日常会話でもビジネスでも、避けて通れないのが「失敗」というテーマ。
「プレゼンで失敗した」「試験に落ちた」「チャンスを逃した」など、誰にでも一度はある経験ですよね。
しかし、いざ英語で「失敗した」と言おうとすると、“fail”“mistake”“mess up”“go wrong”など、似たような言葉が多く、どれを使えばよいのか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
この記事を読めば
- 「失敗する」を表す主要な英語表現とその違い
- シーン別「失敗した」の自然な英語フレーズと例文
- ネイティブが使うリアルなニュアンスの見分け方
などがわかりますよ。
英語で「失敗」をうまく表現し、前向きに会話を続けられるようになりたい方は、ぜひご一読ください。
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失敗は英語でどう言う?まず知っておきたい基本表現
失敗を英語で言うとき、真っ先に思い浮かぶのは “fail” ですが、それだけでは伝わりきらないニュアンスもあります。
シーンに合わせて自然な英語を選ぶことが、ネイティブらしい会話への第一歩です。
まずは基本的な「失敗」を表す英語表現を見ていきましょう。
“fail”だけじゃない!状況で使い分ける「失敗する」英語表現
英語で「失敗する」と言いたいとき、単に fail だけではニュアンスが伝わりきらないことがあります。
例えば「試験に落ちる」「ミスをする」「チャンスを逃す」では、それぞれ“失敗”の性質が異なりますよね。
ネイティブは状況に応じて動詞を使い分け、微妙な感情や背景を表現しています。
ここでは代表的な5つの動詞を見ていきましょう。
① fail:試験やプロジェクトなど「結果として失敗に終わる」
最も一般的でフォーマルな「失敗する」を表す単語が fail です。
結果として「目標を達成できなかった」「うまくいかなかった」ことを指し、特にテスト・プロジェクト・任務などに使われます。
I failed the driving test again.
(また運転試験に落ちた。)
The project failed due to poor planning.
(そのプロジェクトは計画不足で失敗に終わった。)
fail はビジネスやアカデミックな文脈でよく使われ、少し重めのトーンを持つ言葉です。
また “fail to + 動詞の原形” の形で「〜できなかった」という意味にもなります。
例:
I failed to notice the mistake.
(ミスに気づかなかった。)
② make a mistake:「ミスをする」「誤りを犯す」
「ちょっとした間違い」や「判断ミス」を指すときには、make a mistake が最も自然です。
“fail” のように「結果がうまくいかなかった」というよりも、「行動や判断の過程に誤りがあった」というニュアンスを含みます。
I made a mistake in the report.
(報告書でミスをした。)
Everyone makes mistakes. Don’t worry about it.
(誰でも間違えるものだよ。気にしないで。)
カジュアルからビジネスまで幅広く使える万能表現です。
また、“make the same mistake again”(同じミスを繰り返す)や “learn from your mistakes”(失敗から学ぶ)など、熟語的にもよく登場します。
③ mess up / screw up:カジュアルに「やらかす」「大失敗する」
日常会話でよく使われるのが mess up や screw up。
いずれも「やっちゃった!」「しくじった!」といった感情的なトーンを持つカジュアルな表現です。
I totally messed up the meeting.
(会議を完全に台無しにしてしまった。)
I screwed up my presentation.
(プレゼンでやらかした。)
この表現は、仲間内やフレンドリーな職場でよく使われますが、フォーマルな場面では避けたほうが無難です。
また、mess up は他動詞として “I messed up the schedule.”(スケジュールを台無しにした)のようにも使えます。
「取り返しのつかない失敗をしてしまった」ときにぴったりの言い回しです。
④ go wrong:「何かがうまくいかない」「狂う」
「どこで間違ったのかわからないけど、うまくいかなかった」というときには go wrong が便利です。
原因が明確でないトラブルや予期せぬ事態を説明するのにぴったりの表現です。
Something went wrong with the system.
(システムで何かがおかしくなった。)
If anything goes wrong, call me right away.
(何か問題が起きたら、すぐに連絡して。)
“go wrong” は「問題が起きる」「ずれる」「狂う」など、広い意味で使われます。
例えば人間関係でも “Our plan went wrong.”(計画が狂った)や “The relationship went wrong.”(関係がうまくいかなくなった)というように使えます。
⑤ blow it:「チャンスを逃す」「台無しにする」
blow it は「せっかくのチャンスを逃してしまった」「自分でチャンスを台無しにした」という意味です。
ネイティブの日常会話では非常によく使われるカジュアル表現で、少し後悔のニュアンスを含みます。
I had a chance to impress her, but I blew it.
(彼女に好印象を与えるチャンスを逃した。)
You blew it, man!
(おい、チャンスを台無しにしたな!)
感情的に使われることが多く、スポーツや恋愛の場面でも頻出。
日本語の「チャンスを棒に振る」「ミスって終わった」に近いニュアンスです。
同じ「失敗する」でも、どんな種類の失敗なのかによって使う英語が変わります。
試験で落ちるのか、ちょっとしたミスをするのか、チャンスを逃すのか——。
その“角度”を意識して単語を選ぶことで、英語表現がぐっと自然で豊かになります。
よく使われる失敗関連の名詞表現
「失敗」という名詞にも、いくつかの種類があります。
mistake:日常的な“ちょっとした間違い”
例:
It was just a small mistake.
(ただの小さなミスだった。)
error:技術的・システム的な“誤り”
例:
There was an error in the data entry.
(データ入力に誤りがありました。)
failure:重大な“失敗”や“失敗という結果”
例:
The project ended in failure.
(そのプロジェクトは失敗に終わった。)
「失敗談」を語るときは “I learned from my mistakes.”(失敗から学んだ)など、ポジティブな文脈で使うと好印象になります。
シーン別「失敗」の英語フレーズと使い方
同じ「失敗」でも、仕事・日常・試験など、場面によって適切な言い方が異なります。
ここでは、シーン別に自然なフレーズを紹介します。
仕事で失敗したときの表現(ビジネス英語)
ビジネスの場では、直接的な “I failed.” よりも、やわらかい表現が好まれます。
「ご迷惑をおかけしました」
→ I apologize for the inconvenience.
「私のミスです」
→ It was my mistake.
「原因を調査します」
→ We’re looking into the cause.
「再発を防ぐために対応します」
→ We’ll take steps to prevent this from happening again.
英語では「責任を取る姿勢」を示すことが信頼につながります。
単なる謝罪だけでなく、次の行動を添えるのがポイントです。
日常会話での「やっちゃった!」を英語で
友人や同僚との軽い会話なら、もっとカジュアルに言い換えられます。
I messed up!(やっちゃった!)
My bad!(ごめん、俺のせい。)
Oops!(あっ!しまった!)
SNSなどでも使われる口語表現で、ネイティブは感情を込めて使います。
例えば、うっかりメールを送り間違えたときの “Oops! Wrong person!”(あっ!間違えて送っちゃった!)はよくある一言です。
試験・プレゼン・面接などシーン別の失敗表現
学習やキャリアの中でも、「失敗」をどう伝えるかは大切です。
I failed the exam, but I learned a lot.
(試験には落ちたけど、多くを学んだ。)
My presentation didn’t go well.
(プレゼンはうまくいかなかった。)
The interview didn’t go as planned, but it was a good experience.
(面接は思いどおりではなかったが、いい経験になった。)
英語では、失敗を“経験”として前向きに話すことが評価されます。
「失敗=ネガティブ」ではなく、「学びのきっかけ」として表現する姿勢を持ちましょう。
「失敗を恐れない」「失敗から学ぶ」を英語で伝える
英語では「失敗を恐れない」「挑戦する」姿勢を肯定的に語る表現が多くあります。
ここからは、モチベーションを高める名言やフレーズを紹介します。
ポジティブに言い換える英語フレーズ
Learn from your mistakes.(失敗から学べ。)
Failure is the mother of success.(失敗は成功の母。)
Don’t be afraid to fail.(失敗を恐れるな。)
これらはスピーチや自己啓発の場面でもよく使われる定番フレーズです。
日本語では「失敗=避けるもの」と捉えがちですが、英語圏では「挑戦の証」として前向きに語られます。
英語面接・自己紹介で使える「失敗談」表現
面接では、失敗をどう乗り越えたかが評価されます。
例えば以下のように伝えると印象的です。
I once failed to meet a deadline, but I improved my time management skills later.
(納期を守れなかったことがありますが、その後タイムマネジメントを改善しました。)
I learned that communication is key to preventing mistakes.
(ミスを防ぐにはコミュニケーションが重要だと学びました。)
英語では「自分の課題を認めて成長した経験」を語ることが信頼につながります。
「fail」と「mistake」「error」の違いを理解しよう
「失敗」を意味する英単語には微妙な違いがあります。
正しく使い分けることで、英語表現がぐっと自然になります。
ニュアンスと使い分けのポイント
fail:結果がうまくいかなかった
→ I failed to reach my goal.(目標を達成できなかった。)
mistake:一時的な判断ミスや行動ミス
→ It was an honest mistake.(悪意のないミスだった。)
error:技術的・機械的な誤り
→ There’s an error in the calculation.(計算に誤りがある。)
ネイティブの会話では、“I made a mistake” は軽く済むトーン、“It was a big failure” は深刻な印象を与えます。
場面に応じて言葉の強さを選ぶことが大切です。
失敗に関する英語を使いこなせるようになるには?
「失敗した」「やっちゃった」といった英語表現は、会話の中で驚くほど頻繁に登場します。
しかし、これらの表現を“知っている”だけでは、実際の会話で自然に使いこなすことはできません。
失敗に関する英語を使いこなすためのカギはリスニング力である理由と、リスニング力向上の方法を解説します。
リスニング力が使いこなしのカギである理由
“fail”“mess up”“make a mistake”などのフレーズを覚えていても、相手の話を正確に聞き取れなければ自然に使うことはできません。
なぜなら、ネイティブは「失敗」を伝えるときに、トーンや前後の文脈で微妙なニュアンスを変えているからです。
例えば、相手が “I kinda messed up the presentation.”(プレゼンでちょっと失敗しちゃってさ)と言ったとします。
ここで “messed up”(メスダッp) の部分を聞き取れず、「何が起きたのか」がわからないと、会話が噛み合わなくなってしまいます。
一方で、意味を瞬時に理解できれば “Oh no, what happened?”(そうなんですか?何があったんですか?)と自然に返すことができます。
つまり、失敗に関する英語表現を「使いこなす」ためには、単語やフレーズを暗記するだけでなく、音として正確に聞き取り、理解できる耳を育てる必要があるのです。

リスニング力が向上すると使える英語になる
リスニング力を高めることで、相手の「失敗談」を聞き取れるようになり、様々な言い回しを自然に学ぶことができます。
その結果、自分の「失敗体験」も自然に話せるようになります。
例えば “I failed the exam.”(試験に落ちた)という直接的な表現だけでなく、
“I didn’t do well this time.”(今回はうまくいかなかった)や
“I messed things up again.”(またやらかしちゃった)など、文脈に合わせた柔らかい言い回しを選べるようになるのです。
音のまとまりとして “I totally messed up.” や “It didn’t go as planned.” を聞き取れるようになれば、相手の感情を正しく理解し、共感や励ましのリアクションもスムーズに取れるようになります。
つまりリスニング力は、単なる「聞く力」ではなく、「内容をくみ取り、自然に反応する基盤」といっても過言ではないのです。
リスニング力を高めるならシャドーイングが最短ルート
前述の通り、失敗に関する英語表現を本当に使いこなしたいなら、リスニング力向上が必要不可欠です。
シャドーイングを英語学習に取り入れ、リスニング力を効果的に向上させましょう。
シャドーイングとは?
英語音声を聞きながら、1〜2語遅れて声に出して復唱するトレーニング。
シャドーイングの効果
シャドーイングを続けることで、音を単語やフレーズとして瞬時に認識する「音声知覚」が鍛えられます。
これは、英語の「失敗」に関する表現を正確に聞き取り、理解するうえで欠かせないスキルです。
例えば、“I messed up.”(やっちゃった)や “It didn’t go as planned.”(思いどおりにいかなかった)といった表現も、音を聞いた瞬間に単語やフレーズがイメージできるようになれば、意味を考える余裕が生まれます。
結果として音→フレーズ・単語→意味理解のながれがスムーズになり、リスニング力が格段に向上するのです。
また、スクリプトを見ながら練習することで、“fail”“mistake”“go wrong”など、失敗を表す定番フレーズが自然に定着します。
英語特有の音のつながりやリズムを真似しながら練習することで、自分の発話もより滑らかになり、「失敗した」と伝えたいときも、自信をもって話せるようになるのもシャドーイングのメリットです。
つまり、シャドーイングは単なるリスニング練習ではなく、学んだ英語表現を実際の会話で自在に使いこなすためにイチオシのトレーニングなのです。

リスニング力を向上させ「失敗」に関する英語表現を使いこなそう
“fail”“mistake”“mess up”など、「失敗」を表す英語表現にはそれぞれ異なる意味と使い方があります。
文脈に合った言葉を選べるようになると、英会話の自然さがぐっと増し、伝わり方も大きく変わります。
まずは、日常やビジネスの中でどんな“失敗”を表現したいのかを意識しながら、しっかりと使い分けを身につけましょう。
そして、本当に使いこなすためには、単語を覚えるだけでなくリスニング力を鍛えることが欠かせません。
ネイティブの“失敗”表現は、発音の省略や音のつながりが多く、文字だけで覚えても実際の会話で聞き取れないことが多いからです。
英語の音声変化やイントネーションを正確に聞き取れるようになれば、相手の失敗談にも自然に反応でき、会話全体がスムーズになります。
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