- 落ち込んでいる同僚に何か言いたいけれど、英語だと気の利いたことが言えない
- 励ますつもりで言ったのに、相手の反応が微妙だった
――そんな経験はありませんか?
日本語では自然に出てくる励ましの言葉も、英語になると途端に表現が単調になったり、文化の違いからズレた言い方になってしまうことがあります。
この記事を読めば
- ネイティブがよく使う励まし表現とその背景
- シーン別の英語フレーズ
- 適切に励まし表現を使うために必要な「リスニング力」向上方法
などがわかりますよ。
落ち込んでいる相手を、英語であたたかく、スマートに励ませるようになりたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
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英語で人を励ますときの基本マインドセット
励ましのフレーズを暗記するだけでは、心に響く英語は身につきません。文化的な背景を理解し、相手の状況や気持ちに寄り添ったうえで、適切な表現を選ぶことが大切です。
まずは、英語圏の励まし文化とマインドセットを押さえておきましょう。
ネイティブが重視する「共感・受容・応援」のステップ
英語で人を励ますとき、ネイティブは次の3ステップを自然に踏んでいることが多いです。
1. 共感(Empathy):「それは大変だったね」と相手の感情に寄り添う
2. 受容(Validation):「その気持ちは当然だよ」と感情を肯定する
3. 応援(Encouragement):「あなたならできる」と前向きな言葉をかける
この順序を意識することで、言葉に説得力とあたたかさが生まれます。
例えば “I can imagine how hard it must be.”(大変だったんだろうな)という言葉のあとに “But I believe in you.”(でも、君ならできるよ)と続けると、より自然で心に届く励ましになります。
NG例:日本語の感覚でそのまま訳すと逆に失礼?
「頑張ってね」を英語にするとき、つい “Do your best!” を使ってしまいがちですが、これは状況によってはややプレッシャーに感じられることもあります。
例えば、既に十分頑張っている人に対して「もっと頑張れ」と受け取られてしまう可能性があるのです。
英語では “Take it easy on yourself.”(自分に優しくね)や “Just do what you can.”(できる範囲で大丈夫だよ)といった表現のほうが適切な場合もあります。
文化の違いを理解し、相手の状態に合った言葉を選ぶことが何より重要です。
ビジネスシーンで求められるポジティブな言葉選び
職場では、あからさまな感情表現を避けながらも、前向きな雰囲気を伝えることが求められます。
ネガティブな状況でも「期待しているよ」というメッセージを含めると、相手のモチベーションを引き出せます。
例えば、プレゼンに挑む同僚には “Looking forward to your presentation. I know it’ll go great.”(プレゼン楽しみにしてるよ。きっとうまくいく)といった一言が効果的です。
【場面別】英語で人を励ますフレーズ集
励ましの言葉は、相手の状況によって選び方が変わります。
ここでは、ビジネスからプライベートまで、場面別に使える英語表現を紹介します。
ビジネスで部下・同僚を励ましたいとき
You’ve got this. I trust your judgment.
(君ならできる。君の判断を信じてるよ)I know this project is tough, but you’re not alone.
(このプロジェクトは大変だけど、一人じゃないよ)
このようにチーム内で支え合う文化を表すことが大切です。
落ち込んでいる友人をやさしく励ましたいとき
It’s okay to feel down. I’m here for you.
(落ち込むのも当然だよ。私はいつでも味方だから)You don’t have to go through this alone.
(ひとりで抱え込まなくていいんだよ)
具体的な問題解決のアドバイスをするにせよ、まず最初は相手の気持ちに寄り添う一言が適切です。
面接・試験前に背中を押したいとき
Just be yourself—you’re well prepared.
(自分らしくね。準備は万全だよ)You’ve worked hard for this. Trust yourself.
(これまで努力してきたんだ。自分を信じて)
努力を称え、自信を引き出す表現が効果的です。
病気・ケガの相手を気づかいたいとき
Wishing you a smooth and speedy recovery.
(早く元気になりますように)Take all the time you need to rest and recover.
(ゆっくり休んで、しっかり回復してね)
1番早く良くなりたいのは本人のため、思いやりのある言葉を選びましょう。
スポーツや勝負事でエールを送りたいとき
Give it your all—you’ve trained hard for this.
(全力を出して。これまで頑張ってきたんだから)You’ve got the skills and the mindset. Go win it!
(スキルもマインドも備わってる。勝ち取ってこい!)
前向きなエネルギーをストレートに伝えるのがポイントです。
SNSやチャットでカジュアルに励ましたいとき
Hang in there! You’ve got fans cheering for you!
(踏ん張って!応援してるよ!)You’ve got this! Let’s gooooooooo!
(君ならできる!さあ行こう!)
スタンプや絵文字を交えるとフレンドリーさが増します。
絵文字のもつ意味に注意しよう|文化によって解釈が異なる
SNSやチャットでは、励ましの言葉に添えて絵文字を用いることも多いです。
英語圏では、絵文字の意味が日本と異なる場合があるため、気軽な励ましメッセージでも注意が必要です。励ますつもりが、誤解を招いたり、場にそぐわない印象を与えてしまうこともあります。
以下に、特に注意すべき絵文字の例をいくつか紹介します。
・汗の絵文字
日本では「焦っている」「焦りながらも頑張ってる」という意味でよく使われますが、英語圏では「性的な意味合い(興奮、欲望)」を持つ場合があります。
・手を合わせるマーク
日本では「お願いします」「感謝・お礼」の気持ちとして使いますが、英語圏では「祈っている」「お願いしている」という宗教的・スピリチュアルなニュアンスに取られることがあります。
・涙を流しながら笑っているマーク
日本では「めちゃくちゃ面白い」というポジティブな笑いを表しますが、世代や国によっては「古くさい」「少しバカにしている」と受け取られることもあります。
絵文字は、言葉を補う便利なツールではありますが、文化的な解釈の違いがあることを念頭に置いて使いましょう。
特に英語圏の相手とSNSやチャットでやりとりをする際は、「相手の文化でどう見えるか」を一度想像してみると、より誤解のない励ましができます。
励ましに使える一言バリエーション
- You’re doing great!(すごく頑張ってるね)
- I believe in you.(君のことを信じてるよ)
- One step at a time.(一歩ずつでいいよ)
- Don’t give up!(あきらめないで)
- I’m rooting for you.(応援してるよ)
短くても、心に響く一言をストックしておくと便利です。
フレーズを“使える英語”にするには?|リスニング力がカギ
いくら素敵な表現を覚えていても、実際の会話でそれを“適切に”使うのは簡単ではありません。
フレーズを“使える英語”にするにはリスニング力がカギである理由を解説します。
相手の感情・文脈を“聞き取れるか”で言葉の精度が変わる
例えば「頑張ってね」と言いたい場面でも、相手がすでに疲れ切っているのか、これから挑戦しようとしているのかで、ふさわしい英語表現は大きく異なります。
英語の励ましは、その“空気感”を読み取ることが前提。
相手の気持ちや状況を正しく“聞き取る力”がないと、場に合った言葉を選べません。つまり、フレーズを“使える英語”にするには、相手の発言を瞬時に理解するリスニング力がカギとなるのです。
意味を理解しながら聞く力を育てるには「シャドーイング」
前述の通り「励ますときに使える英語表現」を、適切に使いこなすには「リスニング力」が必要不可欠です。
シャドーイングを学習に取り入れ、短期間で英語力を底上げしましょう。
シャドーイングの効果
シャドーイングとは、英語の音声の1〜2語後を追いかけて発話するトレーニング方法です。
以下のような効果があります。
◆リスニング力向上
英語の音源を追いかけながら発話することで、音と単語・フレーズが結び付くようになり、音声知覚が向上します。音声知覚が向上することで意味理解に余裕が生まれ、リスニングが格段にやりやすくなるもの。
相手が何に悩んでいるかわからなくて、どう励ませばよいのかわからない…。
そんな人こそシャドーイングでリスニング力を向上させ、適切なタイミング・フレーズで励ましの言葉を使えるようになりましょう。
◆発音改善
英語音源の完全再現を繰り返す中で、英語の発音はもちろん、英語特有のリズムやイントネーションといったものにも慣れることができます。
シャドーイングを繰り返すことで自然な英語の話し方ができるようになり、通じやすい英語が話せるようになるのもシャドーイングのメリットです。励ましの言葉が相手に伝わらなかった…といったことがなくなります。
またシャドーイングでは、音声を聞く前に英文の単語や文法を確認することで語彙力と文法力が強化されます。さらに、シャドーイングは音を真似るだけでなく、英語の語順で意味を理解しながら発話する訓練(*コンテンツシャドーイングの場合)であるため、英語を英語のまま処理する思考パターンが身につくこともポイントです。
シャドーイング最大の効果はリスニング力向上ですが、副産物的に様々な効果を得ることができ、短期間でも「英語で励ます」ができる英語レベルに近づけることができます。

シャドーイングのやり方
シャドーイングの基本的なやり方は以下の通りです。
【シャドーイングのやり方】
Step1. 音声のみを聞く
全体の流れとトーンを把握し、内容をざっくり掴む。
Step2. スクリプト確認
音源と台本を照合して語彙・文法を理解、音と単語をリンク。
Step3. オーバーラッピング
スクリプトを見ながら同時発話し、リズムと音の連結を体得。
Step4. マンブリング(必要時)
速さについていけない箇所は小声でつぶやき、負荷を調整。
Step5. シャドーイング実施
スクリプトなしで1〜2語遅れで復唱し、リスニングと発話を同時強化。
Step6. 録音&振り返り
自分の音声を録音して発音・イントネーションを確認し、改善点を再練習。
※2日目以降はStep5とStep6のみを3〜4日繰り返す。
まとめ|励ましフレーズを“伝わる英語”にするには
励ますための英語表現は、相手の状況や文化背景に配慮して選ぶ必要があります。そのため表現を覚えるだけではなく、「相手の状況や感情を理解するリスニング力」が求められます。
前項でご紹介したシャドーイングを英語学習に取り入れ、リスニング力を向上させましょう。
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【シャドテンの特徴】
◆プロによる毎日の添削
毎日プロから英語の音声変化、発音、イントネーションに関するフィードバックが提供されます。自分の発音の良い点や改善すべき点を具体的に知ることができるため、自己流で学んでいるだけでは見逃しがちなポイントをしっかり修正できます。独学で学ぶより、はるかに効率的にリスニング力向上が可能です。
◆1000以上の教材
さまざまなシチュエーションや4つの異なるアクセントを網羅した1000以上の教材が用意されています。これにより、実際の会話でよく使われるフレーズや表現を、異なるアクセントで学べます。
◆シャドーイングに最適な機能
AB再生(繰り返し再生機能)やスピード調整機能、スクリプト表示切り替え機能など、シャドーイングを効果的に行うための豊富な機能が搭載されています。これらの機能を使いながら、自分のペースでスピーキングの練習ができ、発音やリズムの改善が図れます。
現在、シャドテンでは7日間の無料体験も実施しているので、この機会にぜひ使いやすさを実感してください!
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