英語で商談や会議に臨むたび、「聞き取れずに返事が遅れた」「言いたいことが咄嗟に出てこなかった」という経験はありませんか。
原因はスピーキングだけを鍛え、リスニングを後回しにしていることかもしれません。
本記事では「聞く力=話す力」という視点で、シーン別の必須表現と同時強化の学習法を解説します。読み終える頃には、英語をより自分のものにしている自分を想像できるようになっているでしょう。
※シャドテンラボおよびシャドテンは、株式会社プログリットによって運営されています
リスニング力を上げたいけどどうしたらいいかわからない・・という方へ。
当社のLINE公式アカウントで簡単なアンケートにお答えいただくと、無料で『リスニング力を飛躍的に上げる英語学習法』のWeb bookをプレゼント。




下のボタンからぜひ「友だち追加」をお願いいたします!

はじめに:結論は「スピーキング=リスニング」
英語が口から出てこない理由はたくさんありますが、その中でも大きいのが、頭の中で「聞き取れない音」を再現しようとしているからです。
発音や語順をいくら練習しても、相手の英語が聞こえなければ即応できません。つまりスピーキング力はリスニング力と表裏一体。シャドーイングのように「耳→口」を同時に鍛えるトレーニングこそ、最短で成果につながります。
シーン別|ビジネスマンが直面する課題と必要表現
英語を使う場面は多岐にわたります。まずは代表的なシーンを整理し、そこで求められるフレーズを押さえましょう。
自己紹介&スモールトークで関係構築したい
初対面の印象は数十秒で決まります。相手のバックグラウンドに好奇心を示しつつ、自分の強みを短く提示できるとその後の商談もスムーズです。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
I’m in charge of product strategy for the APAC region. | 私はAPAC地域の製品戦略を担当しております。 |
Could you tell me what brings you to Tokyo this time? | 今回東京にいらした目的をお伺いしてもよろしいですか。 |
It’s a pleasure to finally put a face to the name. | お名前は存じ上げておりましたが、直接お会いできて光栄です。 |
We’re based in Osaka, but we have offices worldwide. | 本社は大阪ですが、世界各地に拠点があります。 |
How are you finding the conference so far? | これまでのところ、今回のカンファレンスはいかがですか。 |
社内ミーティングで意見を的確に伝えたい
会議では「結論 → 根拠 → 提案」の順で発言すると理解されやすくなります。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
To sum up, we should prioritize the U.S. market next quarter. | 要するに、次の四半期は米国市場を優先すべきです。 |
My main concern is the limited budget for marketing. | 私の主な懸念はマーケティング予算が限られている点です。 |
From a timing perspective, this plan is feasible. | スケジュール面から見ても、この計画は実現可能です。 |
Could we align on the key metrics before moving forward? | 進める前に主要指標を共有しておけますか。 |
I’d like to add to what Tom mentioned earlier. | 先ほどトムが述べた点に補足させてください。 |
Web/電話会議で議論を円滑に進めたい
オンラインでは音声遅延やノイズ対策が必須。発言の切れ目を示すフレーズを使うと相手に配慮できます。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
Could you mute when not speaking to reduce background noise? | 発言していないときはミュートにしていただけますか。 |
Just to recap, we agreed on Option B. | 確認ですが、オプションBで合意しました。 |
There seems to be a slight lag. Let me repeat that. | 少し遅延があるようなので、繰り返しますね。 |
I’ll share my screen in a moment. | すぐに画面を共有いたします。 |
Can everyone see the slide labeled “Q3 forecast”? | 「Q3 forecast」と書かれたスライドをご覧になれますか。 |
商談・交渉で信頼と成果を勝ち取りたい
数字と条件を明確に示し、譲歩ラインを事前に決めておくと交渉がブレません。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
We’re prepared to offer a 10 % discount for orders over 1,000 units. | 1,000台以上のご注文で10%の値引きをご提示できます。 |
Could you walk me through your decision-making process? | 御社の意思決定プロセスをご説明いただけますか。 |
Our best alternative would be to push delivery to July. | 代替案として、納期を7月に繰り延べることが可能です。 |
Let’s aim for a win-win outcome on both pricing and timeline. | 価格と納期の両面でウィンウィンの結果を目指しましょう。 |
To be transparent, our margins are already tight. | 正直申し上げると、当社の利益率はすでにギリギリです。 |
プレゼンで説得力を最大化したい
要点を3つに絞り、視覚資料とストーリーラインを連動させると記憶に残ります。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
Let me kick off with a quick overview of today’s agenda. | まず本日のアジェンダを簡単にご紹介します。 |
As you can see from this chart, demand has doubled in two years. | この図のとおり、需要は2年で2倍に伸びています。 |
The key takeaway is that user retention drives profit. | 重要なポイントは、ユーザー維持が利益を生むということです。 |
I’d be happy to address questions at the end. | ご質問は最後にまとめてお受けします。 |
In short, we’re confident this solution will reduce costs by 15 %. | 結論として、このソリューションで15%のコスト削減が可能です。 |
メールで丁寧かつ簡潔に意思疎通したい
件名と冒頭で要点を提示し、目的・行動依頼を明確に示すのが鉄則です。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
Subject: Action Required – Q2 Budget Approval | 件名:対応依頼―第2四半期予算承認 |
I’m writing to confirm the revised timeline for Project Delta. | プロジェクト・デルタの改訂スケジュールを確認したくご連絡しました。 |
Please let me know by Friday if the proposal meets your expectations. | この提案で問題ないか、金曜までにご一報ください。 |
I’ve attached the updated spec sheet for your review. | 更新済み仕様書を添付いたしますので、ご確認ください。 |
Thank you in advance for your prompt attention. | 迅速なご対応をよろしくお願いいたします。 |
トラブル・クレームを英語で的確に処理したい
事実確認→お詫び→解決策提示の3ステップで信頼を保ちます。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
We sincerely apologize for the inconvenience caused. | ご不便をおかけし、心よりお詫び申し上げます。 |
Could you provide the order number for verification? | 確認のため、ご注文番号を教えていただけますか。 |
We can arrange a replacement at no additional cost. | 追加費用なしで交換品を手配いたします。 |
To prevent recurrence, we will review our QC process. | 再発防止のため、品質管理プロセスを見直します。 |
Thank you for bringing this to our attention. | ご指摘いただき、ありがとうございます。 |
海外出張・異文化マナーで失礼を避けたい
海外では時間感覚や合意形成のスピードが国ごとに異なります。
出張前に相手国の祝日やビザ要件を確認し、会議では「沈黙=拒否」ではなく「検討中」の合図と受け取る文化もあることを理解しておきましょう。
お土産や接待ではアルコールを好まない相手への配慮が必要な地域もあり、「郷に入っては郷に従え」の姿勢が信頼構築の第一歩です。
リスニング×スピーキングを同時に伸ばす学習戦略
英語力を最短距離で伸ばすには、耳と口を切り離さずトレーニングすることが鍵です。ここでは「聞く→話す」を一体化させる4つのアプローチを紹介します。
シャドーイングで音声知覚と発話を一気に鍛える
シャドーイングは、流れてくる英文音声を数語遅れてそのまま復唱する練習法です。ネイティブの音声をそのまま真似するので、英語特有の音の変化にたくさん触れることができるため、音声データが蓄積され、結果、英語の音声知覚(どの音がどの単語であるか認識する能力)が飛躍的に向上します。
同時に、舌や口の筋肉が英語のリズムを覚えるため発音も矯正され、会議や商談で即応できる“自動処理”の回路ができあがります。
<シャドーイングの基本的なやり方>
- スクリプトがついている短め(30秒~1分程度)の音源を用意する
- 音声のみを聞き大まかな内容を把握する
- スクリプトを見ながら音声を聞き発音や全体の意味を理解する
- 5回を目安にオーバーラッピング(スクリプトを見ながら音声と同時に発話)を行う
- シャドーイング(スクリプトを見ずにお手本音声の1~2語後を追うように発話)を行う(20回以上)
- 録音した自分の音声を聞き振り返りを行う
オンライン英会話+録音
オンライン英会話は実践の場として最適ですが、「レッスンの受けっぱなし」では定着しにくいのが難点です。
レッスンを録音し、自分の発話を後から聞き返してみましょう。発音の癖や沈黙の長さが客観的に把握でき、「どこで聞き取れず詰まったか」が可視化されます。
また講師が使用したフレーズで普段自分は使わないような言い回しなどもノートに書き留めておき、次のレッスンで使用するように意識するなどすると語彙も自然増えていくでしょう。
目的別アプリ・教材の選び方(語彙/発音/業界用語)
用途が異なれば最適アプリも変わります。語彙を増やすならSRS搭載の単語アプリで“忘却曲線”対策を、発音矯正なら音声波形や他の形で発音を示してくれるツールを使用するのがおすすめです。
ビジネスだったら、普段の身の回りにある資料やネットで見れる企業の一般向け報告書などを使用するだけで簡単に業界用語に触れることができます。
学習継続のコツとモチベーション維持術
継続の最大の敵は「成果が見えない期間」です。
週ごとに到達目標(例:WPM+10、語彙+50)を設定し、達成したら可視化できるチェックリストに記録しましょう。
さらに、同僚や学習コミュニティで進捗を共有すると“適度なプレッシャー”が生まれ、離脱率が激減します。1日30分でも「同じ時間・同じ場所」で学習する習慣化が成功の近道です。
まとめ|聞ける力があるからこそ、伝わる英会話へ
ビジネス英会話で成果を出すカギは、リスニングとスピーキングを切り離さず鍛えることです。シャドーイング、録音フィードバック、目的別教材、習慣化――これらを組み合わせれば、相手の意図を即座に理解し、自信を持って発話できるようになります。
そこでおすすめなのがシャドーイング特化型アプリシャドテンです。プロ講師が英語特有の音声変化を中心に毎日添削し、良かった点と改善点を即フィードバック。4つのアクセントに対応した1,000以上の教材、AB再生・速度調整・スクリプト表示切替など学習効率を最大化する機能がそろっています。
リスニングとスピーキングを同時進化させたい方は、まずは無料体験で「聞ける×話せる」を実感してみてください。
また、当社公式LINEの「友だち追加」をしてアンケートにお答えいただくと「リスニング力向上に役立つWeb book」が受け取れます。 リスニングに役立つ情報もLINEで配信していますので、ぜひこの機会にご登録ください。

シャドテンオリジナルWeb book『究極のリスニング学習法』をプレゼント!!
全5問のアンケートに答えるだけで無料でGETできるので、ぜひ友だち追加してみてくださいね。
- 最新のリスニングTips
- リスニング診断
- 限定セミナー情報
など、リスニング力を上げたいあなたにピッタリなお役立ち情報を配信中です。