、専門語リストと機材テストを前日に済ませておけば当日のペースも乱れません。備えと習慣で面接官の英語をチャンスに変え、納得の内定をつかみ取りましょう。
「面接まで1 か月しかない」――そんな方は、プロの添削が毎日届くシャドテンでシャドーイングに集中しましょう。忙しい社会人でも継続しやすく、英語面接の不安を最短距離で解消できます。
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