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構文と文法の違いとは?両方を理解し”使える英語”にするための方法を解説

  • 文法書は読み込んだけれど会議では言葉が出てこない…
  • 構文参考書でパターンを覚えたはずなのに、長文になると頭が真っ白になる

――そんな経験はありませんか。

原因は“文法”と“構文”を一括りにしたまま学習していることかもしれません。違いを整理して学習順序を最適化すれば、知識がしっかり定着します。

この記事を読めば

  • 構文と文法の違い
  • 構文と文法の違いを見抜く方法
  • 構文や文法の知識を実践的な英語力へつなげる学習法

などがわかりますよ。

効率よく英語力を向上させたい方は、ぜひご一読ください。

※シャドテンラボおよびシャドテンは、株式会社プログリットによって運営されています

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目次

構文と文法の基礎を整理しよう

構文と文法はしばしば同義語のように扱われますが、焦点が当たる対象も学習ゴールも異なります。

まずは構文と文法の基礎を整理しましょう。

「構文」とは?──語順・句・節・5文型の視点

構文(syntax)は語と語をどう並べるかという“配置”を扱う分野です。

配置が変わると意味や焦点も大きく変わるため、英語リスニングではチャンク(意味のかたまり)を瞬時に見抜く力が決定打になります。

◆語順 – 英語は語順依存度が高く、基本パターンは SV(O)(C)。

例: The manager approved the plan.
(マネージャーがその計画を承認した)

主語→動詞→目的語の並びが崩れると意味が取りづらくなるため、語順を意識して聞く・読む訓練が欠かせません。

◆句・節 – 句は主語と動詞を持たない不完全な塊、節は主語+動詞を備えた完結した塊。

句の例: after finishing the report(報告書を終えたあと)
節の例: after he finished the report(彼が報告書を終えたあと)

句か節かを聞き分けられると、接続詞や前置詞が導く情報の範囲を瞬時に把握できます。

◆5文型 – SVOO や SVOC のように「誰が」「何を」「どうするか」を骨組みで捉える枠組み。

例: She sent her client an invoice.
(彼女は顧客に請求書を送った)

第4文型 SVOO と分かれば、「送り手→受け手→物」の流れが一瞬で見え、リスニングでも聞き逃しが激減します。

構文を体系的に学ぶことで、複雑な英文でもチャンクが浮き上がり、読解・聴解ともに処理速度が向上します。

「文法」とは?──品詞・時制・語形変化などのルール体系

文法(grammar)は語そのものの形と機能に焦点を当て、正しい語形を選び分けるためのルールです。形が誤れば意味も信頼性も失われるため、アウトプットの品質を支える土台とも言えます。

◆品詞 – 名詞・動詞・形容詞など語の役割を識別する力。

例: efficient (形) を誤って名詞として使うと意味が通じない。

正確な品詞認識は語順(構文)にも影響し、誤用を根本から防ぎます。

◆時制・法・態 – 事実の時間軸や話し手のスタンスを示すシステム。

例: The report will have been submitted by Friday.
(その報告書は金曜までに提出されているだろう)

時制のズレはビジネスの納期・責任範囲を誤解させかねません。

◆語形変化 – 三単現 -s、過去形 -ed、比較級 -er など。

例: He runs every morning.(正)/He run every morning.(誤)

末尾の -s を落とすだけで主語と動詞の一致が崩れてしまい、意味は通じるもののプロフェッショナル感はなくなってしまいます。

文法を固めることで適切な語形が瞬時に選べるようになり、ライティングやスピーキングの精度が劇的に向上します。

用語が混同される理由と典型的な誤解パターン

構文と文法は密接に絡み合うため、境界がぼやけやすいのが実情です。混同ポイントを知っておくと、学習効率が上がり誤用も激減します。

◆教科書構成 – 文法単元の中に構文パターンが散在し、どこまでが形の問題でどこからが配置の問題か判別しづらい。

例:関係代名詞を「文法章」で扱いながら、実質は後置修飾という構文の話をしているケース。

◆試験出題 – 「文法問題」の範疇で語順誤り(構文)を混ぜて出題するため、正解しても「どこが間違いだったのか」を説明できないまま終わることがある。

例題 Only can he solve the issue. → 語順誤り=構文。

◆学習者の思考 – リアルタイム処理では「形」と「配置」を同時に考えるため、意識的に区別しない限り差が曖昧になる。

例:スピーキングで He go(語形誤り=文法)と Tomorrow I will(語順誤り=構文)を同列に「文法ミス」と捉えてしまう。

境界を意識して学習することで、「語形は正しいが語順が不自然」「語順は正しいが語形が誤り」といった診断が即座にでき、改善サイクルが速まります。

構文と文法の違いを一目で比較

文法は「語の形」、構文は「語の配置」と役割を切り分けて理解すると、誤りの原因を瞬時に特定でき効率的に英語学習が進められるようになります。

ここでは構文と文法の違いを判別する方法を解説します。

定義・学習目的・分析手法の比較表

「どちらを優先して学ぶべきか?」を判断するには、まず両者の守備範囲とゴールを可視化することが大切です。

下の表で文法と構文のフォーカスの違いを俯瞰し、あなたの学習目的と照らし合わせてみましょう。

視点文法 (Grammar)構文 (Syntax)
主対象語の形・機能例:三単現 -s や過去形 -ed語の配置・文の骨格例:SVOO / 倒置など
主目的正確な語形・時制を選ぶ例文: He has finished the report.(彼は報告書を終えた)文構造を瞬時に把握し意味を取る例文: Having finished the report, he relaxed.(報告書を終えて彼はくつろいだ)
学習手法ドリルでルールを定着反復練習で形を自動化図解・チャンク化でパターン認識矢印や色分けで語の関係を可視化
使用場面ライティングの誤字脱字・時制統一メールや報告書の品質管理リーディング・リスニングの高速処理会議で長文が流れても骨格を瞬時に把握

形(文法)と配置(構文)を分けて学ぶと、

①誤りの原因特定が速くなる ②復習の優先順位がつけやすくなる ③リスニングで音が漏れても骨格で意味を補える

――という3つのメリットが得られます。

試験や添削で「構文/文法」を判定するチェックポイント

テストや添削でミスをチェックするときは、まず「形か配置か」を切り分けると原因がクリアになります。

 以下の3ステップで診断してみましょう。

①形の誤りか配置の誤りか

例:

・He go to work. → 文法(動詞の語形が誤り)
・To work he goes. → 構文(倒置の位置が不自然)

語形が正しくても語順が崩れると意味が拾いづらくなります。

②修正方法が語形変更か語順変更か

・語形の修正例:She were happy. → She was happy.
・語順の修正例:Happy she was. → She was happy.

どちらを直すのか自分で説明できれば理解は定着しています。

③意味の崩壊度で優先度を判定

・ go to work yesterday. → 時制が崩れていても意味は推測可能(文法ミス)。
・Yesterday to work she. → 主語と動詞の位置が欠落し意味が崩壊(構文ミス)。

意味が全く取れない場合は構文から、意味が取れるが不自然なら文法から修正すると効率的です。

例文で確認:同じ文を構文視点と文法視点でどう分析するか

実際の英文を多層的に見る練習をしてみましょう。以下の文を例に、構文・文法それぞれの観点を当てはめて分析します。

Having finished the report, John emailed it to his boss.
(報告書を終えたあと、ジョンはそれを上司にメールした)

視点具体的チェックポイント説明
構文①冒頭の分詞構文=付帯状況節
②主節 John emailed it to his bossSVOO
文骨格を塊で把握すると、聞いた瞬間に「状況説明→主行動」の流れがわかり、リスニングでも間違えません。
文法Having finished は現在分詞の完了用法
② 代名詞 it の先行詞=the report を確認
③ 動詞 emailed は過去形で時制一致
語形を精査することで、代名詞の照応ミスや時制ズレを防ぎ、ライティングの精度が上がります。

 “使える英語”につなげるにはリスニングが必須

文法と構文の違いを知ることで、効率よく英語学習を進められるようになります。一方で文法と構文を学ぶだけでは、机上の知識にしかならず実践で活かすことは難しいです。

文法や構文学習を使える英語につなげるには実際に使ってみることが大事です。特に会話の中で聞き・使うことにより定着します。

なぜ会話の起点は「聞く力」なのか──入力精度の重要性

ビジネス会議では、相手の発言を 正しく受け取る=入力精度がコミュニケーション全体の土台になります。聞き逃しや聞き違いが起こると、その後の発言・資料作成・意思決定までドミノ倒しのように狂ってしまうためです。

◆誤認コストが大きい

例えばadapt(適応させる)をupdate(更新する)と聞き違えると、

Please adapt the figures to the new criteria.(数字を新しい基準に合わせて調整してください)を

Please update the figures to the new criteria.(数字を新しい基準に合わせて最新化してください)

と解釈し、資料の作り直しや再確認が発生します。聞き間違いは時間だけでなく信頼も損なうリスク要因です。

◆時間的圧迫が避けられない

会議や電話では発言がリアルタイムで流れ去ります。途中で「構造をもう一度解析しよう」と思っても、話題は次へ次へと進み、追いつけません。

聞いた瞬間に構文(骨格)が浮かぶ レベルでないと、文法チェックどころか内容把握すら間に合わないのが現実です。

入力精度を高めれば、その場で相手の意図を確信しながら返答できるため、追加の質問や手戻りが最小限になり、会議の生産性が飛躍的に向上します。

構文・文法知識を音と結びつけるプロセス

リスニングが伸び悩む原因の多くは「知識が紙面に留まり、音と連動していない」点にあります。以下の3つを同時並行で稼働させることで、聞いた瞬間に同時に意味がわかる英語脳が完成します。

◆音声知覚(Sound Recognition)
弱形 /ɪts/ や連結音を聴き分け、切れ目なく音を拾う段階。

例: It’s on the agenda.(それは議題に載っています)

弱形 /ɪtsɔn/(ィッツォン) を聞き取れないと主語が不明確になり、後続の構文解析が崩れます。

◆構文のチャンク認識(Chunking)

音の塊を SVOC などの骨格で瞬時に把握し、意味のブロックを生成する段階。

例: What makes this strategy effective is its simplicity.
(この戦略を効果的にしているのはそのシンプルさだ)

先行する What makes〜 の節を主語チャンクとして一括処理できれば、長い主語でも意味をとらえやすいです。

◆文法の自動化(Grammar Automation)

時制・一致・語形などを無意識で補正し、細部の意味を確定する段階。

例:  They have been discussing the proposal.
彼らはその提案について議論し続けている)

現在完了進行形を瞬時に認識できれば、「議論が今も続行中」というニュアンスを逃さず取れます。

この3つを一気に回すトレーニングがシャドーイングです。

音源を1~2語遅れで発話することで、

  • 音声をリアルタイムでキャッチ
  • 口を動かしながらチャンクを保持
  • 発話の瞬間に正しい語形を選ぶ

という処理を体に染み込ませます。

結果、聞く・理解する・話すの回路が強化され、会話のスピードが向上していきます。

シャドーイングがなぜリスニング力向上に効果的なのかさらに詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめです。

まとめ|違いを押さえる×リスニング強化で使える英語へ

文法=語の形、構文=語の配置。この一本線を引くだけで学習は驚くほど整理されます。

  • 文法→構文→リスニングの順に学べば、知識が音と結びつき“使える英語”へ転換。
  • 誤用チェックは「語形か語順か」だけで迷いが激減。

 あとは毎日のシャドーイングでリスニングを強化しましょう。

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Daisuke|監修者
プログリットのカリキュラム開発部:PGUマネージャー
英語コンサルタントを経験後、英語学習に関するデータ分析や自然言語処理・音声処理技術を用いた専用カリキュラムの設計・アルゴリズム開発に従事。現在は、「最高の英語学習を追求し、サービスをアップデートする」チーム(PGU)で、応用言語学や第二言語習得論などの学術的観点と最新AI技術などテクノロジーの両面からサービス開発・改善に携わっている。
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この記事を書いた人

シャドテンラボ編集部です。
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