英語で仕事をしているとき、会議やメールの最後に「以上です」と伝えたい場面は少なくありません。
しかし、いざ口にしようとすると「That’s all」でいいのか、「I’m done」など他の言い方がいいのか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
この記事を読めば
- 「以上です」を表す様々な英語表現
- 会議・メール・スピーチなどシーン別の使い分け
- 似た表現とのニュアンス・使い方の違い
- 「以上です」の英語表現を使いこなす方法
などがわかりますよ。
状況やシーンに応じた適切な「以上です」を使いこなしたい方は、ぜひご一読ください。
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「以上です」にあたる基本の英語表現
「以上です」は状況によって意味が微妙に異なります。
まずはどの場面でも使いやすい、「以上です」の基本表現を紹介します。
定番表現「That’s all」の意味と使い方
もっともよく使われる「以上です」が 「That’s all 」です。
「これで終わりです」「以上です」とシンプルに伝える言い方で、会議やメールなどビジネスシーン全般で使えます。
例:
- That’s all for today’s meeting.
(本日の会議は以上です)- That’s all I wanted to say.
(お伝えしたかったことは以上です)
短くて汎用性が高い一方で、ややカジュアルな響きがあるため、フォーマルな場面では次にご紹介する「That will be all」という英語表現もおすすめです。
丁寧な印象を与える「That will be all」
「That will be all はややフォーマルで、ビジネスや職場など目上の人への場面に適した表現です。
「本件については以上です」というニュアンスがあり、会議の進行や説明を締めるときによく使われます。
例:
- That will be all for my part.
(私のパートは以上です)- That will be all from me.
(私からは以上です)
端的で丁寧に聞こえるので、英語プレゼンや商談でも安心して使えます。
カジュアルな場面で使える「That’s it」「That’s everything」
「That’s it」はカジュアルで、同僚や親しい相手との会話でよく使われます。「That’s everything」も「全部これで終わり」という意味で、口頭で資料や物品を説明し終えたときに使えます。
例:
- That’s it for now.
(とりあえず以上です)- That’s everything I have today.
(本日は以上です)
くだけた場面では自然ですが、フォーマルなビジネスメールや発表では避けるのが無難です。
シーン別|「以上です」を英語でどう言う?
同じ「以上です」でも、会議とメール、スピーチでは選ぶべき表現が変わります。シーンごとの自然な使い方を見てみましょう。
会議やプレゼンで発言を締めるとき
会議やプレゼンでは、説明が終わったことを明確に伝える必要があります。
例:
- That’s all for my presentation.
(私の発表は以上です)- That will be all from me.
(私からは以上です)
また、質疑応答につなげたいときは次のように続けます。
例:
That’s all for my part. Are there any questions?
(私のパートは以上です。何か質問はありますか?)
聞き手に「もう話が終わった」とわかってもらえるように、声のトーンもやや落として区切ると効果的です。
ビジネスメールやチャットで伝えるとき
メールやチャットでは、箇条書きや説明文のあとに「以上です」と添えることで、読み手に「内容はここまで」と明示できます。
例:
- That’s all for now. Please review and let me know your thoughts.
(以上です。ご確認のうえ、ご意見をお聞かせください)- That’s all from me. Thank you for your attention.
(以上です。ご確認ありがとうございます)
また、依頼事項があるときは「よろしくお願いします」の意味で「Thank you in advance」を添えると丁寧です。
スピーチや発表を終えるとき
スピーチや発表では、締めの表現として 「This concludes my presentation」がよく使われます。
ややフォーマルで、公式な場に最適です。
例:
This concludes my presentation. Thank you for listening.
(私の発表は以上です。ご清聴ありがとうございました)
聴衆に感謝を伝えるフレーズと組み合わせると、印象がさらに良くなります。
例:
- Thank you for your attention.
(ご清聴ありがとうございました)- I appreciate your time.
(お時間をいただき、ありがとうございました)
「以上です」に似た英語表現とのニュアンスの違い
似たような意味に思える表現でも、微妙なニュアンスが異なります。
誤用を防ぐために整理しておきましょう。
「終わりです」「完了です」との違い
「I’m finished」や 「I’m done」 は「(作業が)終わった」という意味で、進行中だったタスクが完了したことを示します。一方 「That’s all」 は発言や説明などを締める言い方で、内容が終わったことを示します。
会議やプレゼンでは 「That’s all」を使うのが自然で、「I’m done」は作業報告などに使いましょう。
「That’s all」と「I’m done」の違い
「That’s all」 は「これでおしまい」と内容の終了を伝える表現。
「I’m done」 は「私は終わった」と主語が自分で、感情的に響くこともあります(怒り・疲れなど)。例えば、会議で突然 「I’m done」 と言うと「もううんざりだ」「もうやってられない」と誤解される可能性があるため注意が必要です。
不自然にならない「以上です」の入れ方・位置
英語では「以上です」だけで文を切るより、前後の文脈とつなげるほうが自然です。
日本語のように最後に「以上です」とだけ付けると唐突に聞こえることもあるため、「That’s all for now」「That will be all from me」のように一文として組み込むのがおすすめです。
実務で自然に「以上です」を使いこなすコツ
「以上です」を英語で言えるようになっても、実際のやりとりで不自然に聞こえてしまってはもったいないですよね。
ここでは、ネイティブの使い方や言い換えのコツを押さえて、実務でも自然に使いこなせるポイントを紹介します。
ネイティブが使う自然な言い回しを身につける
ネイティブは、単に「That’s all」と言うだけでなく、文脈に応じて柔軟に表現を変えます。
たとえば会議では「That’s all I have for today」(本日の私のパートは以上です)、メールでは「That’s all for now」(ひとまず以上です)のように、その場に合ったフレーズを選んでいます。
実際のやりとりを観察すると、「伝える内容+以上です」の構造で使われることが多く、日本語のように単独で「以上です」と言うケースは少ないです。自然な使い回しを覚えておくと、実務でも違和感なく使えるようになります。
直訳ではなく状況に応じて言い換える重要性
「以上です」に相当する表現を機械的に直訳すると、英語では唐突に聞こえてしまうことがあります。
たとえば、資料を提出するときに That’s all」 とだけ書くと「もう話したくない」と冷たく響くこともありますが、「Please find attached the file. That’s all from me」(添付のファイルをご確認ください。以上です。)のように文脈を添えると丁寧です。
また、会話の流れによっては「以上です」ではなく「I hope this helps」(お役に立てば幸いです)や 「Let me know if you have any questions」(ご質問があればお知らせください)といった柔らかい表現に置き換えた方が自然な場合もあります。
誤解や失礼を避ける丁寧な言い方の選び方
英語であれ、日本語であれ、ぶっきらぼうな言い方は避けたほうが無難です。
「I’m done」は「作業が終わった」の意味ですが感情的に聞こえることがあり、会議の締めに使うと「もうやめた」と受け取られる恐れがあります。
代わりに、「That will be all 」や 「That’s all for my part 」のような丁寧な表現を選びましょう。
また、最後に「Thank you for your attention」(ご清聴ありがとうございます)や 「I appreciate your time」(お時間をいただきありがとうございます)など感謝のひとことを添えると、印象がぐっと良くなります。
「以上です」を正しく使うにはリスニング力が不可欠
「以上です」を表す英語表現を知っていても、状況を正しく把握できなければ会話で活かすことはできません。
「以上です」を正しく使うにはリスニング力が重要な理由と、その伸ばし方を解説します。
相手の話を正確に理解できないと誤用につながる
「以上です」と一口に言っても、場面やフォーマル度によって使い分けが必要です。
また相手が今している話が説明の締めなのか、単なる区切りなのか、次の議題に移る合図なのか――この意図を聞き取れないまま表現を選ぶと、不自然だったり場の雰囲気を壊してしまうリスクがあります。
例えば会議で、本来はフォーマルに締めるべき場面で状況を把握できなかったが故にそのまま会議を進行してしまい、会議の雰囲気がぎこちないものになってしまった…ということも起こり得るのです。
つまり「以上です」に関する英語表現を適切に使いこなすには、語彙知識だけでなく、相手の意図や状況を正確に理解するリスニング力が欠かせないのです。
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【シャドーイングとは】
英語音声を1〜2語遅れて影のように追いかけながら発話するトレーニング方法です。
【シャドーイングの効果】
シャドーイングを継続することで、音を単語やフレーズとしてまとまりで捉える「音声知覚」が鍛えられます。その結果会話を聞き取ることができ、文脈に合った表現を自然に使えるようになります。
また、スクリプトを確認しながら練習することで語彙・文法の理解も深まり、英語の基礎力を根本から向上させられるのもシャドーイングのメリットです。
さらに音源の完全再現を繰り返すことで、英語特有の音の連結やリズムに慣れることができ、相手に伝わりやすいスピーキングへとつながります。
シャドーイングの詳しいやり方や注意点についてはこちらの記事で解説しているので、ぜひあわせてお読みください。

まとめ:シャドテンで実践的なリスニング力を磨こう
「以上です」の英語表現を使いこなすには、様々な「以上です」を表す表現のニュアンスや使い方を知ることはもちろん、状況を理解するリスニング力も欠かせません。シャドーイングを英語学習に取り入れ、英語表現の学習と並行してリスニング力向上を目指しましょう。
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シャドテンには以下のような特徴があり、会議などに必要なリスニング力を効率よく身につけることができ、「以上です」の英語表現も適切に使いこなせるようになります。
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AB再生・スピード調整・スクリプト表示切り替えなどの機能を駆使すれば、苦手なフレーズや表現も集中的に練習できます。
自信を持って会議やプレゼンテーションを締めたい方や、ビジネスシーンで通用するリスニング力を身につけたい方は、ぜひシャドテンを試してみてください。
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