- 異動が決まったけれど、どのように挨拶をすれば好印象を与えられるかな…
そんな悩みをお持ちではありませんか。
英語での異動の挨拶はなかなかする機会がなく、意外と取り組みにくいと感じている人は多いものです。
この記事を読めば
- 異動の挨拶(スピーチ・メール)を成功に導くコツ
- 異動の挨拶(スピーチ・メール)で使える表現やテンプレ
- 挨拶からコミュニケーションへつなげるための学習方法
などがわかりますよ。
自信をもって挨拶をし、次の部署でもスムーズに業務をこなしたい方は、ぜひご一読ください。
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【異動の挨拶】英語スピーチを成功へ導く2ステップ
「書けばいい」「話せばいい」だけでは、気持ちの伝わる挨拶にはなりません。
目的を押さえ、型を覚え、聞く力を磨く――この2ステップで、あなたのメッセージは確実に相手に届きます。
ステップ① 目的と相手を明確化する
異動決定後の挨拶のゴールは「関係の継続」です。
社内チームか、海外クライアントか、相手の立場を想定して以下を整理しましょう。
チェック項目 | 解説 | 例文 |
---|---|---|
目的 | 感謝・報告・今後の協力依頼──どれを主軸にするかでトーンが変わる。 | I truly appreciate your support over the past three years. (過去3年間のご支援に心より感謝いたします) |
聞き手 | 上下関係・文化圏・英語力を想定し、敬語の度合いと単語レベルを調整。 | Dear Executive Team, (役員各位へ) |
情報量 | 詳細を語るか要点のみか。概要→詳細の順で段落を分けると読みやすい。 | I will be relocating to our Singapore office as of September 1. (9月1日付でシンガポール支社へ異動します) |
ステップ② メール/口頭スピーチの型を押さえる
スピーチもメールも“型”を覚えることで、落ち着いて自分の言いたいことを表現できるようになります。
以下の型をおさえましょう。
メールの黄金フォーマット
◆件名 – 15語以内で要点を明示
Subject: Internal Transfer to the Marketing Division
◆挨拶 – 相手との距離感を反映
Hi Team, / Dear Valued Partner,
◆感謝 – まずは労いと言及
Thank you for your continued trust and cooperation.
(皆さまのご協力に感謝申し上げます)
◆異動理由 – ポジティブ&簡潔
I have been given the opportunity to broaden my expertise in digital marketing.
(デジタルマーケ領域で専門性を広げる機会を得ました)
◆今後 – 協力依頼や抱負
I look forward to working with you from this new position.
(新しい立場でも引き続きよろしくお願いします)
◆連絡先 – 後任者紹介もセット
Ms. Aiko Suzuki will take over my duties. She can be reached at…
(鈴木愛子さんが私の業務を引き継ぎます。連絡先は……です)
口頭スピーチの流れ
パート | 目的 | 例文 |
---|---|---|
導入 | 聞き手を引き込む | Good afternoon, everyone. (皆さん、こんにちは) |
感謝 | これまでの支援に謝意 | Your guidance has been invaluable. (皆さんのご指導は計り知れない価値がありました) |
成果共有 | 信頼を補強 | Together we achieved a 25% sales growth last year. (昨年は売上を25%伸ばすことができました) |
抱負 | 今後への期待 | I’m excited to tackle new challenges in R&D. (R&D部門で新たな挑戦に取り組むのが楽しみです) |
締め | 関係継続の呼びかけ | Let’s stay connected and keep the momentum going. (今後も連携し、この勢いを維持しましょう) |
【完全テンプレ】異動挨拶メールを英語で書く――件名・書き出し・締めまで
メールは“読まれた瞬間”が勝負です。件名と冒頭で要点を提示し、退職と誤解させない表現を散りばめれば、開封率と信頼度が同時に上がります。
以下を参考にわかりやすく伝わりやすい異動の挨拶メールを書きましょう。
件名パターン:転勤・昇進・部署変更別
メールは件名だけで内容を推測されるため、「誰が・どうなる・いつから」を15語程度で示すのが鉄則です。
数字や役職名を入れると検索性も高まります。
シチュエーション | 件名例 | 補足ポイント |
---|---|---|
部署変更 | Subject: Notice of Internal Transfer | “Transfer” という単語で「社内異動」を即伝達。部署名を続けても良い。 例:Notice of Internal Transfer—Marketing Division |
海外赴任 | Subject: Relocation to London Office | “Relocation” は勤務地変更を明確に示す語。都市名まで書くと相手のイメージが具体化する。 |
昇進 | Subject: Appointment as Sales Director | “Appointment” は役職就任の定番ワード。役職名を正式表記するとフォーマル感が増す。 |
書き出しの定型句&フォーマル度の調整方法
冒頭の一文で「関係性」を誤らないことが挨拶メールの成否を分けます。
社外・目上には敬称を付け、社内・同僚には温度感を下げてフランクに書き出しましょう。
フォーマル度 | 書き出し例 | 使う場面 |
---|---|---|
カジュアル | Hi Team, | 同じ部署・プロジェクトチーム |
セミフォーマル | Dear Colleagues, | 社内だが部署が離れている場合 |
フォーマル | Dear Valued Partner, | 主要取引先や役員クラス |
本文フレーム:感謝▶異動理由▶今後▶連絡先
“Why, What’s next, How to reach me” の順番で書くと、読み手に「行動指針」が伝わりやすくなります。
◆感謝 – まず過去の協力をねぎらう
Thank you for your unwavering support over the past two years.
(過去2年間の揺るぎないご支援に感謝いたします。)
◆異動理由 – 前向きかつ簡潔に
I will be transferring to the Marketing Division to broaden my expertise in digital strategy.
(デジタル戦略の専門性を広げるため、マーケティング部門へ異動いたします。)
◆今後 – 抱負と協力依頼
I look forward to collaborating with you from this new position.
(新しい立場からも引き続きご一緒できることを楽しみにしています。)
◆連絡先 – 後任者紹介や自分の新アドレスを記載
My new email will be ken.sato@company.com effective August 1.
(8月1日より新メールアドレスは ken.sato@company.com となります。)
後任者の紹介と連絡先変更を英語でスマートに伝える
後任者を紹介する際は「信頼できる」「すぐ連絡可能」の2点を押さえると安心感が増します。
要素 | フレーズ例 | ポイント |
---|---|---|
後任者紹介 | Ms. Yuki Tanaka will succeed me as Account Manager. (田中優希がアカウントマネージャーを引き継ぎます。) | “succeed me” はフォーマルで明確な言い方。 |
連絡誘導 | Please feel free to reach out to her at y.tanaka@example.com. (ご連絡は y.tanaka@example.com までお気軽にどうぞ。) | “feel free” を入れると心理的ハードルを下げられる。 |
ワンポイント:退職と誤解させない言い回し
異動の挨拶の際は、誤解を与えないようにニュアンスに気を付けて書きましょう。
“moving on” や “leaving the company” は退職ニュアンスが強いので要注意です。transfer や relocate を選び、「会社に残る」ことを明言します。
NGワード | 改善フレーズ | 効果 |
---|---|---|
I’m moving on to new opportunities. | I’m excited to relocate to our London office. | 「退職」→「社内異動」に意味が明確化 |
After I leave, please contact… | While I transition to my new role, please contact… | “leave” を避け、継続性を示唆 |
役職・部署名の正式英語表記&略語集
せっかく気持ちのこもった挨拶のメールを書いても、役職や部署名を間違ってしまったら台無しです。
以下の表を参考に、正しい英語表記・略語を用いましょう。
日本語 | 英語 | 略語 | 説明 |
---|---|---|---|
営業部 | Sales Department | SD | セールス組織全般 |
総務部 | General Affairs | GA | 社内管理部門 |
マーケティング部 | Marketing Division | – | “Division” で部門を示すとフォーマル |
研究開発部 | Research & Development | R&D | 技術系によく使う |
情報システム部 | Information Technology Department | ITD | “IT” だけでも通じる |
人事部 | Human Resources | HR | 採用・労務を含む |
部長 | Division Manager | – | “Head of 〜” も可 |
次長 | Deputy Manager | – | “Associate Director” も可 |
【シーン別例文】異動の挨拶で使える英語スピーチ例&表現
異動のスピーチをする際も、メールでの挨拶と同じく型をおさえることで、人前でも落ち着いて挨拶することができます。
異動の挨拶で使えるスピーチ例と表現をご紹介します。
短いスピーチ(30秒)例:朝会・社内チーム向け
30秒スピーチは「①挨拶→②感謝→③要点→④協力依頼」の4つの要素で完結させると、聞き手の集中が途切れません。
- 挨拶:時間帯+呼びかけ
- 感謝:期間・具体的サポートを1つだけ述べる
- 要点:異動先・着任日など“WHAT”を明確化
- 協力依頼:今後の連絡手段を示し、関係継続を促す
<例>
Good morning, everyone. Thank you for helping me launch the ABC project last quarter. I’ll be moving to the Marketing Division next Monday, but I’m just a Slack ping away. Let’s keep the collaboration going!
(おはようございます。先のABCプロジェクトでご協力いただき、ありがとうございました。来週月曜からマーケティング部に異動しますが、Slackですぐ連絡が取れます。これからもよろしくお願いします!)
長めスピーチ(2分)例:送別会・社外取引先向け
数字や具体例を織り込むことで「異動後も信頼できる人」という印象を強められます。
導入→感謝→成果→抱負→締めの構成が鉄板です。
1. 導入
Good evening, distinguished guests and colleagues.
(皆さま、こんばんは。)
2. 感謝
I’d like to begin by expressing my heartfelt gratitude for your partnership over the past five years.
(まずは過去5年間のご支援に心より感謝申し上げます。)
3. 成果
Together, we achieved a 40 % revenue increase and successfully launched three joint products across Asia.
(皆さまと共に売上を40%伸ばし、アジアで3つの共同製品をリリースできました。)
4. 抱負
From next month, I will relocate to our London office to broaden my expertise in global strategy. I’m eager to leverage this experience to add even more value to our partnership.
(来月からロンドン支社に異動し、グローバル戦略の専門性を広げてまいります。この経験を活かし、さらに価値ある協力関係を築く所存です。)
5. 締め
Let us stay connected and explore new opportunities together. Thank you once again, and I look forward to our continued success.
(今後も連絡を取り合い、新たな機会を共に模索しましょう。改めて感謝申し上げるとともに、さらなる成功を楽しみにしています。)
ポジティブな異動理由の英語表現リスト
ただ異動を報告するだけでは、ネガティブな印象を与えてしまう場合もあります。
以下のような表現を使い、異動の理由がポジティブなものであることを伝えましょう。
フレーズ | 使える場面 | 例文 |
---|---|---|
seek new challenges | 新規プロジェクト挑戦 | I’m seeking new challenges in product innovation. (製品開発で新たな挑戦を求めています。) |
broaden my expertise | 専門領域拡大 | The transfer will help me broaden my expertise in digital marketing. (この異動でデジタルマーケの専門性を広げられます。) |
contribute from a different angle | 視点変更で貢献 | I hope to contribute from a different angle by joining the R&D team. (R&Dチームに参加し、別角度で貢献したいと考えています。) |
enhance cross-cultural collaboration | 海外赴任 | Relocating to Singapore will allow me to enhance cross-cultural collaboration. (シンガポール赴任で異文化協働を強化できます。) |
挨拶後こそリスニングが重要:異動先・送別会での英語コミュニケーション術
異動の挨拶が済んでも、そこで終わりではありません。挨拶後の送別会や移動先での新規業務で、むしろ英語でコミュニケーションをとることも増えるはずです。
挨拶後こそリスニング力が大切な理由と、リスニング力向上の方法を解説します。
会話の起点は“聞く力”──誤認コストとタイムロスを防ぐ
英会話の起点は「リスニング」です。相手の言っていることが理解できてこそ、それに適切に反応することができます。逆に聞き取れなければ、いくら文法学習等に力を入れても宝の持ち腐れになってしまうもの。
またリスニング力不足は誤認コストとタイムロスを発生させます。
例えばadapt と update、fifteen と fifty を取り違えるだけで、報告書を作り直したり会議をやり直したりと大きな時間損失が生まれる可能性があるのです。
この「誤認コスト」は本人だけでなくチーム全体の生産性を下げる見えない経費です。メール1通、会議5分の聞き返しが日々積み重なれば、年間で何十時間も失われることも。
会話の起点は「リスニング」これを意識しながら英語学習に取り組みましょう。
リスニング力向上の鍵はシャドーイング
リスニング力向上におすすめなのが、シャドーイングです。
シャドーイングは、流れてきた英語を1~2語遅れでそっくり真似るトレーニング。耳で捉えた音を即座に意味へ変換し、さらに口で再現する過程を同時に回すため、リスニング力向上はもちろん、発音も副次的に並行して鍛えられます。
例えば/ɪts/ の弱形や語尾 t の脱落など教科書に載らない音声変化を自分の声で再現できるまで繰り返せば、会話のスピードについていける“回路”が完成し、次の質問が来ても間を空けずに返答できるようになります。
商談や会議での聞き返しが激減し、スムーズに業務が回せるようになるのもメリットです。
まとめ|異動の英語での挨拶をしっかり締めて次のステージへ――まずはシャドテンでリスニング習慣を!
異動の挨拶は、メールもスピーチも「型」を覚えることで取り組みやすくなります。前述の例文などを参考に、気持ちのこもった伝わりやすい挨拶をしましょう。
一方で、挨拶は次へのステップの最初の一方でもあります。新業務や歓送迎会で、英語でコミュニケーションをとることも増えるはずです。
英会話の起点である「リスニング力」を鍛え、スムーズに乗り切りましょう。
リスニング力向上におすすめなのが、シャドーイングに特化したアプリ「シャドテン」です。
シャドテンには以下のような特徴があり、毎日続けることでビジネスシーンに必要なリスニング力や発話力を効果的に鍛えることができます。
【シャドテンの特徴】
◆プロによる毎日の添削
シャドテンでは、毎日プロから英語の音声変化、発音、イントネーションに関するフィードバックが提供されます。自分の発音の良い点や改善すべき点を具体的に知ることができるため、自己流で学んでいるだけでは見逃しがちなポイントをしっかり修正できます。独学で学ぶより、はるかに効率的にリスニング力向上が可能です。
◆1000以上の教材
さまざまなシチュエーションや4つの異なるアクセントを網羅した1000以上の教材が用意されています。これにより、実際の会話でよく使われるフレーズや表現を、異なるアクセントで学べます。
◆シャドーイングに最適な機能
シャドテンには、AB再生(繰り返し再生機能)やスピード調整機能、スクリプト表示切り替え機能など、シャドーイングを効果的に行うための豊富な機能が搭載されています。これらの機能を使いながら、自分のペースでスピーキングの練習ができ、発音やリズムの改善が図れます。
シャドテンでは7日間の無料体験も実施しているので、この機会にぜひお試しください!
また、当社公式LINEの「友だち追加」をしてアンケートにお答えいただくと「リスニング力向上に役立つWeb book」が受け取れます。 リスニングに役立つ情報もLINEで配信していますので、ぜひこの機会にご登録ください。

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