外国人観光客が増える中、カフェで働くと英語で接客する機会が想像以上に多いと感じていませんか。
「注文を聞き取れなかった…」「あのとき、もっと自然に言えたらよかった」と後悔した経験を持つ人は少なくありません。
英語のフレーズを覚えることは確かに大切です。
しかし、実際の現場では相手の話すスピードや発音の癖、略語などにより、テキスト通りのやりとりにはなりません。
つまり、「聞き取れる耳」がなければ、どんなにフレーズを知っていても活かせないのです。
この記事では、カフェでの接客英語を場面別のフレーズ集としてご紹介します。さらに、英語を「聞き取れる」「返せる」力を養うために有効な学習法として、シャドーイングを取り上げます。
最後には、シャドーイングを効率的に行えるおすすめのアプリもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
※シャドテンラボおよびシャドテンは、株式会社プログリットによって運営されています
リスニング力を上げたいけどどうしたらいいかわからない・・という方へ。
当社のLINE公式アカウントで簡単なアンケートにお答えいただくと、無料で『リスニング力を飛躍的に上げる英語学習法』のWeb bookをプレゼント。




下のボタンからぜひ「友だち追加」をお願いいたします!

カフェの接客英語を身につけるべき理由
日本は近年、訪日外国人の数が急増しています。その中でも、気軽に立ち寄れるカフェは外国人客の利用率が高い業態のひとつです。
英語ができれば、よりスムーズに接客できるだけでなく、顧客満足度の向上にも直結します。例えば、スムーズな英語対応によって「また来たい」と思ってもらえる可能性が高まりますし、チップ文化のある国からの観光客なら評価や報酬に反映されることもあります。
ただし、英語接客はフレーズ暗記だけでは成立しません。お客様が話す内容を正しく聞き取り、適切に反応する力が必要です。これこそが、多くの人が見落としがちな「第2のハードル」です。
カフェの接客英語の特徴
カフェの英語は、ファミレスやホテルと比べて短くカジュアルなやりとりが多いのが特徴です。一方で、発音やスピードはネイティブ特有の音声変化が含まれるため、聞き取りづらく感じる場面も多くあります。
特に注意すべきなのは、カフェ特有の単語やメニュー名です。例えば「フラットホワイト(Flat White)」「アメリカーノ(Americano)」などは日本語でも聞きますが、発音やイントネーションが異なります。
また、外国人客は注文時に「Could I get a…」「Can I have…」などの自然なフレーズを使いますが、教科書で学んだ形と異なることが多いのです。
つまり、カフェ英語をマスターするには、単語・フレーズ+音声での慣れの両方が不可欠です。
【場面別】カフェ接客英語フレーズ&例文集
カフェでの接客英語は、シーンごとに使うフレーズがほぼ決まっています。まずは、よくある場面ごとに必要な英語を押さえておくと、現場での安心感が大きく変わります。
ここでは、入店時の挨拶から会計、トラブル対応まで、日常的に使える表現を厳選しました。日本語と英語をセットで覚えることで、実際の会話でスムーズに口から出やすくなります。
お客様を迎える・席に案内する
入店時の第一印象は、その後の接客の雰囲気を左右します。笑顔での挨拶と席の案内は、短くシンプルな英語で十分です。
座席の選択肢を提示したり、混雑状況を伝える表現も合わせて覚えておきましょう。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
Hello, welcome to our cafe! | こんにちは、ようこそ当店へ! |
How many people? | 何名様ですか? |
Would you like to sit inside or outside? | 店内とテラス席、どちらがよろしいですか? |
Please follow me. | ご案内いたします。 |
注文を取る(サイズ・オプション・カスタマイズ確認)
注文を取る際は、選択肢を提示してお客様が答えやすい質問を心がけます。
ドリンクのサイズやトッピング、ミルクの種類など、カフェならではのカスタマイズ確認が多い場面です。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
What can I get for you today? | 本日は何にいたしますか? |
Would you like that small, medium, or large? | サイズはS・M・Lどれになさいますか? |
Any extra shots or milk alternatives? | エスプレッソ追加やミルクの変更はございますか? |
Is that hot or iced? | ホットですか、アイスですか? |
メニューや商品説明をする
おすすめメニューや新商品を説明する際は、材料や味の特徴を簡潔に伝えます。
お客様が興味を持ったら、追加情報を補足すると効果的です。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
This cake is made with seasonal strawberries. | このケーキは旬のイチゴを使用しています。 |
It’s our most popular drink. | こちらが一番人気のドリンクです。 |
It has a rich, creamy flavor. | 濃厚でクリーミーな味わいです。 |
This is vegan-friendly. | こちらはヴィーガン対応です。 |
アレルギー・食事制限を確認する
食物アレルギーや宗教的食事制限の確認は、安全のため必須です。
特に海外からの観光客は意識が高いため、英語で正確にやり取りできることが重要です。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
Do you have any allergies I should know about? | 知っておくべきアレルギーはありますか? |
Is it okay if this contains nuts? | ナッツが含まれていても大丈夫ですか? |
This dish contains dairy. | この料理には乳製品が含まれます。 |
We can make it gluten-free. | グルテンフリーにできます。 |
おすすめを提案する
お客様が迷っている場合、積極的におすすめを提案しましょう。理由を添えることで、注文につながりやすくなります。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
I recommend our signature latte. | 当店自慢のラテがおすすめです。 |
You might like the matcha frappuccino. | 抹茶フラペチーノはいかがでしょうか。 |
It’s perfect for a hot day. | 暑い日にぴったりです。 |
Many customers enjoy this one. | 多くのお客様に人気です。 |
注文内容を復唱・確認する
復唱は注文ミスを防ぐ基本動作です。聞き間違いを防ぐため、注文内容をはっきり繰り返し、相手の返事も聞き取りましょう。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
So, that’s one large cappuccino and a blueberry muffin, right? | Lサイズのカプチーノとブルーベリーマフィンでよろしいですか? |
Just to confirm, you wanted soy milk, correct? | 確認ですが、ソイミルクでよろしいですか? |
That’s for here, right? | 店内でお召し上がりですね? |
Did I get that right? | 間違いありませんか? |
テイクアウトか店内利用かを確認する
短いやり取りですが、外国人客は非常に速く言う場合があります。しっかり聞き取り、自分でも自然に言えるようにしておきましょう。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
For here or to go? | 店内ですか、お持ち帰りですか? |
Would you like that for here? | 店内でお召し上がりですか? |
Is that to take away? | お持ち帰りですか? |
That’ll be to go, right? | お持ち帰りですね? |
会計・支払い方法を案内する
会計時は金額だけでなく、支払い方法の選択肢も英語で案内できるとスムーズです。
海外ではカード払いが一般的なため、そのまま案内に含めるとよいでしょう。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
That’ll be 500 yen. | 500円になります。 |
Would you like to pay by card or cash? | カードか現金、どちらでお支払いですか? |
Please tap your card here. | こちらにカードをタップしてください。 |
Here’s your receipt. | こちらがレシートです。 |
クレームやトラブルに対応する
クレーム対応では、まず謝罪し、解決策を提示することが重要です。相手の言葉を遮らず、落ち着いた声で対応しましょう。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
I’m sorry about that. Let me fix it for you. | 申し訳ございません。すぐに対応いたします。 |
Thank you for bringing it to my attention. | お知らせいただきありがとうございます。 |
I’ll replace it right away. | すぐに交換いたします。 |
We’ll make it right. | きちんと対応いたします。 |
フレーズを覚えても聞き取れない問題
現場でよくあるのは、フレーズは知っていても相手の発音やスピードに対応できず、聞き返してしまうケースです。
英語では単語同士がつながる「リエゾン」や音の脱落、省略が頻繁に起こります。例えば “Would you like 〜?” は、実際の会話では “ウッジュライッ〜?” のように聞こえます。
これを文字で覚えているだけでは、現場対応は難しいでしょう。そこでおすすめなのが、シャドーイングという学習法です。
リスニング力向上にはシャドーイングが効果的
シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら、ほぼ同時に発音していくトレーニング方法です。
この学習法は、音声変化を含む自然な英語を聞き取る力を磨くのに非常に効果的です。発音やイントネーションの習得も副次的にできるのが魅力でもあります。
カフェ接客では、お客様が放つ予想外のスピードやアクセントにも瞬時に反応する必要があり、シャドーイングはこの「瞬時に理解する」スキルを鍛えるのに最適な学習法なのです。
なお、シャドーイングの正しいやり方については以下の記事を参考にしてください。

まとめ|カフェ接客英語はフレーズ+リスニング力が鍵
英語接客では、フレーズ暗記だけでは不十分です。聞き取る力と瞬発的に返す力を同時に鍛えることで、初めてスムーズな接客が可能になります。
シャドーイングはその両方を効率よく伸ばせる学習法です。
「シャドーイングを試してみたい!」という人には、シャドーイング特化型アプリシャドテンの活用がおすすめです。
シャドテンの最大の特徴はプロが毎日添削してくれることで、自分では気づきにくい発音の甘さや音のつなげ方、抑揚まで具体的にフィードバックしてもらえます。
さらに、教材は4つのアクセントと1000以上の題材を収録しており、自分のレベルに合った教材で練習ができます。AB再生やスピード調整、スクリプト表示切り替え機能もあり、学習効率を最大化できる設計です。
「フレーズは覚えたけれど、実際に聞き取れない…」という悩みを解消したい方は、ぜひシャドテンで毎日30分シャドーイングを始めてみてください。日々の接客での自信が変わるでしょう。
また、当社公式LINEの「友だち追加」をしてアンケートにお答えいただくと「リスニング力向上に役立つWeb book」が受け取れます。 リスニングに役立つ情報もLINEで配信していますので、ぜひこの機会にご登録ください。

シャドテンオリジナルWeb book『究極のリスニング学習法』をプレゼント!!
全5問のアンケートに答えるだけで無料でGETできるので、ぜひ友だち追加してみてくださいね。
- 最新のリスニングTips
- リスニング診断
- 限定セミナー情報
など、リスニング力を上げたいあなたにピッタリなお役立ち情報を配信中です。