「Great!」ばかり言ってしまう、相手を持ち上げすぎて軽く見られたくない、メールでどう褒めればいいか迷う──英語で人を褒める瞬間って、意外と神経を使いますよね。
しかもフレーズを「知っている」だけでは不十分で、会議でネイティブ同士がサラッと言った褒め言葉が聞き取れなければ、そもそも会話に入れません。
本記事では、社会人が職場で今すぐ使える「対等で自然」な褒めフレーズを場面別に紹介します。
「褒める英語表現の幅を増やしたい」という方は、ぜひ本記事の内容を参考にしてください。
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はじめに|英語で「褒める」って難しい?
英語で人を褒めようとすると、無難な言葉ばかりになったり、逆に大げさで距離が出たりしがちです。
しかもネイティブは小さな声量でサッと褒めることが多く、聞き取れないと会話に乗り遅れます。ここでは「定番語だけでは通じにくい理由」と「職場や人間関係で褒めが効く瞬間」を整理します。
「すごい」「素敵」だけじゃ足りない!
日本語の感嘆詞をそのまま英語にしても、曖昧だったり幼く聞こえることがあります。大事なのは「何が良かったのか」を短く添えることと、表現の引き出しを増やすことです。
声の強弱や語尾の上げ下げも印象を左右します。
まずは短く使いやすい表現を核に、成果・努力・センスなど評価ポイント別の一言を用意しましょう。そうすることで状況に応じてサッと差し替えられるようになります。
褒め言葉はビジネスでも人間関係でも超重要
会議後の一言が次の協力を呼び、部下への評価がやる気を押し上げ、初対面での好意的コメントが関係づくりに欠かせないものになります。
英語圏では、的確な褒めは信頼のサインとして機能する場面が多めです。
逆に沈黙は「関心がない」と取られることもあります。つまり褒めは礼儀であり戦略です。相手との距離感や立場、口頭かメールかなど媒体も意識し、自然で対等な表現を選べると仕事も人間関係もスムーズになります。
よく使う褒めフレーズ【シンプル編】
まずは「短く・素早く・感じよく」伝わる表現を押さえましょう。
ここでは、一言で相手を肯定できる万能フレーズ、続いてカジュアルにもフォーマルにも切り替え可能な言い回しを紹介します。
会議後の一声、チャットでの一文など、即座に使える形に整えておくと実践で迷いません。
一言で伝わる万能フレーズ
最初の引き出しは「短くても伝わる」表現です。
以下の通り、Nice work! / Well done! のような成果評価系を中心に、言い換えを複数用意しておくと便利です。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
Nice work! | いい仕事だね/よくやったね |
Well done! | よくやりましたね |
Great job! | 素晴らしい出来です |
Impressive! | 感心したよ/見事だね |
Brilliant! | 最高だね/見事です |
Nailed it! | バッチリ決めたね |
Spot on! | 的確だね/ドンピシャです |
Good call. | いい判断だったね |
Nice one. | いいね、それ |
Solid work. | 安定した良い仕事だね |
Love it. | それ、すごく好きだよ |
That was quick! | 仕事が早いね |
Looks great. | とても良さそうだね |
That’s clever. | うまい発想だね |
You crushed it. | 圧倒的だったよ/完璧だったね |
カジュアルにもフォーマルにも転用できる表現
関係性や場の温度感に合わせて「砕けた→丁寧」をスイッチできる表現をストックしておきましょう。
以下の褒めフレーズは、語尾の副詞や助動詞でニュアンス調整もしやすいので、ぜひ使い回してみてください。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
You really pulled it off. | 本当にやり遂げたね |
I appreciate how you handled that. | その対応の仕方に感謝しています |
That was a smart move. | 賢い判断でしたね |
I admire the way you approached it. | その取り組み方に感心しました |
Your input made a real difference. | あなたの意見が実際に効きました |
I love the way you framed that. | そのまとめ方がすごく良かったです |
You managed that beautifully. | 見事に切り抜けましたね |
That was very well executed. | 実行がとても巧みでした |
You handled it professionally. | プロらしい対応でしたね |
Thanks for stepping up like that. | あの時率先してくれて助かりました |
You’ve set the bar high. | 高い基準を作ってくれましたね |
That solution was spot-on for us. | 私たちにとってどんぴしゃの解決策でした |
ビジネスシーンで使える褒めフレーズ
会議後のねぎらい、上司・部下・同僚それぞれへの配慮、メールやチャットでの書き言葉、初対面のスモールトーク──職場では褒める場面が想像以上に多いものです。
ここでは4つの状況別に「自然で対等」な表現をまとめます。
音やトーンも意識しつつ、自分の口癖として定着させていきましょう。
会議・プレゼン後に努力と成果を具体的に褒める
「何が良かったか」を添えると、お世辞ではなく評価になります。数字の整理、論点の明確化、場の空気づくりなど、相手の良い点を一言で切り取る練習をしておくと即座に使えます。
声のトーンは落ち着きめに、余韻を残すように言うと信頼感も伝わりますよ。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
Your breakdown of the data was crystal clear. | データの分解がとても分かりやすかったです |
You highlighted the key issues perfectly. | 重要点を完璧に浮き彫りにしてくれました |
The way you structured the talk kept everyone engaged. | 構成が良くて全員が集中できていました |
Your Q&A handling was spot-on. | 質疑応答の受け答えが的確でした |
That slide really tied everything together. | あのスライドが全体をうまくまとめていましたね |
I loved how you made the next steps explicit. | 次の行動を明確にした点が良かったです |
You turned complex info into something actionable. | 複雑な情報を実行可能な形にしてくれました |
Thanks for steering the discussion back on track. | 議論を軌道に戻してくれて助かりました |
Your timing and pacing were just right. | 時間配分と進行がちょうど良かったです |
You set a high bar for future presentations. | 今後の発表の基準を引き上げましたね |
上司・部下・同僚で言い回しを変える
立場が違えば響き方も変わります。
上司には学びや尊敬を示し、部下には努力や成長を拾い、同僚には対等な評価をしましょう。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
(上司へ)I learned a lot from how you navigated that issue. | あの問題への対処から多くを学びました |
(上司へ)Your guidance made the project smoother. | あなたの指示でプロジェクトが円滑に進みました |
(部下へ)I can see how much thought you put into this. | かなり考え抜いたのが伝わってきます |
(部下へ)Your growth over the last sprint is impressive. | 直近スプリントでの成長ぶりが見事です |
(同僚へ)That was a smart call. | いい判断だったね |
(同僚へ)You saved us a ton of time there. | あれでかなり時間を節約できたよ |
(上司へ)Your feedback sharpened the whole plan. | あなたのフィードバックで計画が研ぎ澄まされました |
(部下へ)You handled that setback professionally. | あの逆境にもプロらしく対応したね |
(同僚へ)Loved the angle you took on that problem. | その問題への切り口が良かったよ |
(役職問わず)I appreciate your initiative on this. | 率先して動いてくれたことに感謝します |
ビジネスメール・チャットでの自然な褒め表現
書き言葉では「Appreciate」など便利な単語を押さえ、件名や冒頭でサラッと褒めを入れると印象が柔らぎます。
早速、以下のフレーズをメールで打ち込んでみましょう。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
I just wanted to acknowledge your quick turnaround. | 迅速な対応を一言お礼したくて |
Your insights in today’s thread were spot-on. | 今日のスレッドでの洞察が的確でした |
Really appreciate the way you clarified the requirements. | 要件を明確にしてくれた点に感謝しています |
That template you shared will save us time. Great job. | 共有してくれたテンプレで時間が節約できます、素晴らしいです |
Thanks for catching that detail before it went live. | 公開前にその細部を見つけてくれて助かりました |
Your summary made the decision easy. | まとめがあったおかげで判断が楽になりました |
I admire the professionalism in your communication. | あなたのコミュニケーションのプロ意識に感心しています |
Appreciate you looping everyone in so promptly. | すぐに皆を巻き込んでくれたことに感謝します |
That was a very thoughtful comment—thanks. | とても配慮のあるコメントでした、ありがとう |
初対面・ネットワーキングでスマートに褒める
初対面では外見より「行動・成果・視点」を褒めると良いでしょう。観察した事実に基づく一言+軽い質問で会話を広げましょう。
押しつけず、フラットなトーンで伝えるのがコツです。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
I was impressed by how you facilitated that discussion. | 進行の仕方に感心しました |
Loved your question about user adoption—that was sharp. | ユーザー定着に関する質問が鋭かったですね |
I like the perspective you brought to the panel. | パネルでの視点がとても良かったです |
Your project sounds fascinating—would love to hear more. | そのプロジェクト、とても興味深いですね。詳しく聞きたいです |
Great job keeping everyone on the same page. | 全員の認識を揃えた点が素晴らしかったです |
The example you used really clarified the point. | 例示が論点をとても明確にしてくれました |
That was a concise intro—easy to follow. | 簡潔な自己紹介で、とても分かりやすかったです |
I appreciate how approachable your presentation felt. | プレゼンが親しみやすく感じられました |
Your energy lifted the room. | あなたのエネルギーで場が明るくなりました |
Nice to finally put a face to the name—great insights today. | お名前は伺っていましたが、お会いできて嬉しいです。今日の洞察も素晴らしかったです |
日常英会話で使える褒めフレーズ
職場以外でも、外見をサラッと褒めたり、努力を拾ったり、失敗後に励ましたりする瞬間は多いものです。
ここでは「センスよく見た目を褒める」「行動や姿勢を評価する」「落ち込む相手を前向きにする」の3場面に分けて紹介します。
短く言える一言+理由を添える形で覚え、口に出す練習をしましょう。
外見・服装・センスをセンスよく褒める
外見そのものより「選択やセンス」を持ち上げると押しつけ感が減ります。
理由を一言添える、語尾を柔らかくする、笑顔で伝える──この3点を意識すると自然さが増します。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
You’ve got great taste in colors. | 配色のセンスがすごくいいね |
That jacket really suits you. | そのジャケット、とても似合ってる |
Love how you styled that today. | 今日の合わせ方、すごく好き |
Your haircut looks fresh. | 髪型が新鮮でいい感じだね |
That accessory pulls the look together. | その小物が全体を締めてるね |
You look effortlessly classy. | さりげなく上品に見えるよ |
That pattern is so you. | その柄、すごくあなたっぽい |
The color really brings out your eyes. | その色、目を引き立ててるね |
Nice choice on the shoes. | 靴のチョイス、いいね |
You make casual look polished. | カジュアルでもきちんと感があるね |
行動・努力・姿勢を評価する表現
結果だけでなく過程を拾うと相手はぐっと励まされます。
頻度・継続・工夫などを示す語を添え、観察していたことを伝えましょう。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
I admire how consistently you show up prepared. | いつも準備万端で来る姿勢に感心してるよ |
Your patience really paid off. | 我慢強さがちゃんと実を結んだね |
I can tell you put a lot of thought into this. | すごく考え抜いたのが伝わってくるよ |
You kept pushing even when it got tough. | 厳しくなっても押し続けたね |
I love the initiative you took. | 率先して動いたところが素晴らしい |
You handled that with real care. | 丁寧に対応してくれたね |
Your consistency is impressive. | その継続力は本当にすごい |
You’re getting better every time. | 回を重ねるごとに上達してるよ |
Your focus made a difference. | 集中力が効いてたね |
You stayed calm under pressure—nice. | プレッシャーの中でも冷静だったね |
失敗後に前向きになれる一言
もし相手が失敗をして落ち込んでいたら、失敗を軽視せず、認めつつ未来に目を向けさせるのがポイントです。
責めずに評価点を拾い、次への一歩を促す表現を用意しておくと咄嗟の場面で役立ちます。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
It didn’t go as planned, but your idea has real potential. | 計画通りじゃなかったけど、アイデア自体には可能性があるよ |
I respect how you owned the mistake. | 失敗を引き受けた姿勢を尊敬するよ |
You bounced back fast—that’s impressive. | 立ち直りが早かったのがすごい |
The way you fixed it was solid. | 修正の仕方がしっかりしてたよ |
This will make the next try even stronger. | 次はもっと強くなる材料だね |
You kept the team moving despite the hiccup. | トラブルがあってもチームを止めなかったね |
I like how you turned it into a lesson. | それを教訓に変えたところがいいね |
Your attitude right now says a lot. | 今の姿勢が物語ってるよ |
Thanks for being transparent about it. | 正直に話してくれてありがとう |
「褒めフレーズが聞き取れない」問題の正体
文字で覚えた “Well done.” や “Spot on.” が会議で流れると、「今なんて言った?」と聞き逃してしまう——多くの場合、原因は発音が教科書どおりではないからです。
英語では弱形・連結・脱落が日常茶飯事で、聞き手は意味を追いながら曖昧な音を頭の中で補って理解しています。
この「音の現場感」を文字上の知識だけで埋めるのは難しいですが、ここを攻略できれば、褒めフレーズは一気に実戦で使えるようになります。
弱形・連結・脱落…文字通りの音じゃないから聞こえない
that’s が 「ザァッツ」 ではなく 「ザッt」に近かったり、handled it が 「ハンダェディッ」 のようにつながったり、母音が抜け落ちたりと、英語は単語単位で区切られず、情報量の少ない語ほど弱く短くなりがちです。
結果、「知ってるのに聞こえない」状態になってしまいます。
まずは「どこが弱くなる/つながる」のかを意識化し、耳がその変形を前提に待ち構える状態を作ることが出発点です。
音声変化の理解にはシャドーイングがおすすめの理由
シャドーイングは、聞こえた音を即座に口でなぞる英語学習法で、英語特有の弱形や連結を口で再現するため、音声変化の理解に繋がります。
さらに自分の発音を録音して確認すれば、再現できない音=聞き取れていない音だと気づけます。耳と口を同時に回す訓練だからこそ、褒めフレーズも「知ってる」から「反応できる」へ変わっていきます。
ただし、シャドーイングは間違ったやり方で行うと、なかなか学習成果が出ずに挫折しかねません。シャドーイングは以下の手順に沿って行ってください。
- 音声を聞き、内容がどのくらい理解できるかを確認する
- スクリプトと音声を照らし合わせ、内容と発音を確認する
- オーバーラッピング(音声に合わせてスクリプトを音読する)を5回程度行う
- 必要に応じてマンブリング(スクリプトを見ずに小声で音声を追いかける)を1〜3回程度行う
- シャドーイングを20回以上行う
- 録音と振り返りを行う
2日目以降は、上記の⑤と⑥を繰り返しましょう。
なお、2日目以降は30回以上を目安にシャドーイングを行ってください。
まとめ|褒める力は信頼構築の第一歩、耳づくりが土台
英語で自然に褒められる人は、相手の努力や価値を正確に拾い上げ、仕事も関係性もスムーズに動かします。けれど「知っている表現」を耳で拾えなければ始まりません。
弱形や連結を前提に聞き取り、口で再現する習慣――つまり耳づくりが必要不可欠です。フレーズのストックと同時に音声変化への慣れを進め、明日からの会話で「聞けた→言えた」を積み重ねていきましょう。
シャドーイングを習慣化したいと思った方には、シャドーイング特化型アプリ「シャドテン」をおすすめします。
シャドテンを使えば、英語のプロが毎日あなたのシャドーイング音声を聞き、音声変化を中心に添削して良かった点と改善点を具体的に返してくれます。教材は1,000本以上用意されているため、あなたのレベルに合った教材で学習を行えるのも大きなポイントです。
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