英語で仕事を進めるとき、「そもそもの目的が伝わっていない」と感じた経験はありませんか。背景やゴールが共有されないまま議論が進むと、時間もコストも無駄になります。
目的を明確に示す英語フレーズを習得し、相手の意図を正確に聞き取るリスニング力を磨けば、コミュニケーションの質は劇的に向上します。
本記事では「目的 英語 ビジネス」で検索する方の疑問を解消し、実践で使えるフレーズと学習法を具体的に紹介します。
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「目的」の基本英語表現
相手に迷いを与えないためには、シンプルかつ正確な目的表現を使うことが第一歩です。
「目的」を英語で適切に翻訳する
日本語の「目的」は purpose / objective / aim / goal / intention など複数の単語で表現できます。
- purpose は最も一般的でビジネス文書にも汎用的に使えます。
- objective は数値化しやすい目標やKPIに向く語。
- aim はややカジュアルで、社内メールや口頭説明で多用されます。
- goal は長期的・抽象的な到達点を示すとき便利です。
- intention は「意図」「狙い」のニュアンスが強く、交渉時に背景を説明する語として機能します。
上記のような複数の単語を状況に応じて使い分けることで情報の精度が高まり、相手の理解度を大きく左右します。
「目的は~です」を自然に言うフレーズ
「目的は〜です」と切り出すだけで相手は話のゴールを瞬時に把握できます。しかし直訳調だと硬すぎたり不自然だったりするもの。ここでは導入文として使いやすく、かつビジネスで違和感のない定番フレーズを厳選し、メールや会議ですぐ使える形で紹介します。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
Our purpose is to expand into the APAC market. | 目的はAPAC市場への進出です。 |
The objective is to reduce costs by 15%. | 目的はコストを15%削減することです。 |
Our goal is customer satisfaction. | 私たちの目的は顧客満足です。 |
We aim to finalize the contract by June. | 6月までに契約を締結することを目的としています。 |
The intention is to streamline the workflow. | 業務フローを効率化することが狙いです。 |
「~する目的で」を表す多彩な言い方
企画書やメールで「〜する目的で」と述べる場面は多々あります。ワンパターンの表現では説得力が薄れ、マンネリ感も生まれがち。ここでは言い換えを紹介しているので状況に合わせて使い分けてください。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
For the purpose of improving efficiency | 効率化する目的で |
With the aim of enhancing UX | UXを向上させる目的で |
So as to comply with regulations | 規制に準拠する目的で |
In an effort to boost sales | 売上を伸ばす目的で |
To this end, we will invest in R&D. | この目的のためにR&Dへ投資します。 |
「in order to」以外の目的表現
目的節と言えば in order to が定番ですが、繰り返し多用すると文章が単調になり、読み手の集中力を損なうおそれがあります。適度なバリエーションで文にリズムを与え、論理展開をスムーズにしましょう。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
To cut lead time | リードタイムを短縮するため |
So that we can meet the deadline | 期限を守れるように |
For increasing brand awareness | ブランド認知を高めるため |
Toward achieving carbon neutrality | カーボンニュートラル達成に向けて |
As a means of reducing risk | リスクを軽減する手段として |
ビジネスシーン別「目的」の伝え方
場面ごとに表現を最適化すると、メッセージの説得力が高まります。ここではメールやミーティング、会議で使えるフレーズを紹介しています。
メールで目的を簡潔に伝える表現
ビジネスメールは件名を開いた瞬間に要点が伝わるかで相手の対応スピードが変わるため、長い前置きは不要ようです。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
I’m writing to confirm the project scope. | プロジェクト範囲を確認するためご連絡いたしました。 |
This email is intended to request your approval. | 承認をお願いする目的のメールです。 |
We reached out to schedule a follow-up call. | フォローアップの電話を設定するためにご連絡しました。 |
I’d like to clarify our next steps. | 次のステップを明確にする目的です。 |
I’m contacting you to gather feedback on the draft. | 草案へのフィードバックをいただく目的でご連絡しました。 |
メール件名に目的を反映するコツ
大量メールに埋もれないためには件名で目的をクリアに示すことが必須です。件名に「目的+具体キーワード」を入れると開封率が上がります。
例:「Request for Approval: Q2 Budget」「Agenda Confirmation: May 15 Meeting」
最初に Action / Request / Reminder など行動を示す語を置き、続けて内容を簡潔に書けば、受信トレイでも一目で要件が伝わりますよ。
ミーティング・会議で目的を共有するフレーズ
会議は開始5分で目的が共有されないと議論が迷走したり、生産性が急落することも。ここでは冒頭挨拶とセットで使える表現を5選紹介しています。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
The purpose of today’s meeting is to align on deliverables. | 本日の会議の目的は成果物のすり合わせです。 |
Our goal today is to finalize the timeline. | 今日はスケジュールを確定することが目的です。 |
We’re here to review the budget proposal. | 予算案を検討するために集まりました。 |
Let’s focus on identifying key risks. | 主要リスクを特定することに集中しましょう。 |
By the end of this meeting, we should agree on next steps. | 会議終了時までに次のステップを合意しましょう。 |
Web会議で目的を明示する言い回し
オンライン会議は音声遅延や映像ラグで認識齟齬が発生しやすいため、目的を端的に伝えることが対面以上に重要です。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
Before we start, the objective is to sync on project status. | 開始前に、本日の目的はプロジェクト状況の共有です。 |
To keep this short, we’ll focus on Q&A. | 時間短縮のため質疑応答に集中します。 |
Our intention today is to resolve open issues. | 今日は未解決事項を解消することが目的です。 |
We aim to decide on the launch date. | リリース日を決定することを目標にしています。 |
So that we’re aligned, here’s the meeting purpose. | 認識を合わせるために、会議の目的を共有します。 |
プレゼン/企画書で目標を効果的に説明する方法
スライド1枚目で目的を示せるかどうかはとても重要です。もし曖昧だと聞き手は集中を失い、提案の説得力を削いでしまいかねません。
スライド1枚目に “Objective” セクションを設け、「背景・課題 → 目的 → 期待される効果」をワンフレーズで示すと聴衆の理解が速くなりますよ。
例:「Reduce onboarding time by 30% to accelerate revenue growth」
数値と行動をセットにすると説得力が増し、議論がズレにくくなります。
ドキュメント・レポートで目的を定義・報告する
日々更新される資料やレポートでは、目的を“一行で伝える力”が成果物の質を左右します。ここではプロジェクト開始からクロージングまで各種ドキュメントで使える具体策を整理します。
プロジェクト目的とKPIを英語で設定する
プロジェクト・チャーターの冒頭では、定量的なKPIを添えて目的を示すとチーム全体の方向性が固まります。
たとえば「Increase market share by 10% within FY2025」というように、数値・期限・範囲を盛り込むのが鉄則です。
KPIは “SMART(Specific, Measurable, Achievable, Relevant, Time-bound)” の枠で定義すると、レビュー時の議論がブレません。また、目的文には “so that” でビジネスインパクトを補足すると投資効果が一目瞭然になります。
要件定義書で目的を英文で明記するポイント
要件定義書(SRS)では、Purpose セクションに背景→課題→目的の順で記述すると読み手の理解がスムーズです。
目的文では “This document aims to …” と現在形で書き、利害関係者全員が共有するゴールを明示します。
続く “In scope / Out of scope” で範囲を区切り、KPIと紐付けることで要求漏れ防止に直結。さらに “Success Criteria” を列挙すれば、テスト計画や検収基準を設定しやすくなります。
定例報告で目的達成度を報告する表現
定例レポートは成果の可視化と次のアクション喚起が使命です。まず冒頭で目的を再掲し、進捗率やリスクを端的に示すことで、経営層の意思決定を加速させます。以下のフレーズを使えば、達成度の強調と今後の課題提示をバランス良く両立できます。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
We have achieved 70% of our objective this quarter. | 今期は目的の70%を達成しました。 |
The KPI is on track to meet the target by July. | KPIは7月までに目標を達成できる見込みです。 |
To date, we have reduced costs by 8%. | 現時点でコストを8%削減しました。 |
A key risk remains customer adoption. | 顧客導入が主要リスクとして残っています。 |
Next steps to reach the objective include user training. | 目的達成へ向けた次のステップはユーザートレーニングです。 |
クロージングで目的を再確認するフレーズ
プロジェクト終盤のクロージングでは、目的と成果の合致を関係者全員に確認してもらうことが重要です。下記のフレーズを使うと、達成状況を明確に示しながら残タスクへの合意も取り付けられます。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
We have met the original purpose outlined at project launch. | 当初掲げた目的を達成いたしました。 |
This deliverable aligns with our stated goal. | 本成果物は掲げたゴールと一致しています。 |
All KPIs have been fulfilled, confirming objective completion. | すべてのKPIを満たし、目的達成を確認しました。 |
Before we close, are there any outstanding objectives? | クローズ前に未完の目的はありますか。 |
Let’s document the lessons learned to support future objectives. | 今後の目的設定に活かすため教訓を記録しましょう。 |
質問・背景整理で目的を明確にする
相手の真意をつかみ切れないと、最適解は出せません。ここでは目的を掘り下げる質問力と背景整理のテクニックを紹介します。
相手に目的を尋ねる英語表現
会話の初動で目的を確認すると、議論がブレずに進みます。以下のフレーズは丁寧ながら核心を突けるため、社内外のやり取りで重宝します。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
Could you clarify the main objective of this request? | 今回のご依頼の主目的をお聞かせいただけますか。 |
What outcome are you aiming for with this project? | このプロジェクトで目指す成果は何でしょうか。 |
May I ask the purpose behind this change? | この変更の目的を伺ってもよろしいでしょうか。 |
Which goal should we prioritize in today’s meeting? | 本日の会議で優先すべきゴールはどちらでしょうか。 |
How will this initiative support our overall objectives? | この施策は全体目標にどう貢献しますか。 |
目的と背景を区別して説明する方法
多くのビジネス文書で混同されがちなのが「背景」と「目的」です。背景(Background)は現状・課題、目的(Purpose)は未来の到達点。説明時は “Because …, we aim to …” 構文を用いて因果を明示すると一文で整理できます。
さらに背景にデータや社外要因を添え、目的にKPIを組み込めば、説得力と測定可能性が同時に向上します。文書にも会話にも応用可能なフレームワークです。
相手のニーズと目的を英語で整理するコツ
ヒアリングでは、相手が直接口にしない“潜在ニーズ”まで引き出すことが鍵です。まず “What challenges are you facing?” と課題を聞き、続けて “How will solving this help your objective?” と関連付ける質問を投げると、ニーズと目的が一本化されます。ま
とめる際は “Need–Objective–Benefit” の順で箇条書きにし、Slackやメールで共有するとチーム全体の認識が即座に揃い、後工程の手戻りを削減できます。
コミュニケーション成功の鍵はリスニング力
いくら目的表現のフレーズを暗記し滑らかに発話できても、相手の言葉が聞き取れなければ議論はすれ違い、意思決定は停滞してしまいます。
リスニング力は「聞こえた音を即座に意味へ変換する脳内回路」の精度で決まり、これを鍛えるのに最適なのがシャドーイングです。
英語音声を数語遅れで追いかけて発話することで、①音声知覚と意味処理を同時並列で行うワーキングメモリが強化され、②リエゾンや弱形など英語特有の音声変化を身体感覚で習得し、③自分の発話を即フィードバックする自己校正サイクルが生まれます。
毎日30分継続すれば、相手の目的や意図をリアルタイムで把握できる「聞く力」が飛躍的に向上し、ビジネスの交渉力が格段に高まります。
<シャドーイングの基本的なやり方>
- スクリプトがついている短め(30秒~1分程度)の音源を用意する
- 音声のみを聞き大まかな内容を把握する
- スクリプトを見ながら音声を聞き発音や全体の意味を理解する
- 5回を目安にオーバーラッピング(スクリプトを見ながら音声と同時に発話)を行う
- シャドーイング(スクリプトを見ずにお手本音声の1~2語後を追うように発話)を行う(20回以上)
- 録音した自分の音声を聞き振り返りを行う
まとめ|目的表現とリスニング力でビジネス英語を制する
本記事では「目的」を示す基本フレーズからシーン別の応用例、そしてリスニング強化の重要性まで網羅しました。要点は ①状況に合った目的表現でゴールを明確化すること ②相手の発言を正確に捉えるリスニング力を磨くこと の2つです。
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英語特有の音声変化を中心に毎日プロが細部まで添削し、良かった点と改善点を即フィードバックしてくれるため、アウトプットとインプットを同時に強化できます。
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