海外の契約書や出張先のホテルで、「ここにサインをお願いします」と言われた経験はありませんか?
一見簡単に思える「サイン」という言葉ですが、英語では “sign” “signature” “autograph” など、場面によって使い分けが必要です。
さらに、ビジネスシーンでは “Please sign here.” のような定番表現だけでなく、相手に丁寧に依頼したり、書類の状態を説明したりと、幅広いフレーズを使いこなす必要があります。
この記事では、
- 「sign」と「signature」の違い
- シーン別「サイン」英語フレーズ
- ビジネスで失礼にならない言い方
- 「サインに関する英語表現」を使いこなすための方法
などをわかりやすく解説します。
英語でスマートに「サインをお願いします」と伝えられるようになりたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
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英語の「サイン」は2種類ある?“sign”と“signature”の違いを理解しよう
「サイン」という日本語を英語へ訳すときに、主に使われるのは“sign”と“signature”の2つです。
しかしこの2つの意味は同じではありません。ビジネス文書や海外出張で戸惑わないために、まずは基本の使い分けを押さえましょう。
“sign”は「署名する」動作を表す動詞
“sign” は「サインをする」「署名する」という動作を表す動詞です。
例:
- Please sign here.
(こちらにサインしてください)- Don’t forget to sign the contract.
(契約書に署名するのを忘れないでください)
動詞なので、後ろに書類や場所を続けて使うのが自然です。実際の会話でも “Could you sign this?” のように軽く依頼する表現がよく使われます。
“signature”は「署名そのもの」=名詞
一方、“signature” は「署名された文字」「サインそのもの」を指す名詞です。つまり、“sign” が動作、“signature” が結果です。
例:
- I need your signature here.
(こちらにあなたの署名が必要です)- The document doesn’t have your signature.
(この書類にあなたのサインがありません)
“signature” はフォーマルな印象があるため、契約書や銀行関係の文書で頻繁に登場します。
「名前を書く」“write your name”との違い
英語では “write your name” は単に「名前を書く」という意味であり、「正式な署名」とは異なります。
学校のテストや簡単な申込書などでは使えますが、契約書や公的文書では “sign” を使うのが正解です。
例:
- Please write your name.
(お名前を書いてください)- Please sign your name.
(署名してください)
両者のニュアンスを理解しておくと、フォーマルな場面でも安心です。
海外のフォームでの“Name”と“Signature”欄の違い
書類には “Name” と “Signature” の欄が並んでいることがあります。
“Name” は活字体で自分の名前を書く欄、“Signature” は自分のサイン(筆記体など)を書く欄を指します。
どちらも名前を書くものですが、意味と役割が異なる点に注意しましょう。
「サインしてください」を英語で丁寧に言うには?基本フレーズ集
書類や契約などで「サインをお願いします」と伝える場面では、言い方ひとつで印象が変わります。
ここでは、フォーマルからカジュアルまでよく使われる表現を紹介します。
ビジネス・契約書で使う丁寧表現
ビジネスでは “Please sign here.” が最も基本的でシンプルです。
もう少し柔らかく伝えたいときは “Could you please~” を使うと、より丁寧になります。
例:
- Please sign here.
(こちらにサインしてください)- Could you please sign the document?
(書類に署名していただけますか?)
カジュアルな場面での自然な言い方
職場や知り合いの間など、もう少しフレンドリーなトーンにしたい場合はこちらの言い方が適切です。
例:
- Can I get your signature?
(サインをもらえますか?)- Would you mind signing this?
(これにサインしてもらえますか?)
相手との関係性やシーンに応じて、フォーマル度を調整しましょう。
「サインをお願いします」「署名が必要です」を伝える表現
書類や手続きの説明時には、次のような表現も便利です。
例:
- Your signature is required.
(あなたの署名が必要です)- This form needs your signature.
(この書類にはサインが必要です)
書面やメールで使う場合にも自然です。
シーン別|「サイン」に関する英語例文集
ここからは、実際のビジネス・日常シーン別に使える英語例文を紹介します。
場面ごとの定番フレーズを押さえておくと、どんな状況でも落ち着いて対応できます。
① 契約・書類でのサイン
例:
- Please sign on the dotted line.
(点線のところにサインしてください)- Make sure all pages are signed.
(全ページに署名があることを確認してください)
契約書では “sign on the dotted line” が定番表現です。
② レストラン・ホテルなどの日常シーン
例:
- Please sign the receipt.
(レシートにサインをお願いします)- Could you sign the check, please?
(伝票にサインをお願いします)
出張中や海外旅行でも使える便利な表現です。
③ ビジネスメールでのサイン依頼
例:
- I would appreciate it if you could sign and return the document.
(ご署名のうえ、ご返送いただけますと幸いです)- Please find attached the agreement for your signature.
(ご署名いただくための契約書を添付しております)
どちらもビジネスメールで丁寧に「署名をお願いします」と伝える言い回しです。
④ 芸能人やイベントで「サインをもらう」
例:
- Can I have your autograph?
(サインをもらってもいいですか?)- She gave me her autograph.
(彼女のサインをもらった)
“autograph” は有名人のサイン限定で使われます。
⑤ 電子署名やデジタルサインを説明したいとき
例:
- Please provide your digital signature.
(電子署名をお願いします)- The document has been electronically signed.
(この書類は電子署名済みです)
IT・法務関連の業務にも役立つ表現です。
「サイン済み」「未署名」など関連表現も覚えよう
書類をやり取りする中で、「署名済み」「まだサインされていない」といった表現も頻出です。
これらを正しく言い分けられると、英語での報告ややり取りがスムーズになります。
“signed”“unsigned”などの形容詞表現
- a signed contract(署名済みの契約書)
- an unsigned form(未署名の書類)
このように “signed/unsigned” は形容詞として使われます。
「サインが必要です」を言い換える便利表現
- This needs to be signed by tomorrow.
(この書類は明日までに署名が必要です) - We’re waiting for your signature.
(あなたの署名をお待ちしています)
納期やタスクの進捗を伝える際にも便利です。
英語でサインを書くときのマナーとコツ
実際に英語でサインを書くとき、形式やルールを知っておくと安心です。
日本式との違いを理解し、スマートに対応しましょう。
英語署名の一般的なスタイル
英語のサインは「名 → 姓」の順で書くのが一般的です。
筆記体で書くことが多いですが、読めるかどうかは重要ではなく、むしろ個性を出すことが重視されます。
かっこいい英語サインを作るポイント
サインは「読めること」よりも「一貫して同じ形で書けること」が大切です。
筆記体や略字を取り入れて、自分らしい形を決めておくと良いでしょう。
「サイン」に関する英語を使いこなすには
ここまで紹介した表現を覚えただけでは、実際のビジネスシーンで自在に使いこなすことはできません。
英語の会話やプレゼンで登場する「サイン」に関する表現を本当に使いこなすためには、リスニング力が欠かせないのです。
ここでは、その理由と効果的な鍛え方を解説します。
リスニング力が必要な理由
サインを求めるにしてもサインをするにしても、まずは会話全体の流れや相手の意図を正確に理解できなければ、その段階にすら到達できません。
つまりリスニング力が弱いと、「サイン」という具体的なアクションを取る前の段階でやり取りが止まってしまうのです。
例えば、相手の話し方やニュアンスから「契約がほぼまとまり、あとは署名を残すだけ」という状況であることを聞き取れなければ、「We’ll send you the document for your signature later.(後ほど署名用の書類をお送りします)」といった“サイン”に関する英語表現を自然に使うことはできません。
相手がどの段階の話をしているのかを理解できるリスニング力があってこそ、適切なタイミングで「サインを求める・応じる」英語表現を使いこなせるのです。
リスニング力を鍛えるならシャドーイングが効果的
英語で「サイン」に関する表現を自然に使いこなすためには、前述の通り相手の依頼や説明を正確に聞き取り、その意図を素早く理解する力が欠かせません。
シャドーイングを英語学習に取り入れ、リスニング力を向上させましょう。
【シャドーイングとは】
聞こえた英語音声の1~2語後を、影のように追いかけて声に出す学習法です。スクリプトを見ずに耳だけを頼りに発話するため、実際の会話と同じような条件でリスニング力を鍛えることができます。
【シャドーイングの効果】
◆ 音声知覚の向上
シャドーイングを通じて「音と単語のつながり」を意識的に聞き取ることで、英語の音を単語やフレーズとして瞬時に認識する音声知覚が向上します。例えば “Please sign here.” や “Could you sign this?” といった依頼表現も、音を聞いた瞬間に単語・フレーズが浮かぶようになります。
◆ リスニング力の底上げ
音声知覚が鍛えられると、リスニング全体の処理スピードが向上します。
「音を聞く→単語を理解する→文全体を把握する」というプロセスがスムーズになり、会話中でも相手の意図を逃さず理解できるようになるからです。
◆ スピーキング力の向上
相手の話を素早く理解できるようになると、自身の言いたいことをまとめる余裕が生まれます。その結果、スピーキング力向上にもつながります。
◆ 発音・リズム感の改善
ネイティブの抑揚やリズムを真似る過程で、英語特有の音の変化にたくさん触れます。それにより、相手に聞き取ってもらいやすい発音を身につけることが可能です。
このようにシャドーイングは、コミュニケーションに必要な要素を鍛えるのに最適なトレーニングなのです。

まとめ|サイン英語を理解してビジネスの信頼を高めよう
英語での「サイン」は、“sign(動作)”と“signature(署名)”の2つを理解することが出発点です。シーン別フレーズを押さえ、相手に合わせて自然に使い分けられれば、国際的なビジネス現場でも信頼感が高まります。
そして本当に「使える英語」を身につけるためには、耳から慣れることが欠かせません。
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さらに、AB再生・スピード調整・スクリプト表示切替など、シャドーイングに最適化された機能が充実しており、自分のペースでストレスなくトレーニングできます。
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